連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.136 2018年12月9日更新

「好きにこだわり、意匠を楽しむ和洋折衷の空間づくり」 by kentarowさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、個性的だけれど、ほっとする安心感もある魅力的な空間づくりをされているkentarowさんと、その魅力あふれるお住まいをご紹介していきます。

今回ご紹介するのはこの方です！

kentarowさん

男性。掃除と模様替えが趣味です。子どもがまだ小さいので、整理整頓をめぐっては子どもと格闘する日々を送っています。家具の中では椅子が大好きです。椅子を中心にレイアウトやインテリアを選んでいます。居心地の良い空間にするために好きなものしか置かないように心がけています。

好みの椅子を中心にした、心地よい空間

暮らしに溶け込む意匠たち

栃木県にご家族4人で暮らすkentarowさん宅は、平屋ロフト付き3LDKです。まず玄関で出迎えてくれるのは、中庭のようなテラスと流れるように視線ごとLDKへと誘導する、ウォークインクローゼットの美しいアーチ壁。奥にチラリと見えているリビングの様子が、『どんな素敵な空間が広がるのだろう』という期待値を高めていきます。

ワクワクしながら向かった先に広がっていたのは、ウッドデッキやテラスといった大きな開口部に囲まれた、ゆったりと明るい空間です。『家具の中では椅子が一番好き』とのことで、好きな椅子を中心に、さまざまな意匠の家具をコーディネートするのがkentarowさん流のスタイリング。それにより、他では出会えない味わい深い空間が生み出されています。椅子をはじめとする家具も、照明や雑貨も、ひとつひとつ個性的な色・柄・カタチをしていますが、それらの魅力を相殺させることなく、バランスよく相乗させながら暮らしに溶け込ませているのが素敵ですね。

『好き』という感性の豊かな相乗効果

kentarowさんは『居心地のよい空間にするため、好きなものしか置かないように心がけています』と話してくれました。だからでしょうか、kentarowさんのつくり出す空間は、さまざまな国や風土の魅力が散りばめられた和洋折衷です。リビングでは、和の雰囲気があるチェストや盆栽が、洋の文化背景を感じさせるウクレレやアートと違和感なく共存しています。自分の感性に従い、『好きだ』と思うものを楽しむ空間は心地よく、日々を豊かに彩ってくれそう。なにより、好きなものが充実した住まいなら、愛着もどんどん増していくのではないでしょうか。

セットされた椅子がひとつひとつ異なるダイニングには、kentarowさんの椅子好きらしさが詰まっています。それぞれの椅子に表情や個性があり、そこに人がいなくても不思議と家庭のだんらんが目に浮かぶよう。また、シリーズというきちんとした型にはまらないことで漂う、よりカジュアルで親しみ深い雰囲気は、kentarowさん宅からあふれる魅力をつくり出す要因のひとつでしょう。

生活感が添えた温もり

ダイニングテーブルと対面キッチンの間には、お子さんたちの勉強机がレイアウトされています。ここなら、奥様がキッチンで作業されている時でも、kentarowさんがダイニングやリビングでくつろいでいる時でも、程よい距離感で勉強に励む姿を見守れますね。勉強道具やちょっとしたおもちゃがほんのりと生活感を漂わせるのも、kentarowさんのつくる意匠が溶け込むインテリアの中では、心地よいスパイス。むしろ洗練された意匠と生活感が溶け合うことで、よい雰囲気が生まれているように感じます。

そんな、よい雰囲気のLDK全体を見渡すことのできるキッチンの中は、使い勝手のよさそうなすっきりとした空間です。収納は見せる・見せないのメリハリが効いていて、オープンなキッチンに必要なインテリア性への配慮がなされています。特に、食器をインテリアの一部として楽しめる、ギャラリーのようなカップボードの存在感が絶妙。光と景色を取り込む勝手口も、空間を心地よく演出していますね。

kentarowさん邸の間取り図

kentarowさん宅は、平屋ロフト付き3LDKです。アーチ壁で仕切られたウォークインクローゼットやLDKと子供部屋の間にテラスを挟むつくりなど、インテリア同様に住まいそのものにも意匠が散りばめられているのが印象的。今回はLDKにフォーカスしていますが、ロフトや個室のインテリアも気になります。kentarowさんの今後の投稿もぜひ、チェックしてみてください。