ツボな本。60年代から70年代初頭、ロンドンでアーキグラムという前衛建築家グループが活動していました。その作品集です。ところが、彼らは実際に建設された建築作品がひとつもありません。活動のすべてはドローイング、つまり図面を描くこと、それもとびきり美しくお洒落で想像的な。先日図面をアート作品として飾っておられる方がいらっしゃいましたが、私も彼らの設計図をみて、それ自体がアートなのだと認識を持ちました。 しかも彼らは未来の建築や都市像を描きました。ドーム型、カプセル型、可動したり、折りたたんで持ち運べたりする未来の建築のイメージ。walking cityという名の作品まであります。ただこれを今、私がみるとレトロと感じるのです。未来からみた過去の未来像、決して実体を持つことのないそれは、廃墟を前にした時のような、いやそれ以上に心が揺さぶられずにはいられないのです。ご興味ある方はGoogleでアーキグラムと画像検索なされてみて下さい。今日は台風の影響で東京は一日雨だそうです。ゆっくり本眺めるのにはうってつけなお天気ですね( ´ ▽ ` )
ツボな本。60年代から70年代初頭、ロンドンでアーキグラムという前衛建築家グループが活動していました。その作品集です。ところが、彼らは実際に建設された建築作品がひとつもありません。活動のすべてはドローイング、つまり図面を描くこと、それもとびきり美しくお洒落で想像的な。先日図面をアート作品として飾っておられる方がいらっしゃいましたが、私も彼らの設計図をみて、それ自体がアートなのだと認識を持ちました。 しかも彼らは未来の建築や都市像を描きました。ドーム型、カプセル型、可動したり、折りたたんで持ち運べたりする未来の建築のイメージ。walking cityという名の作品まであります。ただこれを今、私がみるとレトロと感じるのです。未来からみた過去の未来像、決して実体を持つことのないそれは、廃墟を前にした時のような、いやそれ以上に心が揺さぶられずにはいられないのです。ご興味ある方はGoogleでアーキグラムと画像検索なされてみて下さい。今日は台風の影響で東京は一日雨だそうです。ゆっくり本眺めるのにはうってつけなお天気ですね( ´ ▽ ` )