縫い取りも美しいリネンに、フランス語の古書を開いて。左上から差し込む丸いグリーン、生花のように生き生きとしたドライフラワーのクリスマスローズ。アンティークな趣向には欠かせないものたちに囲まれて、ポストカードのようなディスプレイです。アンティーク雑貨には欠かせない、古書とドライフラワーアレンジですね。

アンティーク好きにはたまらないミュージックロール。オルゴールを鳴らす穴が開いた、レコード盤のようなものです。古人はロマンティック。オルゴールを鳴らすミュージックロールを、可憐な模様で飾って愛しました。happy_bridgeさんは、小花を添えて、愛らしくタペストリー風に再現しています。

縁取りがシックなフレームのミラー。映し出される姿も愛らしいバレエシューズと、オールドローズのドライフラワー。見とれてしまいそうなディスプレイです。バレエシューズは乙女なロマンチシズムをかきたててくれる、甘さの宿ったアイテム。見習ないたい飾り方ですね。

トランク、縦型フィルム式アナログカメラ、英文タイプライター。アンティーク風の乳白色の鳥かごは、レースを敷いて、中に入れた茶色のクラシカルなびんにさしたアナベルドライが、いい味を出してくれています。すべてがリアルヴィンテージ品でなくても、いっしょに飾るだけで異空間にいるような雰囲気を演出できます。

30年代のドイツ製扇風機。レトロなチェアとも似合っています。羽カバーがうねうねとしたアールデコ調なのも、シックで芸術的。飴色に近いブラウンの台に、艶消しのゴールドの羽。もはや作品です。いつまでも使い続けていきたい、伝えていきたい、麗しい佇まいです。

開口部が大きく開けた、採光のいいサンルーム。窓に沿うようにシェルフが設けられて、花やグリーンが所狭しと並べられています。花に囲まれたアトリエが美しいですね。テーブルにしている中央のアンティークのミシン。リメイクして、台を活用しています。アールヌーボー調の曲線的な脚が麗しく、癒しの空間になっています。

波打つように、ゆるやかなウエーブで取り巻いた円形のミルクシェード。アールデコ調のネック部分から広がる、ミルクガラスでできたクラシックな優雅さが魅力です。いくつもの凝ったシェードがつり下げられた部屋が、穏やかで落ち着いているのは、色調を渋いこなれた暗褐色とくすんだ白で統一されているからです。

色を絞り込まなくても、ここまでシックにしつらえられます。淡いミントグリーンの壁とワインレッドのイス、気品ある質感のベージュのカーテンにタッセル、響くように壁に連なるライト。机上の小物たちも含めて、遊び心があってエレガントなお部屋です。ミラーとライトも、フレームや持ち手が凝っていて惹かれます。

出窓のジュエリーライトを受けるように、スクリーンパーテーションに取り付けたアイアンクロック。パーテーションと時計がひとつのアイテムのようで、中世の教会にある神聖なパーテーションのような美しさです。透けるデザインのインテリアに光を通すと、こんなにもドラマチックに演出できるんですね。

カップ＆ソーサーの愛好者は多いですよね。できれば、アンティーク品をひとつずつ集めて、コレクションしたいものです。こんなファイヤーキングのカップ＆ソーサーがひとつあれば、ひとりで至福の時間を過ごすときも、お客さまのおもてなしにも、とっても便利です。ケメックスとの組み合わせも絵になりますね。

ステンドグラスのはまった窓に、重厚なテーブルとイス。テーブルウェアも、シルバーと木製のトレイが並べられています。美麗なレリーフが施されたトレイそのものが、すでに美術品のよう。ていねいに磨きこまれて、たいせつに扱われてきたことが分かります。

マントルピースとミラー、典雅な絨毯の上に、優雅な曲線を描く脚をもつ机たち。ランプシェードがゆるやかな灯りをもたらす、趣ある佇まいです。まさにハイクラスのアンティーク。崩してしまうのがもったいないほどの完成度のお部屋で、異空間に迷い込んでしまったようです。