DIYで家具や収納を作りたいと思った時に、どんな種類の木材があって、どれが適しているのか迷う事がありますよね。使用用途によって、強度が必要だったり、厚みが必要な場合など様々です。そこで今回は、よく使われる木材を種類別にご紹介。どんな家具のDIYになにが使われているか、またオイルやワックスで塗装された木材の仕上がり実例写真もピックアップしてみました。ぜひDIYやリメイクの参考にしてみてください。
目次
DIY木材
ベニヤ板
ベニヤ板はリーゾナブルで手軽に入手できるのが最大のメリットの木材。薄いものから複数枚重ねたベニヤ合板まで厚みのバリエーションも多く、表面の木目、強度、耐水性の違い等様々なものがあります。内装から工作まで用途も多岐に渡ります。DIYで作りたいものに合わせて選びたいですね。
雰囲気たっぷり!スクラップウッドをDIY
スクラップウッド風にペイントされたベニヤの板壁DIYです。クリーミーなグラデーションカラーで、ナチュラルな家具とも馴染み、雰囲気もたっぷり。サイズの大きな木材の上にカットした板を両面テープで貼り付けてスクラップウッドの板壁風にしているとのこと。軽量レンガも両面テープで貼っています。
モールディングと合わせて海外風腰壁
ブルーグレーの爽やかな色味とストライプの組み合わせが海外のような廊下。こちらもなんと、ベニヤ板を使ってDIYしたというから驚きです。ストライプとブルーグレーの間に、モールディングを貼り付けることでさらにグレードアップ。自慢したくなるようなオシャレな空間になっていますね。
原状回復可能DIY!ふすまに壁紙
こちらは、ふすまに壁紙を貼ったベニヤ板を両面テープで貼り付けています。凸凹がある、原状回復したい等、直接壁紙を貼るのがためらわれる場合にぜひ参考にしたいDIYアイデアです。壁紙は壁纸屋本舗ののり付きを8m程使用。ヴィンテージ感のあるデザインで和室がすっかり変身していますね。
タンクレストイレに変身
トイレのタンク周りに四角い木材で枠を作り、プラダンを貼り、ベニヤで板壁を作成しホワイトにペイント。天面のプラダンには穴を開けて、そこ洗面器を設置して、タンクレストイレに。天面にはタイルシートを貼って一層本格的な仕上がりになっています。タンクをカバーリングする構造なので水回りは難しいと思っていた人も挑戦しやすいですね。
応用可能な吊り戸棚リメイク
こちらはトイレの備え付け吊り戸棚に、ベニア板を貼り付けてイメチェン!よりナチュラルな雰囲気に仕上がっていますね。特に賃貸の吊り戸棚はベーシックなものが多く、インテリアに合わないと悩む方も多い場所。薄いベニヤ板のような木材であれば簡単に貼り付けることができるので、キッチンなどにも応用できそうですね。
RoomClipには、インテリア上級者の「ベニヤ板」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
足場板
足場板は建築現場で足場として使われている木材なだけあって、強度はお墨付きです。一般的に丈夫な杉が使われていることが多く、DIY家具の材料として人気です。ユーズドの足場板であれば、かなりリーゾナブルに入手できる上、凹みや傷、ペンキ汚れ等も味わいになりオリジナリティあふれるDIYができます。
本格的な和室DIY
こちらはなんと、もともとは和室だったというお部屋。薄い畳が敷かれていた床は、畳を剥がし足場板を敷き詰めているそうです。節や木目に味わいのある特徴的な木材が、レザーのソファやミシンのアンティークなテイストにマッチしていますね。クッションフロアやフローリングを敷くなど、床のDIYはたくさんの方法がありますが、足場板の床もカッコよくてマネしてみたくなりますね。
流木でアーティスティックに
古足場板を天板にし、流木の脚を付けたコーヒーテーブルです。流木の曲線、古木感や木目等、自然のアートを感じるディテールはラスティックで存在感たっぷりの仕上がりですね。控えめな木色で、モノトーンを基調にしたコーディネートのお部屋にぴったりです。
クールなキッチン飾り棚
woodproで購入した足場板を棚板に使用して、キッチンの背面に取り付けたDIY飾り棚です。壁紙は壁紙屋本舗で購入したペンキでブラックにペイントしており、足場板の組み合わせはクールなヴィンテージ感がありますね。置かれているキッチンウェアも甘さがなく海外インテリアのようです。
パレットと合わせて味わい深い家具に
足場板を座面に、パレットを背もたれに使用したベンチ。骨組みはウォルナットのワックスを塗装した2×4材を使用。足場板とパレットは無塗装で、木材そのものの風合いをそのまま生かしています。足場板もパレットもユーズドを利用すれば、エイジング加工なしに雰囲気を一変させる味わい深いDIY家具になりますね。
ナチュラルなスタイルにも
木材の風合いがそのまま感じられる足場板は、ナチュラルなインテリアスタイルにもフィット。ニトリのカラーボックス2個に足場板を載せたワークデスクはアンティーク感があってキュートですね。ボックスの側面、背面にベニヤ板を貼るひと手間でグンと雰囲気がアップしています。
RoomClipには、インテリア上級者の「足場板」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
タモ材、タモ集成材
なめらかに流れるような木目が美しく丈夫なタモ材は、既製品の家具でもよく使用される木材です。部屋が明るくなるような優しい木色も魅力のひとつ。DIYに使えば、ナチュラルスタイルや北欧スタイルにコーディネートしやすく、高級感のある家具が出来上がります。
収納力もプラス!カウンターテーブル
タモの無垢材を天板に使用したDIYカウンターテーブルは、優しい木色とホワイトのバイカラーコーディネートで、圧迫感のないナチュラルなデザイン。サイズがカスタマイズできるDIYのメリットに、IKEAの脚と引き出し付きの袖机で収納力もプラスされ、とても使いやすそうです。
BRIWAXでシックに
天板のタモ集成材はBRIWAXで塗装し、木目の美しさにシックな色味が加わって重厚感がありますね。チェアに合わせて60cmでカットしてもらったと言う、ブラックのアイアン脚と合わせて男前スタイルのテーブルになっています。木材や材料はあらかじめカットしてもらうことでより手軽に挑戦できますね。
天板にタモ材で高級感あり
カラーボックスを利用してDIYしたキッチンカウンターは、タモ集成材の天板が高級感がありますね。板壁状にベニヤ板を貼って雰囲気のあるキッチンカウンターです。ベニヤは3回ヤスリをかけてペンキでペイントして、さらにヤスリがけして両面テープとタッカーで固定されています。丁寧な下準備でなめらかで美しい仕上がりです。
RoomClipには、インテリア上級者の「タモ材」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
OSBボード、OSB合板
OSBボードとはウッドチップを乾燥させて強力な接着剤を使い高温・高圧でプレスした、強固・頑丈な木材です。通常は内装の下地材として利用されますが、模様が独特でDIY木材として人気なんです。カジュアルな雰囲気があり、個性的な壁材やディスプレイボードはお部屋のいいアクセントになってくれますよ!
シューズショップ風魅せる収納
壁一面にOSB合板を貼り付け、さらに壁と同じ合板を斜めに取り付けて、シューズをディスプレイ。綺麗に並べられた靴と、DIYとは思えない完成度は、シューズショップのようですね。玄関を広く使うため、ガレージに設置したとのことですが、壁面を利用したアイデアは、スペースが少ない場所でもマネできそうです。
本棚として大活躍
OSB合板に黒いゴムを取り付けて、見せる収納をDIYしたこちら。伸縮性のあるゴムは本が落ちないよう固定するとともに、取り出す時にも便利で機能性にも優れています。お気に入りの書籍や雑誌などをディスプレイするように整理整頓できるアイデアは、お部屋のインテリアに合わせた木材でも挑戦してみたいですね。
お部屋の仕切りに
もともと仕切りがなかったというベッドルームに、SPF材とOSB合板を組み合わせて壁をDIY。必要最低限のもののみを置いた空間は、シンプルでリラックスして過ごせそうですね。お洋服の空き箱を重ねたというベッドサイドテーブルも素敵で、オシャレな空き箱を見つけたら是非マネしたいアイデアですね。
ディアウォールと組み合わせて
ディアウォールを利用したディスプレイボードも、OSBボードを利用すれば塗装などをせずともグッとオシャレな仕上がりになります。グリーンとの相性も抜群で、OSBボードのワイルドな雰囲気によく映えていますね。お部屋のいいアクセントになってくれています。
DIYでタンクレス
OSBボードでトイレタンクを目隠し!腰壁の見切りと同じ高さで、タンクの上に棚も作られていますね。トイレを彩る雑貨類をディスプレイするのはもちろんのこと、収納スペースとして利用することもできます。雰囲気のある木材なので、サボテンやステンシルと組み合わせることでググっとアメリカンな雰囲気になりますね。
RoomClipには、インテリア上級者の「OSBボード」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
有効ボード
有孔ボードとはペグボードとも呼ばれる穴の空いた木材で、防音や吸音の効果を得たい場所でよく使用されています。手頃な値段と等間隔に空いた穴の利便性からDIY木材としても多く利用されていますよ。用途が広がったことで素材やカラーのバリエーションが増えてきているので、インテリアに合わせて加工がしやすいというところもポイントが高いですよね。
キッチンの壁面収納に
使用頻度の高いフライパンや調理器具を壁面に吊るして収納。広い棚受けには調味料が並べられていたり、タオルハンガーやキッチンペーパホルダーも取り付けられていたりと、見た目にもスッキリとオシャレで使い勝手もよさそうです。ブラックの壁面とシャビーなダークブラウンのキッチン扉の組み合わせがクールですね。
お出かけグッズを取り出しやすく
玄関の近くに壁面収納があると、お出かけの際に必要なバッグなどを取り出しやすく、帰ってきてすぐに整理整頓できるので、とても便利ですね。収納する場所が決まっているので、朝の忙しい時間に探し物をすることもなく、準備もはかどりそうです。空いたスペースにグリーンなども飾り付けすると更にオシャレに仕上がりますね。
DIY好きはたまらない作業スペース
DIYには、大きな道具からペンチやビスといった細々としたアイテムが必要です。また、便利な道具も増え、収納に困る例も少なくありません。そんな悩みを解消してくれるのが有孔ボード。こちらのように壁いっぱいに貼り付け、更にワイヤーネットなどを活用することで整理整頓が可能になります。何がどこにあるか一目瞭然で作業もはかどりそうですね。
調理器具の収納に
こちらはパントリーの空いたスペースに有効ボードで作った棚を取り付けられています。穴にフックをかけるだけで、お鍋やフライパンなどのかさばりやすい調理器具をかけて収納することができます。キャスターが取り付けられているので出し入れも楽々で使い勝手がよさそうですね。
有孔ボードでディスプレイ収納
絵本やトミカなどは楽しくディスプレイ収納を。ダイソーの板やセリアのウォールバーを利用されているようなので、手軽にチャレンジしやすいのではないでしょうか?お子さんの目線の高さに合わせて収納スペースを作ることで、目で見て楽しくお片付けをすることができそうですね
RoomClipには、インテリア上級者の「有効ボード」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
2×4材
2×4(ツーバイフォー)は厚さ38mmx幅89mmの木材です。規格サイズなので安価で手に入れることができ、またDIY初心者の方にも扱いやすく、ホームセンターで手軽にゲットできる身近な木材です。1×4や2×6など他のサイズとの組みあわせも可能で幅広く利用することができますよ。
パーティションをDIY
リビングにある腰壁の上に、ディアウォールと2×4の木材を取り付けてパーテーションをDIY。パソコン部屋との間仕切りをされているようです。お部屋の空間を用途に合わせて使い分けることで、心地よい空間を作り上げる事ができますね。お部屋の雰囲気もガラっと変わりそうです。
既製品のようなテレビボード
2×4木材をメインに、しっかりとした骨組みでDIYされたテレビボードです。ブライワックスで色づけしたり、やすりをかけたりと細いところまでこだわり抜いた作品。引き出しなどの収納も確保され、使いやすさもプラスして、より愛着のわく一品になっています。お部屋全体の男前な雰囲気とも馴染んで自慢したくなる空間ですね。
制作費約5000円でこの完成度
整理整頓と言うよりもはや、ディスプレイと言える見せる収納は2×4木材で実現。ディアウォールと組み合わせて柱を立て、棚受けを付けるという仕組みは、制作費約5000円というのも驚きです。好きなサイズで、キッチンの細々とした物や食材を綺麗に並べる技は挑戦してみたくなりますね。
隙間ピッタリ収納
冷蔵庫横のわずかな隙間に、2×4木材がピッタリだったとのことで、可動式の棚をDIY。重たいドリンク類が落下しないよう、ダイソーの角材を利用しているとのことです。デッドスペースになりがちな場所も、2×4材を使って有効活用できるかもしれませんね!
PCデスクの天板に
こちらは2×4の木材を何本か組み合わせることで、PCデスクの天板に活用しているようです。下段のように一枚板を使うのも方法の一つですが、このように何本か組み合わせることで、また違った出来上がりになり、一本一本表情が違うので更に味わい深く仕上がりますね。
RoomClipには、インテリア上級者の「2×4材」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
1×4材
1×4材(ワンバイフォー)は厚さ19mm、幅89mmで規格化された木材です。購入する時は節・反りが少なく、ひび割れしていなものを選ぶようにすると◎また、DIYをされるときは始めのやすりがけをしっかりと丹念に行うことで、肌触りやペイントした時の質感が段違いに変わってきますよ。基本的な部分を怠らないようにすることがDIYをする上で大事なことのようですよね。
こたつの天板をDIY
ベニア板を土台に1×4の木材を何本か組み合わせて作ったという、こたつの天板。節や木目が微妙に違う一本一本を組み合わせることで、オリジナリティ溢れる天板になっていますね。また、角は丸くヤスリがけされていて、小さなお子さんがいても安心。仕上げはワックスで、お部屋の雰囲気にあったナチュラルなルックスが素敵です。
コンロ周りを活用したスパイスラック
こちらはコンロの前に1×4木材を利用してスパイスラックを設置しています。それぞれの調味料ボトルに合わせて高さや幅を変えていて、見た目にもスッキリと気持ちが良いですね。収納したいものやディスプレイするものの大きさに合わせて作ることができるので、既製品にはないジャストサイズにできるのもDIYの醍醐味ですね。
室外機カバーも作れちゃう!
モノトーンのオーニング風のデザインと、天板部分の木の色合いが絶妙にマッチしたこちらの室外機カバーもなんと、1×4木材を使用したDIY!既製品のような完成度ですが、しっかりと室外機のサイズに合わせて作られているので無駄がなく、グリーンコーナーまで確保できています。設計は大変かもしれませんが、ここまでオシャレなカバーができるなら、挑戦してみたくなりますね。
シューズラックをDIY
こちらは1×4木材を利用して、シューズボックスをDIYされています。一番下の段は冬にブーツがしまえるように、少し高くなるよう設計されてるようですよ。このように、用途に合わせてサイズを変えことができるのはDIYの醍醐味ですよね。ステンシルをして個性をプラス。ジャンクな雰囲気がオシャレです。
収納つきローテーブル
こちらは収納のついたローテーブルをDIYされています。リビングのリモコン類や小物など、かさばるかさばるものを収納するのにぴったりですね。キャスターが取り付けられているとのことで掃除もしやすそうです。塗装のムラ感がカジュアルな雰囲気を演出してくれていますね。
RoomClipには、インテリア上級者の「1×4材」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
パイン材、パイン集成材
柔らかな木目がナチュラルな雰囲気を演出してくれるパイン材。柔らかく加工がしやすいのでDIYをする際木材として利用されることが多いですね。テーブルやテレビボード、棚など様々な作品を作り上げることができます。自分で作ったものは、より愛着が湧きますよね。
ウォールラックをDIY
コンクリート風の壁紙を貼られているという壁面に、パイン材のラックを取り付けられています。無機質なコンクリに木の温かさがプラスされていますね。コンクリ壁は雑貨が映えるのでディスプレイを考えるのが楽しくなりそうです。色味のバランス感がよくスッキリとまとまった印象に仕上がっていますね。
キッチン背面カウンターをDIY
こちらはキッチン背面にカウンターをDIYされています。家電やバケツの高さに合わせられたピッタリサイズで無駄のない仕上がりになっていますね。既製品では難しい微妙なサイズ感もDIYなら実現可能です。グリーンの壁紙とナチュラルなカラーのパイン材が温かみのある空間を演出してくれています。
RoomClipには、インテリア上級者の「パイン材」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
様々な種類の木材を紹介してきましたが、何を作りたいかによって、それぞれ適した素材があるようですね。たくさんの実例を参考にDIYに挑戦してみてはいかがですか?
RoomClipには、インテリア上級者の「DIY」のオシャレなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!