「自分の定番を極めた、アンティークシャビーなオープンキッチン」 by chizuさん

「自分の定番を極めた、アンティークシャビーなオープンキッチン」 by chizuさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回ご紹介するのは、優しいブラウンやグレーを基調にした、た趣きのあるインテリアづくりをされているchizuさん宅のキッチンです。色、風合い、バランス、丁寧なこだわりで整えるキッチンコーディネートのこだわりと工夫をたっぷりお伺いします。

夫とハムスター5匹と暮らしています。海外駐在から帰国後、昨年秋の地震をきっかけに低層階の中古マンションを購入。3LDKから2LDKにリノベーションしました。撤去できる壁を全て撤去した、オープンな雰囲気の家です。

落ち着く、自分にとっての定番カラー

chizuさん宅は、明るく品よく美しい空間です。シンプルですが、アンティーク感やシャビー感がほんのり利いていて飽きを感じさせません。キッチンにもそのインテリア性は延長されていました。整然とした生活感からは、chizuさんの丁寧な暮らしぶりやキッチンへの強い愛情を感じることができます。お伺いしたいことはたくさんあるのですが、まずは素敵なキッチンのベースとなるコーディネートへのこだわりを教えていただけますか?

chizuさん

「こだわっているのは、カラーやテイストの統一感、物を置きすぎないこと、落ち着いた嫌味のない雰囲気づくりです。特にテイストは流行りに左右されない、自分にとっての定番でまとめるようにしています。色もベージュ、ブラウン、アイボリーといったベーシックなものが好きです。それらを取り入れながらインテリアやディスプレイを楽しんでいます。」

ひらけた住まいに堂々と佇むキッチン

いつも流行の最先端をいく人気のブランドにも、常に愛され続ける定番がひとつはあるものです。そしてそれは多くの場合、質の高いシンプルなもの。自宅キッチンという自分のための自分によるブランドだからこそ、流行り廃りに左右されない、変わらず愛せる定番スタイルを求めるべきなのかもしれません。でもその大切さに気が付くのは、素敵なキッチンがあふれる現代では少し難しいもの。つい見落としがち、つい通り過ぎてしまいがちな着眼点のように思います。

chizuさん宅のキッチンはその着眼点を大切につくられたからこそ、インテリアの中に違和感なく堂々と佇んでします。リノベーションで壁を減らし、よりオープンになったお住まいではキッチンの見通しも抜群ですが、そんなのものともしない落ち着きと品を漂わせているのが印象的。ここからは、挙げていただいたこだわりを掘り下げつつ、嫌みなく美しい、上質なシンプルキッチンの秘訣を紐解いていきます。

キーワード1 適度に引き締まった、アンティークシャビー

chizuさん

「キッチンは、ブラウンやベージュをベースにしたLIXILのリシェルSIです。ヌーディなグレージュのアクセントクロスを合わせることで、柔らかいアンティークシャビーな雰囲気にしました。雰囲気の引き締め効果を狙って、電化製品は黒で揃えています。」

キーワード2 いつまでも清潔感を保ちやすい仕様

chizuさん

「リシェルSIならではのセラミックトップ(カラー:ラパートトープ)とハイブリッドクォーツシンク(カラー:モカベージュ)は、汚れや傷にとにかく強いです。ズボラな私にとっては必須アイテム。毎日ちょっとの掃除でキレイを保てる、家の中でも一番のお気に入りです。優しげな色合いで、扉とマッチしているのもうれしいところ。」

キーワード3 キッチンに色と風合いを合わせた造作棚

chizuさん

「セラミックトップのカラーはラパートトープという、絶妙なモカブラウンです。造作棚はこれに合う色と風合いになるように、業者さんに依頼。塗装してもらった板に、自分で選んだアンティークゴールドの棚受けを取り付けてもらいました。ディスプレイは、生活感と飾りが違和感なく溶け合うよう意識しています。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

chizuさん

「自分の好きなカラーやテイストを定めるのが一番のポイントかと思います。キッチンが一日中立ちたくなるスペースになると、暮らしや食生活、コミュニケーションまで豊かになる気がします。我が家は友人たちとの家飲みが多いので、誰もが自分の家のように居心地良く感じられる空間をこれからも目指していきたいです。」

まとめ: 自分にとっての定番を探る

〇〇テイスト、△△風、インテリアの流行は日々更新されています。だからこそ、『いいな♡』と感じるものはどんどん増えるもの。人の好みの移り変わりのペースも早くなっているかもしれません。でも、キッチンのテイストや色、風合いをそのペースに合わせて変えられるかというと……なかなか難しいですよね。するとchizuさんの『自分の定番』でスタイリングするというアドバイスとこだわりが響きます。

自分の定番がベースにあれば、そこに流行を少し加えても自分らしさを忘れずにいられます。これからキッチンづくりをされるという方も、今のキッチンに飽きてきてしまったという方もぜひ、chizuさんの工夫やこだわりをこれから目指すテイスト探しの参考にしてみてくださいね。


chizuさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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