「こだわりの日用品と工夫で導く、あたたかく快適なカフェ風キッチン」 by kaochiさん

「こだわりの日用品と工夫で導く、あたたかく快適なカフェ風キッチン」 by kaochiさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回ご紹介するのは、郷愁をくすぐるレトロ感を今っぽく楽しむインテリア作りをされているkaochiさん宅のキッチンです。賃貸でも諦めない工夫やいい雰囲気を作るこだわりをたっぷりお伺いしていきます。

田舎の山奥での暮らしを楽しんでいます。賃貸の平家で大きな物置と広いお庭つき。周りにはほとんど民家がないのでカーテンも不要なぐらいです。ここでの生活は気にいってますが、庭の木の実はヒヨドリに、花や野菜は鹿に食べられてしまうのが辛いところです。日々をできるだけ気持ち良く暮らせたらと、いろいろ工夫しています。壁紙を張り替えたり、ペンキを塗ったり、簡単な範囲でDIYにも挑戦中です。

工夫を積み重ねて作った、ストレスフリーの空間

kaochiさん宅は、古民家カフェのようにほっと気分を落ち着かせてくれる、心地良く洒落た空間です。佇まい良く見せる生活感が、丁寧な暮らしと親しみやすいぬくもりを漂わせているのが印象的。まずは、そんな空間を作り出す秘訣やこだわりを教えていただきました。

kaochiさん

「最大の課題は『狭いキッチンをいかに気持ち良く、使いやすくするか』でした。そして、これまでも引っ越しが多く、この先もできるだけシンプルな生活を送りたかったので、大きな家具は増やしたくありません。毎日使う場所なので、こうしたことを踏まえながらできるだけストレスフリーになるよう、何もないところからちょっとずつ工夫し。

壁紙の張り替えやカウンターや机、棚の自作など、ほとんどなんちゃってDIYです。男手もなく、工具もない中、なんとか気合いでやっています(笑)。机は板に脚をつけただけの簡単な作り。でも、向きを変えるだけでちょっとした気分転換ができるお気に入りのアイテムです。」

空間の要は、DIYカウンター

kaochiさん宅のキッチンは、壁付けI型です。収納やダイニング周辺の家具のレイアウトしだいでは、作業スペースが狭くなってしまうこともある間取り。でも、kaochiさんは作業効率やゾーニング、収納のあらゆる面をカバーするカウンターをDIYすることで、快適な動線と素敵な雰囲気を導き出しています。

ここからは、そんなキッチンの要となるカウンターにまつわるお話を含め、賃貸でも諦めない工夫についてひとつひとつじっくりとお伺いしていきます。『作り変えることはできないから、大きく改革することは叶わない……』キッチンに不満を抱えつつも、こんな風に諦めてしまっている方は特に必見です。

キーワード1 賃貸でも諦めず変化を取り入れられたポイント

kaochiさん

「賃貸なのですが、シンク上にある棚から扉を外しています。もとはグレーの扉が付いていました。意外と簡単に取り外せたので良かったです。中身が一目瞭然だし、どこからも見えてしまうので不要なものをごちゃごちゃしまい込む余地もなくなり、いつもスッキリさせておけます。キッチン全体も開放感が増し、明るく広く感じられるようになりました。

天井に貼り付いていた丸い蛍光灯も外せないものと諦めていましたが、ネットで調べたらこれまた簡単に外せることが判明!憧れのダクトレールを取り付け、カウンター上にライトを吊るしてみたところ、ちょっと雰囲気が出てカフェっぽくできました。それから、観葉植物の力は大切ですね。緑があるとそれだけ気持ちの良い空間になります。」

キーワード2 キッチンとダイニングを心地良くつなぐカウンター

kaochiさん

「ダイニングセットや棚を置くスペースがないので、キッチン幅にめいっぱい合わせたカウンターを設置しました。越してきた際に持ってきた無印良品の高さのあるラックを半分に切り、板を上に置いて作ったものです。以前はオープンにしていたのですが使いにくく感じ、今はカウンターの中が見えないように軽く通気性の良い有孔ボードを貼り付けています。カウンター下には電化製品やストック類を使いやすく収納。上にはガラスケースを並べて、普段よく使うお茶セットやグラスを見せる収納にしています。」

キーワード3 妥協せず、長く使えてインテリアになる日用品を選ぶ

kaochiさん

「私は、雑貨を飾って演出するよりも、日用品がインテリアになるように意識しています。そのため、毎日使う食器やお弁当箱、保存容器などを購入するときには、できるだけ飽きのこない好みのデザインを選んできました。

食器は沖縄に暮らしていた頃に集めたやちむん焼きがメイン。食事やお茶の時間に小さな幸せを感じます。 食器棚の上にスタンバイするのは、水筒とカゴです。山の中に住んでいて、どこに行くにもちょっと大変です。お出かけするときには必ずお茶とお菓子を持参して車に乗り込みます。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

kaochiさん

「いやぁ〜、どうしよう。アドバイスだなんて。恥ずかしいです。私が皆さんにいただきたいくらいなんです。本当に。皆さんのキッチンは本当にどれも素敵なものばかりで、いつもうっとり拝見しながら、参考にさせていただいています。

ただ、賃貸で制限のある状況だからと諦めず、いろいろトライしていただけたらうれしいです。あまりお金をかけなくても、ちょっとした工夫と知恵で気持ち良い空間になると思います。特に今は、家で過ごす時間が長いので、キッチンが自分にとって居心地の良い好きな空間になると、なんだか満たされて幸せを感じられるんじゃないかなと思います。」

まとめ: 変えられることはたくさんある

間取りを、スタイルを、建付け家具の位置を……色を素材を、理想はあれども『変えられないから』と現状で妥協していいる方、意外と多いのではないでしょうか?それは、賃貸に限らず持ち家でも同じかもしれません。気になるのは費用と手間、そして時間です。でも、調べてみる・やってみるで乗り越えられる壁も多いのだなと、kaochiさんのお話を伺うと感じます。思うよりもずっと、変えられることって多いんですね。

また、飾りで演出するのではなく、こだわって選んだ日用品で素敵な日常を魅せるという発想もkaochiさん流の空間作りの秘訣でした。いつも使うものが思い入れのあるものなら、なんてことない時間もきっと幸せが満ちます。変えることを諦めてしまっていた方も、幸せを増やしたい!と常に前向きな方も、ぜひkaochiさんのアイデアとアドバイスを参考にしてみてください。


kaochiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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