「素材・機能・収納・眺め、すべてが居心地よさを生む天然木のキッチン」 by maruさん

「素材・機能・収納・眺め、すべてが居心地よさを生む天然木のキッチン」 by maruさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、あたたかく美しい、ナチュラルモダンの理想とするところを丁寧に表現したインテリアづくりをされているmaruさんに、キッチンづくりにかけた思いやこだわりをたっぷりと伺っていきます。『どうすれば使いやすく、過ごして気持ちのいいキッチンにできるのか……』そんな究極の問いへの糸口見えてくるアイデアやアドバイスをお見逃しなく♪

完全分離型二世帯住宅を建てて17年になりました。我が家世帯は、1階の一部と2階を使用しています。子育てもひと段落したので、断捨離をしながら、シンプルかつ居心地のよい家に改良していこうと少しずつマイペースに実行中です。

天然木とタイルで魅せる、あたたかくナチュラルな空間

maruさん宅のLDKは、飾った言葉よりも純粋でシンプルな表現の方がしっくりくる、とにかく雰囲気のいい空間です。木の家具の無駄のないシェイプ、素材やラインの切り替えで魅せる床や天井のゾーニング、すっきりとした中に絶妙に遊びがあって、見ていて飽きることがありません。キッチンは、そんなインテリアの中にまるで家具のひとつかのように自然と溶け込んでいました。まずは、キッチン選びやコーディネートにまつわるお話から教えていただけますか?

maruさん

「木の温もりを感じられる、心地よくナチュラルなインテリアに……という思いで、天然木のキッチンを選びました。天然木とタイルの素材感が、全体のポイントになっています。床はお手入れを考慮してタイルです。リビングとダイニングは無垢床で、メリハリも利かせることができました。シンプルなインテリアにも憧れがあるので、収納力も重視しています。」

暮らしと使い勝手に寄り添ったセミオープンスタイル

なるほど、素材にこだわり、好みの雰囲気に包まれる空間を追求されたんですね。天然木×タイルのキッチンは、ありのままでも絵になります。リビングやダイニングに開けたセミオープンスタイルなので、インテリアの中でもその佇まいはいい仕事をしています。また、油汚れの気になるコンロは壁で隠し、キッチンだけは掃除のしやすいタイル床という、日々使う上で生じるであろうストレスに先回りした仕様も秀逸です。

ここからは、そんな見た目も機能も美しいキッチンの見どころを3つピックアップしていただきました。そこには、maruさん流のシンプルの求め方も詰まっていますので、『使いやすくキレイな暮らしを心掛けたい!』という方も必見です。

キーワード1 使うほどに味わいが増す、愛おしい天然木キッチン

maruさん

「ひと目惚れしたシャルドネのキッチンは、天然木製のオーダー仕様です。塗装はオイル塗装を選び、木の風合いを味わうことを大切にしました。今はブラックチェリー材が経年でいい感じの深い色合いになってきており、愛着もひとしおです。」

キーワード2 好きな物に厳選したら、気分も効率も良い

maruさん

「昨年、食器類を好きなものを残し断捨離しました。しまう物が減ったので、キッチンボードを高さのあるタイプから低いタイプに替えたところ、気分的にも効率的にも快適になりました。同時に、空いたスペースにウォールシェルフをDIY。ここには好きなものを飾っていこうと思っていて、楽しみのひとつになっています。」

キーワード3 すっきりシンプルの理想を支えてくれるパントリー

maruさん

「シンプルなインテリアが好きなので、お気に入りのものをスッキリとディスプレイするようにしています。そこで、目につく場所にはあまり物を置かないようにしています。収納は『片付ける・しまう』が基本スタイル。それが可能なのは、パントリーの収納力のおかげです。家全体を通してみても、各部屋に収納を設けていて、すっきりシンプルな暮らしを続けることができています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

maruさん

「私は家にいる時間のうち、キッチンにいるのが大半です。だからこそ居心地のよい空間になるようにこだわりました。私の場合は、天然木の素材感がその決め手。何に癒され、何が気分を上げてくれるのかを考えるのがおすすめです。大きなところは勇気がいるかもしれません。まずは、『自分の好きなアイテムを取り入れてみる、それが映える環境を探る』ところからはじめてみるのもいいのかなと思います。」

まとめ: 厳選することが居心地のよさへの近道

maruさんのつくるキッチンは、インテリアの延長にあるナチュラルでモダンな空間でした。特に印象深かったのは、見た目の美しさはもちろん、機能的な美しさも忘れず整っていたところ。その秘訣は『厳選すること』にあるように思います。

自分にとって気分の上がるデザインや素材のキッチンを選ぶことから、maruさんのキッチンにまつわる厳選ははじまります。そして、必要と好きを兼ねた器に絞り、身軽さとゆとりをつくる厳選、十分な収納を確保するスペースの厳選……これこそまさに、こだわり尽くすということではないでしょうか。だからこそ、全部をそっくりそのまま真似るのは容易ではなさそうです。でも、アドバイスにもあるように、少しずつ小さなところから目と手をつけてみれば、好きが増えていく楽しみを知ることで、きっとこだわり尽くす沼にはまれます。ぜひ、今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。


maruさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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