ミモザのリースでお部屋を明るく。デザイン案と作り方のポイントを紹介

ミモザのリースでお部屋を明るく。デザイン案と作り方のポイントを紹介

春先に花を咲かせる黄色い花のなかで、とりわけ人気が高いのがミモザです。鮮やかなビタミンカラーは、パッとお部屋を明るくしてくれます。ミモザは通称で、学名はアカシアというマメ科の植物です。庭木として栽培しているお宅もあり、早春からかわいらしい花をつけ、花店でも販売されます。切花として楽しんだあとはリースにして、長く楽しんでみませんか?

目次

ミモザリースを作る際のポイント

春の陽だまりを思わせてくれるような黄色のミモザを、インテリアに取り入れられるリースも冬の終わりごろから販売され始めます。手作りするリースは、個性があり作る工程も楽しめるのが特徴です。ミモザを使ったリースを作り始める前に、おさえておきたいポイントをチェックしていきましょう。

女性をエンパワメントしてくれるミモザ

3月8日は「国際女性デー」。国際女性デーとは、女性の政治的自由と平等を訴える日として国連が制定した日です。イタリアでは、国際女性デーに男性から女性へ日頃の感謝をこめて、3月に見ごろを迎えるミモザの花を贈る習慣があるそうです。そんな3月8日はミモザの日とも言われています。近年では、ミモザは女性が持っている本来持っている潜在能力をひき出す、エンパワーメントの花としても人気です。

葉の形や花付きでミモザを選んで

日本でおなじみのミモザは、ギンヨウアカシア。銀灰色の葉で、たくさんの小さな花がひらき豪華なのが特徴です。リースにも取り入れやすいミモザは、切り花として花店で手に入れられます。丸い葉っぱのミモザは、パールアカシア。耐寒性で、ギンヨウアカシアより一足早く、まだ肌寒い早春から店頭に並びます。

フレッシュなミモザは平置きしてから飾って

フレッシュなままでも、リースに使えるのがミモザの魅力。フレッシュリースはそのままドライフラワーになるので一年中飾れます。フレッシュなミモザは、飾っている間にドライフラワーになっていく過程で、重力に引っ張られて下を向いてしまいます。リースを作ったら2〜3日は平置きにしておきましょう。半乾きになってからドアや壁に掛けると美しい形が長く保てます。

アーティシャルフラワー(造花)は色が褪せない

アーティフィシャルフラワー(造花)のミモザで作るリースは、ドライフラワーよりも破損しづらく、色褪せなどの変化がないのがメリットです。また、花粉症の人でも扱いやすく、植物が持ち込めない場所にも飾れるといったメリットもあります。

好きなグリーンを組み合わせても

ミモザのリースの基本は、リース台にワイヤーでミモザを巻き付けて作ります。リース台によっては、ミモザを差し込んでいき、グルーなどで接着する方法もあります。作りたいリースのイメージに合わせて、ミモザにあうユーカリやオリーブなどのグリーンを追加してもよいでしょう。

主な材料

ミモザリースの材料は、100円ショップやホームセンター、手芸用品店で揃えられます。リースキットを販売しているウェブショップもあり、手軽に手作りにチャレンジできますよ。

  1. リース台
    木の枝を曲げて丸くしたものや、針金で作られたものなどがあります。花や植物を減らして、土台もリースとして見せるように仕上げる方法もあります。

  2. ワイヤーまたは麻紐
    主に、土台に飾る花や植物を巻き付けるために使います。フラワーアート用のワイヤーは緑色のテープが巻いてあるものがあり使いやすく、アクセサリー用のワイヤーは透明なものもあります。麻紐は仕上げた時に見えてもナチュラルな印象にしてくれます。

  3. グルーガン
    樹脂のスティックを熱で溶かし接着してくれる道具です。ワンコインくらいで購入できるものもあり、木工用ボンドよりも接着が早く、曲面の接着にも使いやすいです。

  4. はさみ
    花切りバサミがあると良いですが、いろいろな素材を切れるマルチに使えるハサミがあると便利です。ワイヤーをカットすることもあるので、工具用のはさみもあると良いでしょう。

  5. ミモザやグリーン(ユーカリの葉など)
    土台に飾り付けるものです。植物の他に、リボンや麻紐、アクセントを添えるための小さな飾りなどもあると、オリジナリティが出ます。

オーソドックスなリースのアイデア

ミモザのリースの基本、丸い形に作ったものは、ドアにそのまま掛けても良く、平置きしても可愛らしい印象になります。実際にリースを作る時に参考にして欲しい、RoomClipユーザーさんのリースアイデアを紹介します。

たっぷりとミモザを使って

ミモザの花と葉をたっぷりと使ったユーザーさん手作りのリースです。ボリュームもあって、玄関扉に飾れば、おもてなしの気持ちがストレートに伝わりそう。隙間なく花と葉を飾り付ける作業を進めていくと、部分的に花が偏りがちになります。作業中に、時々遠くから眺めて、全体の花の位置を確認しながら作業をすすめると、バランスよく美しく仕上げられます。

葉を少なめにしたイエローリース

枝を曲げたリース台にミモザの花と葉を巻きつけ、ペーパーラフィアのリボンで飾ったユーザーさん。たっぷりのミモザが春らしく、ワンポイントのリボンがおしゃれなインテリアへと印象をアップさせています。葉のグリーンは少なく、黄色の元気な色を楽しめますね。

リネンホワイトのリボンをつけて

幅が広めのオフホワイトのリボンが、おしゃれなリースです。ユーザーさんは、ミモザや葉がドライフラワーになってきて淡い色になることも考え、オフホワイトのリボンを選んだそう。リボンのカラーや結ぶ位置を変えると、別の表情にもなりそうなリースです。

余白を残したナチュラルリース

丸いリース全体を花と葉で飾るのでなく、上部にリボンのゆとりを残したユーザーさんの作品。ミモザだけでなく、別の花も取り入れ、花の大小でリズムが生まれています。枝も広がるように外を向いていて、元気な気持ちもくれそうです。

ペーパーラフィアのリボンをアクセントに

ミモザと同系色の麻のような紐飾りに、センスが光るユーザーさんの作品。ペーパーラフィアは、紙でできた麻紐のようなリボンで、ハリがあるので、思う方向へリボンを流せます。ミモザの花の流れのように、リボンも流し一体感を出し、カラーも黄色とグリーンで揃えています。

ぶどうのツルでつくるドロップ型リース

ユーザーさんのアイデアで、合えて雫のようなドロップ型にしたリース。ブドウの細いツルを土台にしているそう。あえてツルを上部ではみ出すように重ね、自然の素材感が活かされています。

余ったミモザは生けたりスワッグにして

ミモザがたっぷりと手に入ったら、リースと合わせて花瓶にいれて飾ると、部屋中に春が訪れたようになります。ユーザーさんは、リース、スワッグ、花瓶と3タイプのミモザで、春らしさを満喫しているよう。シンプルな壁や棚も、ワンポイントに黄色いミモザがあるだけで、明るく穏やかな気持ちにしてくれそうです。

三日月型リースのアイデア

丸い土台全体に花や葉を飾るリースが基本であれば、少し変化を持たせるのが三日月形リースです。左右非対称のアシンメトリーにすることで、動きが生まれポップな印象のリースになります。花が足りないという時にも、空間を設けて三日月形に変更してみても良さそうです。

たっぷりとミモザの花を結んで

丸い土台を使い、三日月のように3/4ほどにミモザの花を飾ったユーザーさん。花の枝が両方向へ伸びるようなイメージで、春らしい芽吹きも感じられます。花の空いた位置と対称の場所にリボンを結ぶことで、全体のバランスもとれています。

リボンを結んでフェミニンに

ミモザの花を下半分に飾ったハーフリース。ユーザーさんはリースと合わせて、ナチュラルな小物を飾って、インテリアに季節感を出しています。花がたくさんないけれど、リースにしたい時にも、半分飾るアイデアが活用できますね。

枝のリースにユーカリを組み合わせて

太めの枝を丸めて土台にし、そこにミモザとユーカリの葉で彩りを添えたユーザーさんのアイデアです。ワイルドな枝のリースにユーカリの緑を加え、ミモザの黄色を散らすことで、可憐な印象にもなります。気取りすぎず、素朴ながらもナチュラルなリースです。

ドライオレンジや麻のリボンをプラス

ミモザをベースに、麻のリボンやドライフルーツで、ボリュームあるリースを作ったユーザーさん。自然素材を合わせることで、ボリュームがあっても愛らしさも感じられます。葉の淡いグリーンに、ミモザの黄色とオレンジが日差しのようなあたたかみがあります。

スワッグのアイデア

花や葉を束ねて壁に飾るスワッグ。シンプルな花束をそのまま飾るようなイメージで、ドライフラワーで作られることも多いです。リースのような土台が不要で、作りやすいのも特徴。初心者でも真似できるような、ミモザを使ったスワッグのアイデアをみていきましょう。

麻布をたっぷり使って

ミモザの枝を数本使ったスワッグです。ユーザーさんは、葉物の枝と合わせて束にした部分を麻布で巻いています。リボンで結ぶだけよりも、ナチュラルな素材でボリューム感を出し、ミモザの黄色の華やかさが引き出されているようですね。

飾りやすい小ぶりなスワッグ

キッチンカウンターに飾っても、動線や視界を邪魔することがない、コンパクトなスワッグを作ったユーザーさん。ミモザの枝、数本を束ねてリボンで結ぶだけの手軽さも、スワッグの作りやすさです。このままドライフラワーにして、長く飾れそうですね。

横向きにして花束のように

スワッグを縦方向ではなく、横向きにして飾ったユーザーさん。真っ白な壁にミモザが浮いているようにも見えます。横に飾ることで、空間に広がりを持たせるような効果もありそうです。

ボリュームを出して華やかに

ドライフラワーのミモザに数種の花と枝を合わせるアイデアで、ボリュームあるスワッグを作ったユーザーさん。並んでいるのが小物で、たっぷりとしたスワッグがあることで他とのバランスもとれています。リボンの色を変えると、季節感も変わりそうですね。

ユーカリやヒムロスギなどの葉物を合わせて

花束のようなスワッグに、手作りタグまで添えたユーザーさん。グリーンの枝を下側に持って行き、ミモザの花が目立つように配置されています。形を保持するためにも枝を広めの花のペーパーラフィアで結ぶことで、安定性を出しているようです。このままプレゼントにもなりそう。

カスミソウやスターチスを組み合わせて

ミモザの黄色、スターチスの紫色、カスミソウの白色をミックスしたスワッグです。ユーザーさんのアイデアでワックスペーパーを背景に持ってくることで、花束のような飾りになっています。淡い色で統一することで、派手になりすぎずに落ち着いたスワッグに仕上がっています。

ドライが進んでアンティーク風に

春に黄色の花を咲かせるミモザも、ドライフラワーになるとアンティーク風の飴色になっていきます。飾りながらドライフラワーに変化していく過程も楽しんでいるユーザーさん。春から秋のような色合いになり、きれいに乾くと一年を通じて、部屋に癒しの空間を与えてくれそうです。

春らしいあたたかみのあるミモザを使ったリースを紹介しました。フレッシュなミモザで作るリースやスワッグは香りや色の変化が魅力。造花のリースは花の向きも変えやすく、思い描く通りの形になりやすいのがメリットです。手作りのミモザリースで、お部屋を明るく飾ってみてはいかがでしょうか。


RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「ミモザリース」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

リラックス空間を作る癒しの照明アイデア集

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