石油ストーブの選び方とおすすめアイテム コロナ・トヨトミ・アラジンなどを紹介

石油ストーブの選び方とおすすめアイテム コロナ・トヨトミ・アラジンなどを紹介

石油ストーブはコンセント不要で使える、灯油を燃料とする暖房器具です。昔は石油といえば灯油を指したため、現在でも当時の名残で灯油ストーブではなく「石油ストーブ」と呼ばれています。この記事では、石油ストーブを選ぶ際のポイントと、おすすめのアイテムを紹介します。RoomClipユーザーさんのコーディネート例や、活用例も参考にしてみてくださいね。

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※詳細の記載がない投稿もあります。何卒ご了承ください。

目次

石油ストーブの特徴

石油ストーブは、灯油を気化させて発生した気化ガスを燃やし、その燃焼エネルギーで暖をとる暖房器具です。ここでは石油ファンヒーターとの違いや、石油ストーブならではの特徴を紹介します。

ファンヒーターとの違いは暖める仕組み

石油ファンヒーターと石油ストーブはどちらも灯油を使いますが、暖める仕組みが異なります。ヒーターはファンから送られる温風や放熱により空気を間接的に暖めるのに対して、ストーブは気化ガスを燃やして発生した熱で、直接部屋や体を暖めてくれます。速暖性に優れているのは石油ファンヒーター、動作音が静かで、電気不要なのが石油ストーブです。

動作音が静か

石油ストーブのメリットの一つに、動作音の静かさが挙げられます。ユーザーさんは、寒い冬に餅を焼きながら、ゆったりとした空間で音楽を楽しんでいるそうです。ファンヒーターのようにファンを搭載していないため、夜間でも音を気にせず使えますよ。

加湿効果がある

石油ストーブは、燃焼時に空気中の酸素と反応して水分を放出する、加湿効果があります。エアコンやファンヒーターのように温風が出ない、空気や肌が乾燥しにくい暖房器具です。ストーブの天板上にやかんや鍋を置き、加湿器代わりにすると、より保湿効果がUPします。

未燃焼ガスに注意

石油に対する酸素の量が十分でないと、未燃焼ガスが発生します。この未燃焼ガスは、石油ストーブを使う際に気になる臭いの原因です。また、使用時は1時間に1~2分程度換気をして、一酸化炭素中毒を防ぎましょう。最近は、石油ストーブの消火にかかる時間を限りなく短縮するなどし、未燃焼ガスの発生を防いでくれるタイプも増えています。

石油ストーブの選び方

石油ストーブを購入する際は、いくつかのポイントを押さえながら選ぶのがおすすめです。部屋のどこに置くか、部屋全体を暖められるサイズであるか、給油タンクの形状と容量を確認するなどの方法があります。点火の仕方も異なるので、生活環境にあわせたものを選びましょう。

反射型か対流型かを選んで

石油ストーブは、輻射熱を利用する「反射型」か、暖かくなった空気が上昇する「対流型」かに分けられます。反射型は部屋の隅に置ける長方形型が多く、対流型は部屋の中央に置く円筒型がメジャーです。設置する場所や部屋の広さに応じて選びましょう。

ここがポイント!
  • 部屋の隅に置ける「反射型」
    反射型は燃焼部の熱を反射板で反射させる事で、全面と上面を集中的に暖めます。そのため背面や側面に熱が伝わりにくく、壁際や窓際に置きやすいのがメリットです。また、本体から灯油タンクが取り外せるため、給油が楽なのも特徴です。2F以上の部屋でも使いやすいでしょう。

  • 部屋の中央に置く「対流型」
    対流式は燃焼部の熱が360度全方向に放熱されます。あたたかくなった空気が上昇し部屋の中に対流を起こすため、部屋全体を効率的に暖めてくれます。効果的に使うには、部屋の中央に置くとよいでしょう。おしゃれでレトロなデザインが多く、デザインにこだわりたい人におすすめです。

暖められる広さをチェック

石油ストーブは火力の調整が難しいため、設置する部屋にあった対応畳数と暖房出力をチェックしましょう。6~9畳であれば壁際に設置できる反射式が、リビングやダイニングなど10畳以上のお部屋であれば対流式がおすすめです。木造とコンクリート造でも対応畳数が異なるため、住居に合わせて確認を。

給油タンクの形状と容量をチェック

給油タンクの容量が多いと給油頻度が少なくて済みますが、その反面ストーブ本体も大きくなります。日常的に使う機会が多いリビングやキッチンには、大きなものを取り入れているユーザーさん。求めるコンパクトさと、使用頻度のバランスを考えて選ぶとよいでしょう。

点火方法をチェック

石油ストーブの多くは電子点火式を採用しており、乾電池を動力にして、スイッチを押すだけで点火可能です。また、ごく少数ですが、乾電池を使用しないレバーを回す手回し点火式も販売されています。アラジンなど一部の対流型は直接点火のみなので、使い勝手の観点から点火方法も確認しましょう。

使い勝手のよい反射式石油ストーブ

燃焼部の奥に反射板が設置されており、その熱でストーブの前面を暖める反射式ストーブ。器具の構造によって異なりますが、上部にやかんや鍋を載せてお湯を沸かしたり、鍋物などを煮炊きできたりと、コンロのような役割も果たします。コロナやアラジンの、反射式石油ストーブを紹介します。

コロナ RX-2220Y ダークグレー

ユーザーさんが使われているのは、コロナのRX-2220Yシリーズの石油ストーブです。木造は6畳、コンクリートは8畳を目安にして使えるアイテム。点火方法は、手回し、直接点火のどちらでもOK。ポジションマークが付いた大型の丸ハンドルにより、片手で簡単に点火できるのは嬉しいポイントです。

コロナ RX-22YA

1つ前の反射式ストーブと同様に、木造は6畳、コンクリートは8畳を目安にして使えます。タンクの容量は3.7Lで、給油口はワンタッチで開く便利なタイプ。大きさは、幅45.2cm×奥行32.4cm×高さ47.5cmで、本体重量は7.4kgのストーブです。電源いらずで使えるストーブ、1台は持っておきたいですね。

アラジン CAP-U289

アラジン CAP-U289のストーブは、淡いグリーンカラーでインテリアにもなじみます。サイズは幅34.5cm×奥行32.7cm×高さ49.6cmで、タンクの容量は4.0L、木造は8畳、コンクリートは10畳まで使える石油ストーブです。さらに、石油ストーブには珍しい切タイマー機能が付いており、3・5・8時間ごとの3段階で設定できますよ。

アラジン AKP-S248K

こちらの石油ストーブは、幅34.5cm×奥行34cm×高さ39.5cmで、タンクの容量は3.2L、木造は7畳、コンクリートは9畳まで対応しています。タンクが空の状態だと6㎏しかないため、持ち運びがとても便利です。ブラック×シルバーのシックなストーブですが、角が丸みを帯びているため、かわいらしいお部屋のアクセントとしてもぴったりですよ。

トヨトミ LR-68M

広いリビングやダイニングキッチンで使えるのが、トヨトミのLR-68Mという石油ストーブです。幅70.4cm×奥行35.5cm×高さ56cmで、重量は21kg、木造は18畳、コンクリートは24畳まで対応しています。寒冷地でも継続的に暖を取れる、パワフルな仕様の石油ストーブを探している人におすすめ。

おしゃれな対流式石油ストーブ

熱した空気を上昇させて対流をおこし、部屋全体を効率よく暖めるのが、対流式石油ストーブです。360度の方向に効果を発揮するため、部屋の中央やピンポイントで暖めたい場所で使いましょう。レトロでおしゃれなデザインが豊富なストーブを紹介します。

アラジン ブルーフレーム

1930年代にイギリスで生まれたブルーフレームは、90年以上も形がほとんど変化しない、完成されたデザインとして販売されています。幅38.8cm×奥行40.5cm×高さ55.1cmで、重量は8.5kg、タンクには4.1Lの灯油を入れることが可能なストーブです。直接点火するレトロなスタイルですが、対震自動消火機能が付いているため、万が一のときでも安心できる設計となっています。

アラジン BF3912は360度炎が見える

アラジン ブルーフレームと、サイズや基本的な機能は同じですが、見え方がよりオープンになったBF3912。中央の小窓部分が、360度ガラス面になっているので、どこからでも美しい青い炎を楽しめるようになっています。ユーザーさんのような、おしゃれで開放的なお部屋に合いそうですね。

トヨトミ RL-F2500

トヨトミ Favor classシリーズのRL-F2500は、足元を照らすランタン調ストーブとして販売されています。カラーはダークグレーで、木造は7畳、コンクリートは9畳に対応。幅38.8cm×奥行38.8cm×高さ48.57cmと、コンパクトなフォルムなのに、灯油タンクの容量は4.9Lと大容量なのが嬉しいですね。

トヨトミ レインボーストーブ

ユーザーさんが使われているのは、トヨトミのレインボーストーブRBE-25Eというアイテムです。対応畳数やサイズはRL-F2500と同様で、カラーはホワイト、2重タンク構造で灯油がこぼれにくい構造をしています。蓄光タイプで暗闇でもつまみやレバーが光ったり、特殊ガラスコーティングにより炎の輪が七色に輝いたりする、個性的でおしゃれなストーブですよ。

クラシックタイプも

トヨトミのクラシックタイプの対流式ストーブである、CL-250。ステンドグラスのようなレトロな雰囲気がただよう、暖かくて明るいストーブです。サイズは幅38.8cm×奥行38.8cm×高さ48cmで、対応畳数はレインボーストーブと変わりません。デザイン重視で選びたいならこれ!

トヨトミ KS-67HWは四角い火窓

ユーザーさんが使われているのは、トヨトミのKS-67HW。長年使用すると劣化しやすいストーブの芯は、つまみを回すと燃えていない部分がくり出せます。芯の交換回数を減らせて、長く使うことのできるストーブです。四角い小窓が付いていることで、ふんわりとしたやわらかい印象の炎が楽しめますよ。

ブラックカラーも

KS-67Hは、ホワイト、ブラック、グレーの3色が展開されています。点火つまみを回すだけで簡単に点火できるので、石油ストーブに慣れていない人でも使いやすいです。シックなお部屋にも、ナチュラルなお部屋のアクセントとしても取り入れられるストーブですね。

男前なダークグリーン

トヨトミのKS-GE6は、「無骨なアウトドアライフスタイル」をコンセプトに掲げた石油ストーブです。幅48.2cm×奥行48.2cm×高さ58.3cmで、対応畳数は木造で17畳、コンクリートで24畳までOK。ミリタリーテイストのデザインで作られており、カラーはオリーブグリーンとコヨーテブラウンの2色展開となります。室内だけではなく、キャンプや車庫など、さまざまな場所で使えそうです。

コロナ SL-6616はオーバル型の火窓

コロナのSL-6616は、ホワイトカラーとオーバル型の小窓が特徴的な対流式ストーブです。幅46cm×奥行46cm×高さ59.8cmのサイズで、木造は17畳まで、コンクリートは23畳まで暖めが可能。遠赤外線円筒により、広い空間を丸ごと暖房してくれます。また、地震や衝撃を受けたときは自動消火してくれる機能も付いていて安心です。

ニッセンのストーブ

ユーザーさんが使われているのは、ニッセンのクラシックオイルストーブ IS-3です。レトロなマリンテイストでデザインされたこのストーブには、使うたびに表面が変化する真鍮が使われています。くすみを楽しむもよし、磨いてピカピカのストーブを維持するのもよしで、インテリアとしても長く使えそうです。

レトロなヴィンテージを選んでも

対流式ストーブは、新しいものでもレトロなデザインが多いですよね。しかし、ユーザーさんが使われているこちらのストーブは、しっかりと年季が入ったヴィンテージもの!中央の丸い小窓が目を引く、唯一無二の石油ストーブかもしれませんね。

スウェーデン PODのストーブ

こちらのユーザーさんは、スウェーデンが原産国であるPODのストーブを使われています。アラジンのブルーフレームという対流式ストーブと似ていて、丸い小窓からは青い炎を見ることができますよ。よりヴィンテージ感のある石油ストーブを求めるのであれば、ぜひチェックしてみてください。

設置場所やストーブの活用アイデア

反射式ストーブや対流式ストーブは、効率よく暖めたい環境によって、設置場所を考える必要があります。ここでは、ユーザーさんが実際にどんな場所に置いて、どのような使い方をしているのかを紹介します。天板上で何かを温められるのは、石油ストーブならではの特権かも……?

キャスター台に乗せて移動をラクに

コロナのストーブを使われているユーザーさんは、移動をラクにするために、キャスター付きの台に乗せています。乗せる台は、ストーブの大きさよりも一回り大きいものを選ぶと、転倒やズレのリスクを軽減できそうですね。ダイニングキッチンや広い寝室など、暖めたい場所を少し変えたいと思ったときに使えそうなアイデアです。

トキラボの灯油缶でおしゃれに

ユーザーさんが使われているトキラボの灯油缶は、従来の赤や白のポリタンクと違って、室内になじむカラーです。ライトサンドとダークグレーの2色展開で、キャップにも色が付いているこだわりがおしゃれ。The Genie Tankという商品で、18Lの灯油が入れられますよ。

コーヒーテーブルになるストーブガード

Amazonで購入した、こちらのストーブガードを使われているユーザーさん。土台が正方形に近い対流式ストーブ用のアイテムです。ストーブを囲んでお茶会をしたり、読書や裁縫などのゆったりとした時間を楽しんだりするのに使えますよ。

天板上でお湯を沸かして

こちらのユーザーさん宅はオール電化なのですが、電力の高くなる時間帯は石油ストーブを使って節約をしているそうです。エアコンや電気ストーブよりも保湿力がある石油ストーブの天板上で、お湯を沸かしています。乾燥が気になる冬のシーズンには、石油ストーブとやかんを活用して加湿を行いましょう。

天板上で煮物を温めて

対流式の石油ストーブの天板上に鍋を置いて、煮物を作られているユーザーさん。暖を取りながら料理もできるということで、気に入っているそうです。長時間煮込む料理や、時間をかけてゆっくりと火を通したい肉料理などを作るのにぴったりかも。

網を敷けばお餅も焼けます

天板の上部が熱くなる対流式のストーブは、このような使い方もできます。まずは、天板に餅がくっつかないように、必ず網を敷きましょう。焼けて膨らんだ餅がストーブの外に落ちたり、天板に溶け落ちないよう、目を離さずに焼き上げるのをおすすめします。暖を取りながら餅を焼いて、その場で食べれるのは嬉しいですね。

お家でキャンプ気分を味わって

キャスター付きの土台をDIYして、その上に対流式のストーブを乗せています。お家でキャンプ気分を味わえるように、キャンプで使うベンチやミニデスクを用意。キャスター付きのストーブは、簡単に移動させられるため、いつも使う場所に戻すのもラクにできますよ。

お庭パーティーの暖房器具に

ユーザーさんが、お庭パーティーの暖房器具として使われているのは、トヨトミ RL-F250のダークグレーカラーのストーブです。キャンプ場へ持って行くのは大変ですが、お庭やベランダであれば、石油ストーブで暖を取りながらパーティーを楽しめます。ナチュラルなインテリアにもなじむので、お部屋で使うのももちろんOK!

反射式ストーブも対流式ストーブも、インテリアになじむおしゃれなアイテムがたくさんありましたね。レトロな雰囲気にこだわりたい人は、ヴィンテージの石油ストーブを探してみるのもおすすめです。季節を問わずお部屋に置きたい1台を見つけて、電気代を節約しながら暖まりましょう。

RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「石油ストーブ」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!

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