ガラスや金属などの硬質な素材や、光沢のあるサテンや厚みのあるファブリックを取り入れることが多いモダンインテリア。木製家具の場合は、ダークカラーかつ表面の凹凸が少ない鏡面仕上げがよく用いられます。高級感を感じさせる、硬質でツヤ感のある素材使いが特徴です。

クラシックなインテリアによく見られる装飾性を削ぎ落とし、直線で構成されたシンプルで機能的なデザインもモダンインテリアの特徴です。曲線を使ったアイテムを取り入れる場合は、くねくねとした有機的なフォルムよりも、幾何学的なフォルムがマッチします。

モダンインテリアは、都会的な雰囲気も特徴です。白・黒・グレーの無彩色をベースに、透明なガラスやシルバーで抜け感を演出するコーディネートが王道。グレーやアイボリーを多く使うと安らいだ雰囲気に、ビビッドな差し色や幾何学模様を取り入れるとアーティスティックな雰囲気をプラスできますよ。

モダンインテリアのポイントは、硬質な素材でつくる都会的な雰囲気です。透明感のあるガラスやメタリックなアイテムを取り入れて、シャープにまとめてみましょう。その他、表面が艶やかな大理石やレザーもマッチします。

人工的で無駄のないデザインも、モダンインテリアの特徴です。手工業による柔らかいデザインとは異なる、工業製品らしい直線的なデザインが、お部屋をモダンな印象にしてくれます。アクセントとして曲線的なアイテムも取り入れると、バランスがよくなりますよ。また、取手の目立たない引き出しや鏡面仕上げも、生活感が出にくく都会的な印象に。

温かみよりもシャープさが特徴のモダンインテリアは、無彩色をメインカラーにしましょう。ビビッドなレッド・ブルー・イエローなどを差し色にすると、イタリアンモダンに。グレーを多めに配色すると、上品な雰囲気にアレンジできます。リラックスしやすいリビング作りには、落ち着いた色味のレザーやファブリックをプラスして。

モダンインテリアは、天然素材を組み合わせた「ナチュラルモダン」や「北欧モダン」、畳や和紙のアイテムを取り入れた「和モダン」などのスタイルも人気です。お部屋の建具やライフスタイルに合わせて、モダンインテリアにもうひとつインテリアスタイルを掛け合わせてもよいでしょう。

直線的でシンプルなテレビ台とローテーブルで構成された、こちらのリビング。特にテレビ台は引き出しの取手がないことで、よりソリッドな印象を受けます。画像左側の壁掛け時計はドイツの「kare clock gear 60」だそう。シルバーのフラワーベースと呼応する素材選びがポイントです。

大建工業（DAIKEN）の合板フローリング「ハピアフロア」を取り入れたユーザーさん。見た目は大理石調ながら、石材のように素足で歩いても冷たくないのが特徴です。モダンインテリアは光沢のある大理石調の素材や、鏡面仕上げでクールな雰囲気を演出するとよいでしょう。

モダンインテリアは、空間に余白を持たせることでより高級感を演出できます。こちらのユーザーさんは、元々天井の高い吹き抜けのリビングに、背の低いソファーやローテーブルをコーディネートすることで、より広々とした空間を作られました。

色味を抑えるよう心がけているというこちらのユーザーさん。モダンデコのグレーのシャギーラグを敷いて、お部屋に温かみをプラスされました。広い面積を占めるファブリックは彩度の低い落ち着いたトーンを選ぶと、モダンインテリアらしい空間を作れます。

大きなアーチとステンレスシェードが特徴的なアルコランプ。インテリアジャンルを代表する名作家具は、お部屋をぐっとモダンな雰囲気にしてくれます。また、直線的なデザインが似合うモダンインテリアは、バーチカルブラインドもおすすめです。こちらのユーザーさんはtosoのバーチカルブラインドを設置されています。

こちらのユーザーさんは、ダイニングから30㎝ほど高さを下げたダウンフロアーのリビングを作られました。床を下げることで天井が高く感じられるほか、空間を緩やかに区切りたいときにおすすめの施工です。ソファーとローテーブルは北欧モダン家具を扱うBoConcept（ボーコンセプト）のアイテムだそうですよ。同じショップやブランドで統一することで、インテリアのテイストもまとめやすくなります。

コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれた塩系テイストのこちらのリビング。直線的かつロースタイルの家具を厳選して配置することで、モダンインテリアらしい空間になっています。テレビ台は幅180cmのものを2台つなげて、収納スペースを確保。ローテーブルも引き出しが4個ついた収納力が高いもの。中には生活用品やおもちゃを収納されているそうで、どちらもLOWYAのアイテムです。

アサヒ家具の革張りソファーに、メキシコ生まれのラウンジチェア「アカプルコチェア」を合わせたアイデアです。アカプルコチェアとローテーブルの、細いブラックアイアンがリンクしたコーディネート。ソファーもチェアもシンプルながらひねりの効いたデザインで、お部屋をぐっとおしゃれに見せてくれますね。

ロースタイルのレザー調ソファーに、手作りのチャンキーニットを組み合わせたアイデアです。モダンインテリアにはレザーや目地の詰まったファブリックが似合いますが、やや冷たい印象になってしまうことも。肌寒くなる秋冬は、目地が粗く柔らかい肌触りのブランケットなどをプラスすることで、温かみのある空間にアレンジできます。

吹き抜け天井とスケルトン階段が印象的なこちらのリビング。ラグやソファーは主張のないベーシックなカラーとデザインにまとめることで、クッションやランプシェードのパステルカラーがいきています。ソファーは日本の家具メーカー・HUKLA（フクラ）のQUOD（クオード）だそうですよ。

6人掛けの大きなダイニングテーブルに、デンマークのブランド「Hay」（ヘイ）の ダイニングチェアをコーディネートしたアイデアです。ダイニングテーブルは直線的かつツヤ感のある天板がモダンインテリアらしい佇まい。グレーとホワイトでまとめられた、すっきりとしたダイニングです。

Calligaris（カリガリス）のダイニングテーブル「OMNIA」とセットのチェアでダイニングをコーディネートしたアイデアです。石目調のセラミック天板に、ダークカラーの木製の脚が組み合わせられています。天井から吊るされたCucina（クッチーナ）のアルミ製ペンダントランプ「ディクラッセ」も都会的なデザインです。

オーデリックのシャンデリアと、ブルーのチェアが印象的なこちらのダイニング。オレンジとブルーの配色は、アジアンテイストをプラスしたい時におすすめです。テーブルは、BoConcept（ボーコンセプト）のエクステンションテーブル「MONZA」だそうです。

キッチンカウンターと一体になったこちらのダイニング。モノトーンで構成されたクールなコーディネートです。LIXIL（リクシル）のタッチレス水栓のアールがまるでオブジェのよう。生活感が出るアイテムはすべて隠す収納にすることで、キッチンのデザイン性が引き立ちます。

キッチンカウンター・カップボード一式を、韓国のキッチンメーカー「ハンセム」で揃えたユーザーさん。 波のようなデザインが、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出してくれます。カップボードに置いたレンジもダークグレーに統一することで、生活感が出にくくなりますね。

ダイニングテーブル上に設置されたODELICのペンダントライトが、アイコニックなこちらのダイニング。低い位置を照らすことができるペンダントライトは、ラグジュアリーモダンな雰囲気作りに役立ちます。また、レッドシダーの天井と呼応するような木製ダイニングテーブルのカラーがポイントです。木製家具を取り入れる場合は、色味や材質を揃えるとよいでしょう。

こちらのユーザーさんは、フローリングに合わせて木製のダイニングとチェアをコーディネートされています。モダンインテリアはダイニングチェアを同じデザインで揃えることが多く、床材や他の家具と素材やカラーをリンクさせると統一感が出しやすくなります。レンジフードのカラーをシルバーではなくブラックにしているのもポイントです。

キッチン家電や小物は、素材やカラーを統一するのがおすすめです。こちらのユーザーさんは、コンクリートの壁面と相性のいいシルバーカラーでアイテムを揃えられています。ツインバードのミラートースターやラッセルホブスの電気ケトルは、デザイン性もよくモダンインテリアにぴったりですね。

ニトリの石目調まな板を購入したユーザーさん。ナチュラルな印象の木製まな板よりも、無機質な素材がモダンインテリアにはマッチします。お手頃価格かつ食洗機にもかけられるため、使い勝手のよいアイテムです。

大建工業のグラビオエッジをベッドルームに取り入れたユーザーさん。グラビオエッジとは、深彫り調のエンボス加工と、素材感のある意匠が特徴の装飾壁材のこと。陰影が生まれる立体的なアクセントウォールは、お部屋をホテルライクにしてくれますよ。

ハイバックのヘッドボードも、ラグジュアリーでモダンな雰囲気を演出してくれます。こちらのユーザーさんは、ベッドルームをモノトーンで統一。柄物のファブリックやインテリア小物を取り入れることで、シンプルになりすぎません。

こちらのベッドルームは、大胆なブラックの天井が特徴です。明るさを落とすことで、落ち着いて就寝できそうですね。また、アクセントウォールにグレーのファブリック調の壁紙を使うことで、高級感のある空間に。ベッドの配置が変わらない場合は、壁面にニッチ収納を作ることでホテルライクにもなりますね。

インパクトのある大きなモノクロアートが飾られた、こちらのベッドルーム。コンクリート調の床や剥き出しの配線から、塩系インテリアのテイストも感じられます。都会的なモダンインテリアには、大きなサイズの平面アートもおすすめです。ベッドサイドに置かれたcado（カドー）の 超音波式加湿器のデザインも秀逸ですね。

モダンインテリアは、直線的でシンプルなデザインが多いインテリアスタイルです。柄ものや小物を取り入れる際も、幾何学的なものを選ぶとお部屋の雰囲気が崩れません。こちらのユーザーさんはモノトーンで統一しながらも、柄ものを取り入れることで無機質すぎないハイセンスなベッドルームに仕上げられています。

横幅の広いゆったりとした洗面台。3面鏡は開けると収納になっているため、生活感の出るものはすっきりと隠せます。モダンな雰囲気のポイントは、LIXILのタイル「ルンゴ」。光沢感の異なるタイルが織り交ぜられているため、単調になりません。鏡上下の間接照明もラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。

こちらはユーザーさんのお宅にあるゲスト用洗面です。収納は洗面台下の引き出しに集約することで、収納の役割を持たない、板状の鏡を設置できます。贅沢なスペースの使い方も、モダンインテリアらしさを感じる要素のひとつ。ペンダントライトでつくる陰影も、非日常感を演出してくれますよ。

ブラックをベースにした、ソリッドな洗面台。単体だと無機質な印象になりますが、壁面の木目調タイルとフローリングによって、温かみのある空間に仕上がっています。こちらのユーザーさんも、収納のない鏡とペンダントライトを取り入れてモダンにまとめられていますね。

こちらはシルバーカラーで構成された、スタイリッシュな洗面スペース。スツールや脱衣カゴ、小物入れに至るまでシルバーで揃えることで、アイテム数が多くてもすっきりとまとまります。また、生活感の出やすいティッシュケースも、デザイン性の高いものを選ぶことで見せる収納が叶いますね。

TOTOのユニットバス「サザナ」を選んだユーザーさん。一般的なホワイトカラーの浴槽にシャープな石目調の壁面パネルを組み合わせるだけでも、ぐっと高級感が生まれます。横位置のミラーもスタイリッシュな印象になるのでおすすめです。

こちらのユーザーさんは、LIXILのユニットバスを選択されました。上位クラスのデザインであれば、選べる壁面パネルの種類も豊富に！ダークカラーとダウンライトの組み合わせは、モダンで高級感のあるバスルームに最適です。

トイレの左壁面を凹凸のあるエコカラットプラスにしたアイデアです。LIXILのエコカラットシリーズは匂いや有害物質を低減し、調湿機能も持つ壁面建材。リビングやベッドルーム同様、立体感があり陰影が生まれる壁面は、お部屋を上質な雰囲気にしてくれます。洗面器上の間接照明も、アクセントクロスを活かすポイントですね。

カワジュンのトイレットペーパーホルダーを設置したユーザーさん。カワジュンは、スタイリッシュなメタリックデザインのペーパーホルダーを多数販売しているメーカーです。シンプルで都会的なデザインはモダンインテリアにマッチします。

シューズクローゼットに全てを収納し、玄関に生活用品を置かないよう心がけているこちらのユーザーさん。モダンインテリアには、取手のない面（つら）になったデザインが似合います。床から少し浮かせて抜け感を出しているのもポイント。上に飾られているのはKAHLER（ケーラー）のOmaggio（オマジオ）、写真左手前は、靴ベラと一体になった日進木工のスツール「ステップステップ」です。

こちらのユーザーさんは、EIDAIのシューズコンボを玄関に設置されました。光沢のあるホワイトの鏡面仕上げは、モダンインテリアらしい組み合わせです。床は大建工業のハピアフロア、石目柄鏡面調仕上げビアンコ柄。廊下の壁面には主張のないシンプルな長押をつけて、コート掛けにされています。

カウンターとして販売されていた収納アイテムを、靴箱として使用したアイデアです。引き戸についている縦格子のデザインは、透け感を残しつつ目隠しとしても機能してくれます。サイズは幅120×奥行50×高さ85㎝とやや小ぶりだそうですが、靴箱としては十分だそうですよ。

寝室の壁面に、造作収納棚とデスクを作ったユーザーさん。モダンインテリアは余白を残した贅沢な空間の使い方も特徴です。飾り棚としても使える収納棚は、空間に余裕があればぜひトライしたいアイデア。背面をアクセントクロスにすることで、より上級コーディネートに。

KOBEL CLOSETのハンガーで統一されているユーザーさん。シルバーとホワイトのハンガーで揃えると、クローゼットがより美しく見えます。収納小物もデザインを揃え、かつモダンインテリアらしいシルバーを取り入れるとよいでしょう。

ブラックでコーディネートされたお部屋に、パープルを差し色にしたアイデアです。パープルやグレーを複数色使いグラデーションを作ることで、奥行きのある空間になります。ブック型収納や花瓶、クッションカバーのカラーリングを季節ごとに変えてもよいですね。

高級ホテルでも採用されているBLICIAの壁面時計を取り入れたユーザーさん。デザインコンセプトは「至福の輝き」。ラグジュアリーモダンなお部屋におすすめなアイテムです。シルバーカラーのデザインは、ダークカラーの壁面でも映えてくれるでしょう。

シューズボックスの上をディスプレイスペースにしたアイデアです。ユーザーさんが好きだというゴールドカラーのフラワーベースに、流木を入れて飾られています。円が2つ重なったオブジェはBoconceptで購入したもの、背面は天然石のアクセントウォールだそうですよ。

スウェーデンのブランド・COOEE Design（クーイーデザイン）の磁器フラワーベースをサイズ違いでディスプレイしたユーザーさん。シンプルな球体のデザインは、幾何形態がマッチするモダンインテリアにぴったり。ハンドペイントのマットな質感も魅力です。

壁に掛けられるフレームアートは、場所も取らずに飾れます。モダンインテリアであれば、モノクロの写真作品や現代的な抽象画がマッチしますよ。原画でなくポスターであれば、手頃な値段で手に入ります。こちらのユーザーさんが飾っているのは、左からSilke Bondeの「Leaf lines/葉脈」、Via Martineのモデルフォトポスター、Kreativitumの「Paris」です。

モダンインテリアは、生活用品も一点一点上質なアイテムを選びたいところ。こちらのユーザーさんは、フロンティアのルームズスリッパを試されました。シューズメーカー出身の開発者が、履き心地にこだわって作ったフェイクレザーのスリッパで、上質な見た目はそのまま床に出しておいても様になります。

cadoの加湿器をリビングで使っているユーザーさん。本体はコンパクトながらタンク部分が3.5Lと大きめなので、しっかりと加湿できるそうですよ。床だけでなく棚やテーブル、ベッドサイドにも置きやすく、3段階で調整できるLED照明付きです。

シンプルモダンな佇まいのアロマディフューザー「Caseon」（キャセオン）。Ampouleのアイテムで、高級感のあるメタル素材にマットな質感の塗装が施されています。水や熱を使わず、エッセンシャルオイルをそのまま噴霧して拡散するネブライザー式なので、アロマ本来の香りが楽しめますよ。