「ディティールまで丁寧にデザインされた、父と娘の思いが調和するキッチン」 by kaikochanさん

「ディティールまで丁寧にデザインされた、父と娘の思いが調和するキッチン」 by kaikochanさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、デザイナーのお父さまが設計した意匠あふれる空間を、ミックスインテリアでより趣豊かに洗練しているkaikochanさん宅からキッチンをご紹介します。

この家は30年前にデザイナーだった私の父がデザインして建てました。二世帯住居で、当時は祖父母も一緒に住んでいました。現在は、私たち家族3人で暮らしています。両親が亡き後もリフォームすることなく、私たちの好きな古いものや受け継いだものなどをインテリアに取り入れながら、心地良い家をつくることをテーマに暮らしています。

亡き父のこだわりが込められた空間

kaikochan宅のキッチンは、シンプルに生活感は希薄に整えられています。おかげで、その独特の佇まいの美しさが際立ちます。大きくカーブを描くカウンターはモダンなバーのようでありますが、背面の和の趣を携えた格子扉によって料亭のようでもある。時代やテイストに縛られない、唯一無二の存在感を放っているのが特徴です。まずは、キッチンの生い立ちやお父さまの込められたこだわりについてお伺いしました。

kaikochanさん

「このキッチンは、30年前にデザイナーだった私の亡き父がデザインしたものです。カーブのある大理石のカウンターと天井から伸びているスポットライト、そして食器棚の木の格子状の扉にこだわったと当時聞きました。」

コーナーを活かしたデザイン

kaikochan宅のキッチンは、LDKのコーナーのひとつを活かしてつくられた空間です。L字キッチンをベースに、大きくカーブを描くカウンターで仕切りメリハリをつけていることが間取り図からも分かります。

ここからは、こだわりが詰まったキッチンの中でも特にkaikochanさんお気に入りのポイントを教えていただきました。個性的なキッチンを目指したいという方、ディティールにこだわりたいという方は特に必見です。

キーワード1 リビングに馴染むデザイン

kaikochanさん

「リビングのソファからキッチンを見た時、キッチン然とした眺めにならないようカーブの利いたカウンターにしたそうです。そのこだわりを受けて当時は、冷蔵庫もシステムキッチンと同じにするなどして生活感を出さないようにしていました。」

キーワード2 縦向きにつけたアイアン取っ手

kaikochanさん

「全体で見ると分かりにくいですが、キッチン扉の取っ手を細いアイアンで縦に付けています。使いやすく、主張し過ぎないけれど雰囲気のあるデザインで気に入っています。」

キーワード3 角度や高さを自由に変えられる照明

kaikochanさん

「天井から伸びた照明は、父が電球の色にまでこだわったものです。電球はハロゲン。 角度や高さを自由自在に変えることができるため、食事の準備や片付けをする際は手元を明るく見やすく照らしてくれます。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

kaikochanさん

「私は生活感を出してしまう余分なものを極力置かず収納し、高いデザイン性をより楽しめる状態で日常を過ごすことを大切にしています。」

まとめ: アートのように眺めていられるキッチン

kaikochanさん宅のキッチンは計算された使いやすさと造形美をあわせ持っていました。お父さまのセンスとkaikochanさんのそれを活かすバランス感覚が重なり合い、より洗練されているのが素敵です。シンプルな中に深い趣があるため、飽きることなくずっと眺めていることができそう。

そして、暮らしに寄り添う美しさは、心まで整えてくれるものなのかもしれません。毎日触れるものだからキレイに保ちたい、お気に入りの眺めだから大切に守りたい……そんな風に自然と思える空間をつくれたら最高だと思いませんか?ぜひ、kaikochanさんのキッチンのスタイルや機能、そしてそれを日々自然と洗練する工夫、参考にしてみてください。


kaikochanさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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