アラジンのストーブは、どこか懐かしいノスタルジックなデザインが人気の秘訣。可愛いだけでなく、パワフルな暖かさも魅力です。この記事では、最も有名な石油ストーブだけではなく、ガスストーブやグラファイトヒーターそれぞれの特徴を紹介します。失敗しないお手入れ方法とお部屋に置いたインテリアコーディネート例も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
「アラジン」のストーブは3タイプ
「アラジン」は、1919年にイギリスで誕生したブランドです。1930年代に誕生し、ブルーフレーム〈青い炎〉と名付けられた石油ストーブは、ブランドを代表するアイテム。発売から90年以上経った今もなお、多くのファンに愛されています。現在は石油ストーブのほか、ガスストーブ、グラファイトヒーターも商品展開があるので、用途に合わせて選ぶことができますよ。
石油ストーブは円筒型と長方形の2種類
アラジンの代名詞とも言えるのが、石油ストーブの「ブルーフレーム」シリーズです。レトロな円筒形のデザインと、丸窓から見える青い炎の揺らぎが魅力。熱した空気を上昇させる対流型で、お部屋全体をくまなく暖められます。また、シンプルな長方形型の反射型石油ストーブも販売されています。反射板によってストーブ前面と上部が暖かくなる形状で、点火の手間がかからず使い勝手が良いのが魅力です。こちらのユーザーさんは、「グリーン」を使用しています。
アウトドアで使いやすいガスストーブ
アラジンはイギリス発祥のブランドですが、現在日本では、株式会社「千石」がOEMで製造・販売を行っています。対流型ポータブルガスストーブ「センゴクアラジン」は、持ち運びのしやすさと安全性からアウトドアでの使用が人気です。ブルーフレームのデザインをベースに、より小型で愛らしいフォルムになっています。ユーザーさんは、こちらのストーブをテラスで使っています。
電気で稼働する遠赤グラファイトヒーター
石油ストーブの使用が禁止されている賃貸物件でも、使いやすい電気ストーブ。アラジンの電気ストーブ「遠赤グラファイトヒーター」は、スイッチを入れてわずか0.2秒で起動するのが特徴です。起床時や帰宅時に、素早く身体を暖めてくれます。また、スリムなデザインのものが多く、一人暮らしのお部屋でも使いやすいですよ。
ロングセラーの「ブルーフレーム」シリーズ
ブルーフレームシリーズは360度全方向が暖まる対流型の石油ストーブ。お部屋全体を暖められるだけでなく、天板にヤカンを置いて保温したり、焼き芋を焼いたりすることもできますよ。また、レトロな見た目ながら、機能性は進化しています。振動を検知して自動で消化する安全機能が備わっているほか、未燃焼ガスによる石油ストーブ特有の嫌なにおいの発生を抑える設計もうれしいポイントです。約5万円から購入することができます。
ブルーフレームを長く使うためのポイント
ブルーフレームシリーズは、使用するたびに芯に直接火種をつけて使います。芯の消耗を防ぎ長く使い続けるには、以下の3つのポイントを守ることが大切です。
サイズ:H551×W388×D405mm
本体重量:8.8kg
暖房の目安:〔木造〕7畳まで〔コンクリート〕10畳まで
タンク容量:4.1L、連続燃焼時間:約15時間
燃料消費量:0.26ℓ/h、暖房出力:2.68kw/h
- 芯の消耗を防ぐため、空焚きをしない
灯油が空になった状態でストーブを使用してしまうと、芯の部分が燃えて早く消耗してしまいます。油量計で残量をチェックするようにしましょう。 - 古い灯油はなるべく使わない
古い灯油の場合、芯にタールがたまったり、火の回りが遅くなったりするデメリットが。芯を長持ちさせる、ムラなくお部屋を暖めるという観点から、なるべく新しい灯油を使いましょう。 - 定期的に燃焼部分を掃除する
燃焼部分にすすや埃がついていると、燃焼時の空気不足につながります。石油に対する酸素の量が十分でないと未燃焼ガスが発生し、いわゆる石油ストーブ特有のいやな臭いがでてしまいます。定期的に燃焼部分をブラシなどで清掃しましょう。
現行品は丸窓と360度ガラス面の2タイプ
こちらのユーザーさんは、白黒両方のアラジンストーブを配置しています。現行品は360度ガラスのブラック、丸窓のホワイトの2タイプがあります。同じストーブでも、色で全然雰囲気が違いますね。上でお湯が沸かせるので、煮炊きしたり焼き芋を焼いたりすることもできますよ。
※画像は最新版とは異なります
デザインにこだわってヴィンテージを選んでも
こちらのユーザーさんは、15型のストーブフレームを購入したそうです。ユーザーさんは、自動消火もガードも付いてない形と、 古くて所々塗装が剥げていて、 真鍮が見えるところが可愛いくてお気に入りだそう。デザインにこだわりがある方は、中古品などネットで購入できることもあるそうなので、探してみてくださいね。
ミッドセンチュリーに似合うグリーン
こちらのユーザーさんは、「アラジンのブルーフレーム」グリーンをミッドセンチュリーの家具に合わせました。 ユーザーさんは、体の芯から温まる感じと、点火方式などアナログな感じが好きだそう。イームズチェアに座りながら、ゆったりと暖を取れる素敵な配置ですね。
お部屋に馴染むホワイトカラー
こちらのユーザーさんは、ナチュラルスタイルのお部屋に、テーブルクロスと毛布、アラジンのストーブを出しています。ホワイトメインのお部屋にアラジンのストーブがよく似合いますね。ユーザーさんは、中古品を買ったそうで、値段を抑えたい方は、中古品も検討してみてくださいね。
360度炎が見せるブラックカラー
こちらのユーザーさんは、アラジンブルーフレームヒーターBF-3912(K)ブラック(黒)を配置しました。80余年もの間、少しずつ改良を加えながらも、基本的なモデルチェンジのない完成されたフォルムと性能で、 愛され続ける永遠のスタンダード「ブルーフレームヒーター」です。レトロな佇まいと美しい青い炎が360度から見られますよ。サイズや基本的な機能は同じですが、360度ガラス面になっているので、どこからでも美しい青い炎を楽しめます。
BEAMSコラボのオレンジカラー
こちらのユーザーさんは、BEAMSコラボのストーブを使っています。レトロなカラーとデザインのストーブで火の温かさを体感したい時に活用しているそうです。こちらのストーブは限定カラーなので、中古品等を検討してみてくださいね。
天板にヤカンを置いて使っても
アラジン (Aladdin) 石油ストーブ ブルーフレーム ホワイト の天板にヤカンを置いて使ってるユーザーさん。カーペットやクッションの色合いなど、冬らしく暖色系でまとめられていますね。
焼き芋も作れちゃいます
アラジン (Aladdin) 石油ストーブ ブルーフレーム ホワイトの上に焼き芋をのせて焼いたこちらのユーザーさん。オーブンよりもホクホク、熱々で短時間で完成したそうで、アラジンストーブがある方は是非焼き芋にチャレンジしてみてくださいね。
ストーブガードを組み合わせて
こちらのユーザーさんは、アラジンストーブに高津製作所 丸型ストーブガード デラックスを組み合わせました。天板は、アクリル焼付塗装 で、パイプ脚:クロームメッキ外径660mm内径325mm高さ470〜800mm(スライド範囲)の仕様です。ガード付きだと安心できますね。
灯油タンクもおしゃれに
こちらのユーザーさんは、灯油タンクを購入しました。タンクは、瑞穂化成工業のもので、5Lと10Lのタンクがあります。
注入口直径:44mm(内径) キャップ:60mm(外径)/55mm(内径)
重量 :約440g(容量5Lの場合)
使い勝手の良い「反射型石油ストーブ」
長方形のシンプルなデザインの反射型の石油ストーブは、反射板によって前面と上部が暖かくなり点火や消火がしやすいのが特徴です。ブルーフレームと比べても値段が安いので、値段を抑えたい方におすすめ。キャンプストーブにも◎
ブルーフレームと同じグリーンカラー
アラジンの反射式石油ストーブアラジンCAP-U288は、グリーンカラーと、タイマー機能付きなのが良くて、ユーザーさんのお気に入りだそう。やかんは 湯たんぽのお湯を沸かしているそうです。
シックなブラックカラー
アラジン反射式ストーブをキャンプストーブにしているユーザーさん。アラジンAKP-S248/Kは、10000円以下で購入できるコストパフォーマンスの良いストーブです。Amazonや楽天、Yahooなどで購入することができます。
ガスストーブ「センゴクアラジン」
ポータブルガスストーブ「センゴクアラジン」はカセットボンベで稼働します。ガス栓がない場所や、アウトドアでも使いやすいのが特徴です。空気を巻き上げて放熱する「トルネードバーナー方式」で、コンパクトながらパワフルに暖めてくれますよ。また、室内の酸素濃度が低くなると作動する不完全燃焼防止装置や、転倒時消化装置といった安全機能も搭載されています。
キュートなレッドカラー
センゴクアラジン Sengoku Aladdin ポータブルガスストーブを使用しているこちらのユーザーさん。 灯油をタンクに入れたり、マッチで点火したりと面倒な工程が一切ないので手軽に使用できます。テレワークなど作業中に足元を暖めたいときにも便利ですよ。こちらのアイテムはRoomClipのモノギャラリーで購入することができます。
畳に馴染むグリーンカラー
SENGOKU ALADDIN センゴクアラジン Portable Gas Stoveは、アラジンのブルーフレームをモチーフにしたガスストーブです。コンパクトなサイズは、持ち運びにも最適です。 ユーザーさんは、手軽に部屋を温められて、すごく便利だそう。畳に馴染むストーブを探している方はぜひ検討してみてくださいね。
ビビットなイエローカラー
センゴクアラジン Sengoku Aladdin ポータブルガスストーブのイエローカラーxです。ビビットなイエローカラーで、フォルムが可愛らしく、ポップなカラーリングはインテリアのアクセントにもなりそうですね。こちらのアイテムも、RoomClipのモノギャラリーで購入できるので、気になった方はぜひ覗いてみてくださいね。
シンプルなホワイトカラー
シンプルなホワイトカラーのアラジンストーブです。シンプルなのでどのお部屋にも馴染みそうですね。ユーザーさんは、色に悩んだ時にやっぱり定番の白を選んだそうです。カラーで悩んだ時には、定番色を選んでみるのも良いですね。
BEAMSコラボのガスストーブ
BEAMSコラボのSengoku Aladdin × BEAMS JAPAN / 別注 ポータブル ガス ストーブ オレンジです。暖かいオレンジカラーで、ガス缶だけで利用ができるポータブルガスストーブです。 BEAMSとのコラボで限定品なので、中古品等を検討してみてくださいね。
センゴクアラジンのシルバークイーン
反射型の「センゴクアラジン シルバークイーン」は、1970年代のデザインを復刻したもの。「センゴクアラジン」よりもさらにコンパクトで、本体の重量は4.2kgです。軽いので、持ち運びにも適しています。転倒時などには自動的に消火されるなど、安心機能付きが嬉しいですね。
電気ストーブ「遠赤グラファイトヒーター」
アラジンのグラファイトヒーターは、スリムな1灯管、幅広な2灯管、デザイン性のある「トリカゴ」の3タイプが販売されています。現行品のカラーは、いずれもグリーンとホワイトの2タイプ。過去に販売されていたブラウンカラーなどを、中古品で見つけてみてもよいでしょう。
遠赤グラファイトヒーター(1灯管)
Aladdinのグラファイトヒーターです。1灯管は重さ約3.5kgと軽く、スリムなので置き場所を選びません。0.2秒で温まる起動の速さとスマートなデザインが特徴です。
お部屋に馴染むホワイトカラー
アラジンのグラファイトヒーター、AEHG407Nです。お部屋に馴染むホワイトカラーです。 小型で持ち運びしやすいので、 ユーザーさんは、色々な場所で使ってるそう。 つけたらすぐに暖まるのと 見た目がシンプルで可愛い所が 気に入っているそうですよ。
グレイッシュなブラウンカラー
アラジン 遠赤グラファイトヒーター AEH-G406A-Tです。グレイッシュなブラウンカラーです。つけると周辺がすぐに暖かくなるそう。こちらのユーザーさんのように、植物の近くに置いても落ち着きますね。
遠赤グラファイトヒーター(2灯管)
幅広タイプの2灯管です。1灯管との主な違いは、縦横ローテーションが可能なところです。2灯管は利便性の高さが特徴です。障害物を察知すると電源を自動的にオフにしてくれるシャットオフセンター機能付きで、安心して使用することができます。
横長に変形も可能
Aladdin (アラジン) 電気ストーブ CAH-2G10EY(G)です。こちらのユーザーさんのように、2灯管の縦横ローテーション機能を使って、横長に変形することも可能です。首振りもできるため、広範囲にほんのり暖かくなり、エアコンの乾燥が苦手な方にもおすすめです。こちらは、Amazonで約30000円前後で購入することができます。
遠赤グラファイトヒーター トリカゴ
遠赤グラファイトヒーター 鳥かご型です。デザイン性だけでなく安全性も高く、重さ約1.6gと最も軽量で、2.3mと長めのコードによる取り回しの良さも魅力。0.2秒で発熱する「遠赤グラファイト」を搭載したコンパクトな電気ストーブに、⿃かごのフォルムを連想させる、どこか懐かしいデザインが特徴です。脱衣所に置いたり、デスクの足元に置いたりするのにおすすめです。
アラジンのロングセラー「ブルーフレーム」のほか、ガスストーブやグラファイトヒーターなど各種ストーブについて紹介しました。予算がある方は憧れのブルーフレームシリーズ、予算を抑えたい方はキャンプストーブにおすすめな反射式ストーブなど、予算や希望する機能性に合わせて選ぶとよいでしょう。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「アラジン ストーブ」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!