浜辺に打ち上げられた貝殻やシーグラスを集めて観察することを、シーコーミングといいます。家族旅行などで、貝殻を拾って帰った思い出がある人も多いのではないでしょうか。この記事ではRoomClipユーザーさん達の実例をもとに、お子さんと作れる貝殻工作のアイデアと、大人も楽しめるおしゃれな工作アイデアを紹介します。作品に残して、シーコーミングの思い出を残しませんか?
目次
貝殻工作のポイント
貝殻を使った工作は、いろいろなものが考えられますよね。どんなデザインの作品にしようか考えるのも楽しいですが、最初に必要なことは工作の下準備をすること。拾ってきた貝殻の洗い方のポイントを抑えて、さらに100均で足りないパーツを揃えて、素敵な作品作りを始める準備をしてくださいね。
拾った貝殻はきちんと洗ってから使うこと
海で拾った貝殻・シーグラスは、汚れを落としてから使いましょう。水洗いはもちろん、雑菌を落とすためにきちんと洗剤・漂白など使ってしっかり処理する人も多いようですよ。汚れが詰まりやすい巻貝などは、5〜10分程度煮沸消毒すれば、汚れもニオイも落としやすくなるのでおすすめです。
足りない材料は100均で手に入れて
工作をいざ始めると、貝などのパーツがもう少し必要な場合もありますよね。また、これといった形の貝殻が海辺にはなかったということもあるでしょう。そんなときは、100均を利用するのがおすすめです。もちろん海にもう一度拾いにいくのもいいですが、時間がかかりますし、市販品なら洗う手間も省けます。また100均なら作るものに合わせて、貝殻や粘土、グルーガンなどがセットでお安く手に入れられますよ。
子どもと作れる貝殻工作のアイデア
貝殻工作は子どもと一緒に作りやすいアイデアが多く、実際に夏休みなどの自由課題・自由研究で利用されている人もいるんですよ。ここではユーザーさんたちがお子さんとともに工作された実例や、シンプルで作りやすい工程のアイデアを中心に紹介します。
貝殻でボックスをアレンジ
こちらは、ユーザーさんがお子さんと一緒に作られた作品です。夏休みの自由課題の工作で、100均のアイテムや貝殻などを使ってハンドメイドされています。白い貝殻類と青系のガラスタイルの組み合わせが、さわやかですね。
・ウォールボックス
・端材
・ガラスタイル
・貝殻
作り方
1.ウォールボックスに端材でフタをつける
2.ガラスタイルと貝殻で飾り付ける
フォトフレームをデコレーション
こちらのおしゃれなフォトフレームには、貝殻やシーグラスが散りばめられています。それぞれの隙間にはホワイトのパールビーズが散りばめられ、デザインのアクセントにもなっていますね。フォトフレームに貝殻をつけるアイデアは、貝殻工作でも人気のスタイルです。
・フォトフレーム
・貝殻やシーグラス
・パールビーズ
作り方
1.貝殻やシーグラスをフォトフレームに飾り付ける
2.パールビーズでアクセントをつける
貝殻埋め込み型のフォトフレーム
こちらのフォトフレームは、粘土に直接貝殻やシーグラスを埋め込んでいるデザインです。白い粘土なので、貝殻たちのそれぞれの色が引き立てられているのがポイント。いろいろな大きさ・形・色の貝殻を集めれば、見た目にもオンリーワンの写真立てができますね。
さわやかなウェルカムボード
こちらは、玄関に設置されたウェルカムボード。ユーザーさんのお子さんが作成した椅子をペイントし、その上に貝殻やパールをあしらったボードが置かれています。全体的にさわやかなカラーとデザインで、訪れる人を歓迎するのにぴったりですね。
思い出を残せるフレームアート
こちらは、ユーザーさんが貝殻や英字新聞などを利用してハンドメイドされた壁掛けです。マスはブルーカラーをメインとしながら、板のままだったり、英字だったり、それぞれのデザインに。さらにマスごとに貝殻などを飾り付けすれば、西海岸風のおしゃれなフレームアートになります。
青と黄色でマリンカラーに
こちらは、ユーザーさんが100均の材料で作られた貝殻のDIY作品です。青と黄色のマリンカラーなので、元気になれそうなさわやかな色合いが魅力。また貝殻の形がそれぞれ異なるので、見た目にも楽しいデザインになっていますね。
ヴィンテージ風のシェルアート
ヴィンテージ風の木箱のなかにあるのは、ユーザーさんのお子さんたちが集めたという、たくさんの貝殻のシェルアート。いろいろな大きさ・形の貝殻が詰め込まれていて、見るたびに、拾ったときの思い出が蘇ってきそうな作品ですね。
100均の風鈴を貝殻+クジラでリメイク
夏らしい貝殻工作をしたい人は、風鈴を使ったアイデアはいかがでしょう。こちらのユーザーさんは、100均のセリアの風鈴に、クジラの雑貨や貝殻をつけてリメイク。可愛らしい組み合わせで、音にも見た目にも癒されそうですね。
・クジラの雑貨
・セリアの風鈴
・麻縄
・貝殻
作り方
1.セリアの風鈴の絵柄を消す
2.紐を麻縄に変える
3.クジラや貝殻をつける
リースの土台を使えば簡単
玄関ドアなどに飾るリースは、貝殻デザインにするのもおすすめです。あらかじめ家にあったり、販売されていたりするリース土台を使えば工程がシンプルになり、子どもと一緒におしゃれな貝殻リースを作れます。こちらのユーザーさんは、拾った貝殻やシーグラス、食べたホタテなどを利用してデコレーションされていますよ。
・貝殻、シーグラス、ヒトデ
・ビーズ
・リース土台
流木をリースに見立てて
こちらのユーザーさんは、流木にヒトデ・貝殻などを飾り付けされています。ちょうど丸っぽい形になる流木を組み合わせることで、リースのようなデザインになっていますね。夏らしい飾りで、季節感の出るマリンスタイルです。
大人も楽しめるおしゃれなアイデア
続いては、貝殻やシーグラスを使った大人も楽しめるアイデアを紹介します。貝殻を使ったおしゃれなアイテムや、凝ったアレンジをしたものなどを中心にセレクト。子どもと一緒に作る貝殻工作もいいですが、他のアイデアや実例を見てみたい人はチェックしてみてくださいね。
ジャーに入れるだけの簡単テラリウム
こちらは、おしゃれなテラリウム風の貝殻工作です。メイソンジャーや丸瓶に、貝殻やフェイクグリーンなどが入っています。テラリウム風なので、他の貝殻工作とは違い、自然のままの景色がいつでも楽しめますね。ユーザーさんは、100均などで材料を揃えて作成されたそう。なかに、材料を整えながら入れる簡単アレンジのアイデアです。
保冷剤でつくる芳香剤
こちらは、古くなった保冷剤を使って作成したハーバリウム風芳香剤。ジャムの空き瓶のなかに貝殻やドライオレンジなどをそれぞれ入れ、ハッカ油で香り付けされているそうですよ。おしゃれな見た目なので、どこにでも置けますね。
イタヤ貝のジェルキャンドル
こちらのユーザーさんハンドメイドの貝殻インテリアは、それぞれ昼の海と夜の海をイメージしたもの。大きめのイタヤ貝を土台に、花や小さな貝殻、パールなどを散りばめています。さわやかな夏らしいインテリア雑貨ですね。
・イタヤ貝と小さな貝殻
・プルメリア造花
・レジン液
・アロマキャンドル
・砂(装飾用)
作り方
・左奥の貝殻 レジンに青のアクリル絵具で色付けし、ラメで仕上げ
・右側の貝殻 アロマキャンドルをクレヨンで着色
シーグラスモビール
こちらのユーザーさんは、拾ったシーグラスや100均で購入した貝殻を使って、シーグラスモビールをハンドメイド製作。4本の紐に、それぞれ等間隔で貝殻などがつけられています。大きさや色合いもちょうど良いバランスですね。
シーウーチンで作るくらげモビール
くらげが水中を泳いでいるかのような、遊び心を感じるおしゃれなモビール。こちらはシーウーチンという、ウニの死後にトゲが抜け落ち骨格だけとなった「ウニ殻」を利用して作られています。驚くほど美しい色合いと模様をしており、インテリア雑貨として飾ったり、植物を入れたりしている人もいる貝殻ですよ。
端材を使ったシェルクロス
真っ白な貝殻がたくさん敷き詰められたシェルクロス。端材と100均の貝殻を利用して、ユーザーさんがハンドメイドされたものです。置物としてはもちろん、裏側には三角カンをついているので壁にかける飾りとしても利用できるようですよ。
・端材
・貝殻
・タッカー
・ホワイトスプレー
作り方
1.カットした端材をヤスリがけし、十字架の形にタッカーで固定
2.必要なら裏側に三角カンを取り付ける
3.貝殻を全体につけていき、最後にホワイトのスプレーで全体を塗装する
ホワイトのシェルツリー
った貝殻の工作といえば、夏らしいデザインのイメージがありますが、ものによっては冬らしいアレンジも可能ですよ。こちらは、白の貝殻やパールビーズで作られたクリスマスツリー。ホワイトカラーなので、冬っぽい季節感も出ているのではないでしょうか。
貝殻とドライあじさいのリース
こちらのユーザーさんは、貝殻とホワイトのアジサイのドライフラワーを使いリースを製作。貝殻だけではなく、花びらもついているので、また少し違う雰囲気になりますね。手のひらサイズのリースなので、ちょっとしたスペースにも飾れます。
プルメリアでより夏らしく
こちらは、貝殻やプルメリアなどでデコレーションされたリースです。夏らしいディスプレイの一角で、さわやかな気分になれますね。プルメリアはハワイらしいイメージがあるので、貝殻と合わせてより夏っぽさをアピール。デニムヤーンのリボンも、青でポイントになっています。
アンティーク風な小物置き場
こちらは、アンティーク風の貝殻小物置きボード。貝殻の上にはアクセサリーや小さな雑貨類を置けますが、そのまま飾ってあってもかっこいいディスプレイです。端材の素材感や錆塗装された貝殻などが、特にいい味を出していますね。こちらの貝殻は、もともと100均セリアのアルミシェル型インテリアトレーをラストメディウムで塗装してリメイクしたものだそうですよ。
貝殻を使ったリメイクアイデア
最後に紹介するのは、貝殻を使ったリメイク作品です。普段使っているものや、家にあるものをリメイクしたアイデアなどを中心に取り上げています。自分の持っている、あるいは使っているアイテムを、貝殻リメイクするきっかけになるかもしれませんよ。
スイッチカバーを貝殻アレンジ
家にたくさんある電気のスイッチ。シンプルなデザインが多いですが、貝殻などを使ってリメイクすれば、こんなに可愛いらしいデザインに。シンプルな工程で作成できるので、部屋のインテリアに合わせてスイッチカバーをアレンジするのもおすすめです。
・木目のカッティングシート
・貝殻
・サンゴ砂
作り方
1.スイッチカバーを取り外して、木目のカッティングシートを貼る
2.貝殻やサンゴ砂をボンドで貼り付ける
貝殻で時計をリメイク
こちらのユーザーさんは、12枚の貝殻を使い時計をおしゃれにリメイクされています。背景がグレー系で、かつ3時・6時・9時・12時(0時)のところが大きめな貝殻になっているので、時間もわかりやすいアイデアですね。
工夫のこらされたミラーリメイク
壁に掛けられているおしゃれなミラーは、ユーザーさんがリメイクしたもの。元々グリーンだったミラーのフレームは、ホワイトを経て、スモーキーブルーでさわやかに。さらに拾った貝殻などをデコレーションして、可愛らしくアレンジされています。また左下の貝はリングピローに、右下の貝はアクセサリートレイとして使えるようにデザインされ、普段の使い勝手も良さそうなアイデアです。
100均の材料でライトリメイク
こちらは貝殻を利用した、夏らしいライトリメイクのアイデア。主に、100均の材料を利用して作られているそうですよ。セリアのライトにデコレーションシートを貼り、ダイソーの貝殻をグルーガンでつけて完成です。
サザエの貝殻をきれいにして寄せ植えに
こちらのユーザーさんは、食べ終えたサザエの貝殻をリメイクし、多肉植物の寄せ植えをされています。サザエはしっかりと漂白し、ホワイトカラーに美しく塗装。多肉のぷっくり感が映えますね。大きめな貝殻だからこそできるアイデアです。
貝殻工作のアイデアを紹介しました。貝殻やシーグラスでの工作は簡単に作れるものから、ちょっと凝ったデザインまで、いろいろ楽しめますよ。貝殻は海辺で拾ったり、100均で購入したり、お気に入りのデザインを見つけて工作を楽しみましょう。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「貝殻工作」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!