「家事育児に快適な生活動線とずっと愛せるテイストでつくる、穏やかな家」 by f.さん

「家事育児に快適な生活動線とずっと愛せるテイストでつくる、穏やかな家」 by f.さん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、和と洋のエッセンスをミックスしたインテリアづくりをされているf.さんと、そのお宅をご紹介していきます。自分らしさを表現するこだわりや、暮らしやすさの工夫などじっくりと紐解いていきましょう。

今回ご紹介するのはこの方です!

夫と私と2歳の娘の3人で、2LDKの小さな家に住んでいます。夫婦ともに平日フルタイムで働く会社員なので、家事育児のしやすい動線にこだわった家づくりをしました。歳をとっても良いなぁと思えるものを集めています。

何でもない日も愛おしく思える暮らし

流行り廃りのない、ずっといいなと思える空間

f.さんご家族が暮らすのは、2LDKの2階建てです。お住まいの中は木の温もりが満ち、ほんのりとレトロな雰囲気も漂う穏やかな空間。梁を見せ高さを出した天井と、ロースタイルの家具でまとめたコーディネートでゆったり開放的に演出されているのが特徴です。また、こだわりは和と洋の好きなところを取り入れることだとf.さんは語ります。例えば、座卓のダイニングテーブルが醸し出す昔ながらの日本独特の趣と、その上に垂れる照明のどこかモダンな洋の趣、意外だけれどなんだかいい感じ……こんな風に組み合わせの妙を楽しむのがf.さん流です。

また、素材やデザイン選びでは、これから長い時間を過ごしていく家だからこそ歳を重ねても『いいな』と感じられることを意識したそうです。憧れのスタイルやモチーフがたくさんある中、選ばれたのは流行り廃りなく、ずっと暮らしと気持ちに寄り添う落ち着いたものが中心。そこに今の自分たちらしさを投影することで、いつまでも飽きの来ない変化に柔軟な家となります。

選ぶ楽しみも大切にした、お気に入りの場所

キッチンは、お住まいの中でもとっておきだと話してくれた場所です。杉板のカウンター越しに覗く背面収納が絵になりますね。『見せたいところは見せられて、隠したい部分は隠せるのが良いです』とf.さん。

では、隠れているところは?と内側に回ると、隠れているのがもったいない、活き活きと動きまわれそうな全貌がありました。奥にはパントリーもある、包容力抜群のキッチンです。

どこをとっても魅力的なキッチンですが、f.さんイチオシはイタリアンタイルが印象的な背面。『可愛いタイルも気になったけれど、歳をとっても好きでいられるように』と、このちょっと渋めのグリーンに決めたのだそうです。結果的に、その渋さがお気に入りの器や調理器具の表情をより引き立たせる背景になっているのが素敵です。ここに並ぶものたちを眺めながら、『今日は何を使おう』と思いを巡らせるのが愛おしい時間だと教えてくれました。

味わいはほどほどの生活感で……

f.さん宅を拝見していると、オープン収納が多めなことに気が付きます。それは、f.さんが『ほどほどの生活感』を大切にインテリアづくりをされているからでした。こちらは、階段下のスペースです。扉をつければ納戸代わりにもなりますが、あえてオープンにしてワークスペースとされています。ほんのりとおこもり感がありつつも、背後に家族の気配を感じられるこの場所は、安心して作業に没頭できる空間ではないでしょうか。

オープンな収納には、その時その時のご家族の様子が映し出されます。お子さんの手の届く位置におもちゃや絵本があったり、逆に手の届かない場所に小物やあまり触れて欲しくないものがあったり……家族の成長に合わせて、ゆるやかに少しずつ変化していくのも楽しみのひとつです。こうして、当たり前に日々訪れる普段を大切に、心地よく育むf.さんの暮らしは、いつまでもきっと飽き知らず。ぜひ、コーディネートの工夫や収納のやりかたなど、今後もチェックしてみてください。素敵なアイデアをもらえるはずです♪

f.さん邸の間取り図

f.さん宅は、2階建て2LDKの間取りです。玄関からLDKに入ると、左右にリラックスする生活空間と家事にまつわる水まわりや収納に分かれているのが特徴的。共働きのご夫婦が、スムーズに小回り良く家事育児をこなしやすい計算された動線も、穏やかな暮らしづくりに欠かせないベースです。

f.さんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

f.さん

特にこれといったテーマはありません。しいて言えば、和と洋それぞれの好きな部分を取り入れるようにしていることでしょうか。基本はシンプルに白い壁と木で揃えて、全体のアクセントとして流行り廃りがなさそうなデザインのタイルを、台所と洗面所に貼ってもらいました。タイル選びは家づくりで1番楽しかったです。

また、我が家は吹き抜けをつくりませんでした。そこで、圧迫感がでないよう家具をロースタイルで揃えたのも特徴かと思います。個人的にはほどほどの生活感がある方が好きなので、ディスプレイ込みのオープンな収納が多いです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

f.さん

古道具や食器が好きなので、週末に古道具屋さんや器屋さんをめぐるのが楽しみです。収納や生活雑貨は無印良品やUnico、KEYUKAなどを見ることが多いです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

f.さん

買った物ではありませんが兄夫婦から貰った電動ミルが、インテリアとしてもレトロで気に入っています。自分で買ったものだと少し前になるのですが、洗面所の洗濯物を入れるカゴが気に入っています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

f.さん

夫婦ともに平日フルタイムで働いており、帰宅後や休みの日に家事をこなさなくてはなりません。小さい家なりに家事動線にはこだわって家づくりをしました。台所とパントリーと洗面所で、毎日の家事が完結できるようになっています。お掃除ロボットやガス乾燥機など、時短できる家電も積極的に取り入れました。

そして、私たちはどちらかと言うと面倒くさがり。収納は細かくせず、パントリーなどは大体整理されていればOK!と、手を抜いています。ちなみに棚はほとんどが可動棚です。子供の成長に合わせて、自分でできることには手が届きやすいようにしたいと考えています。最近は、保育園の支度や洗濯物の片付けができるようになったので、子供の棚に動物の顔を描いたマスキングテープを貼り付けて『うさぎさんのとこに入れて〜』とお手伝いしてもらっています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

f.さん

間取りを見るのが昔から好きなので、間取り特集などやっていただけると嬉しいです。こだわりポイントとかも聞いてみたいです。

f.さんのお部屋ギャラリー

クリックすると大きいサイズでみることができます。


f.さんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

最近見た商品

リラックス空間を作る癒しの照明アイデア集

関連記事

RoomClipショッピングの関連リンク