「私のこだわりは、家族が長くいる場所はシンプルにしておくことです。そして収納では『誰が見ても分かること』を基本に、見せる収納・効率的な収納・子どもの目線の収納と使い分けています。」

「収納の全てに扉があるとは限りませんよね。我が家の場合は、洗面脱衣所の収納がオープンな自在棚です。入居当初はロールスクリーンで隠そうかなとも考えたのですが、設置すると圧迫感が出てしまうこと、湿気が溜まりそうなことが気になり却下。代わりに収納BOXを揃えるなど見た目にこだわり、魅せる収納を実践することにしました。ここではラベリングをしていません。子どものものは自分で出し入れできる一番下に置いたり、大人のものは使用頻度順に使いやすい位置を設定しています。

玄関のシューズボックス横も同様に扉なしの自在棚です（写真2枚目）。こちらには、購入した収納BOXがシンデレラフィット！外遊びグッズやプールをしまっています。つっぱり棒で工夫して傘や外掃除道具を掛けている下の部分だけ、ロールスクリーンで目隠ししました。」

「日々、家事育児をしていて『これ無駄な動きだなー』と思うことがすごく多いと気付きました。ここにこれがあると便利だよなーと思うこと全てを、その通りにしてみることに。すると、とてもスッキリした効率の良い収納が完成しました☆

例えば、乾燥機で乾かしたものをクローゼットに片付けるのは手間なので、洗面脱衣所に収納場所をつくったり、洗面台の鏡裏収納には、朝と夜使うものをそれぞれ一箇所にまとめたりしています。（三面鏡の扉をいろいろとガチャガチャ開けるストレスがなくなりました！）キッチン収納でも、シンク周りで使うものはシンク下、コンロ周りで使うものはコンロ下です。また、外で使うものは玄関にしまいます。仕上げに、よく使うものは目線の高さに、そうでないものは少し高めにと定位置を決めていくとうんと効率が上がります。」

「子どもは『やりたい！』の気持ちがすごく強いなぁと子育てをしていて感じます。その気持ちを大切にしてあげたいと思い、子どものものは全て自分で出し入れできるように収納しています。洋服や靴下、下着やパジャマ、靴やヘルメットも！オムツも！そうすると自然と自分でお着替えも外出準備もするようになりました。おもちゃの収納は、引き出しの入れ替えを小まめにすると、遊ばないおもちゃがなくなり、バランスよく使いながら、長く大切にしてくれています。」

「収納が苦手な方はまずはラベリングからスタートしてみてください！収納できるものは片付ける場所さえ決まっていれば基本、自然と整頓できます。『ラベルを作るなんて面倒だなー』と思うかもしれませんが、1度つくりはじめると楽しくなります！私がそうでした。終わったら『この収納BOXはここで良いのか……？』と配置に疑問を持ち、その流れで収納のアップデートが進むかもしれません。私の拙いお話が、収納苦手な方の気持ちが変化するきっかけに少しでもなってくれたらうれしいです！」