雑誌やインターネットなどで海外のインテリアを見たとき、本がインテリアの一部として効果的に使われていることがよくあります。今回は、どうやって本を収納、もしくはディスプレイすると海外風に見えるのか、ユーザーさんたちの実例をもとに考えていきたいと思います。
数冊の本をディスプレイしてみよう
まず最初に、数冊の本をディスプレイするときの、基本的な方法について見ていきたいと思います。どのように、そして、どのような本を置けばいいのか参考にしてみてください。もちろんたくさんの本をディスプレイするときにも、活かせる方法ですよ。
お気に入りの表紙を見せる
和室に置かれているとは思えないほど、海外風にまとまっているこちらのコーナー。ガラステーブルの下に、コスメ雑貨とともに、スタイリッシュな雑誌の表紙を見えるように置いたことで、インテリア性はグッとアップ!自分の目線から、本のどの部分が見えるのかを意識するのは、とても大事ですね。
背表紙のカラーや厚みを活かす
ラダーに置かれた雑貨たちは、どれも味のあるものばかりですね!そこに置かれた本も黒がメインとして使われ、厚みもあり、男前なコーナーにマッチしています。このように本を立てて飾る場合は、カラーや厚みで、存在感を感じさせる背表紙を持った本を選びましょう。
重ねるときにはあえてずらす
シャビーシックなコーナーに置かれた古い洋書のように見えますが、実は、こちら本型BOXなのだそう。海外風インテリアに本を取り入れたいときには、このような雑貨を使うのも一つの手です。重ね置きするときには、このように少しずらして置くと、ラフ感が出ていいですね。
色使いでインテリア性をアップさせる
海外のインテリアでは、色使いがとても印象的なことが多いですね。本も、そのカラーをうまく利用することで、海外風にすることができるんです。見せるために本の色をそろえるのもいいですし、もしそろえるのが難しい場合には、手元にある本の色を意識するだけでも、印象は変わりますよ。
海外らしい色合いを差し色に
まるで、雑誌の1ページのようなこちらのお部屋。モノトーンの中にパープルを、雑貨やひざ掛け、そして本で取り入れることで、とても印象的な空間となっています。同じパープルでも、少しトーンの違う本をそろえることで、こなれた雰囲気になりますね。無彩色の中で使うと、特に効果的なテクニックです。
色別に並べる
色別に並べられた可愛らしいお子さん用の本棚は、見ているだけでワクワク!同じ棚で2色を使うときには、間に雑貨や缶などを置くことで違和感を感じさせないだけでなく、それがいいアクセントとなっています。余白となる部分もアクセントクロスのブルーが効いていて、白い雑貨が映えていますね。
表紙のカラーを目立たせる
こちらの本棚は、文庫本など日本らしい本が並んでいますが、とても海外らしさがあります。その理由として、アクセントクロスを使っていること、北欧風な雑貨が置かれていること、そして表紙を見せてディスプレイされている、本のチョイスのよさがあげられます。特に、グリーンとイエローの表紙がポイントとなっていますね。
本棚の中もディスプレイ
一般的に、本棚は本だけを並べることが多いですが、海外風にしたい場合は、ぜひ雑貨も一緒にディスプレイしましょう。本の収納の仕方も、ちょっと工夫するだけで見違えるほどセンスアップ!本棚の中をいろいろと動かしてみたくなる実例を見ていきましょう。
細かく区切られた本棚はスペースで使い分け
ホワイトでまとめられた本棚は、見惚れてしまう美しさですね。このように、細かく区切りのあるタイプの本棚の場合は、本を置くところ、そして雑貨を置くところと、スペースによって使い分けるのがおすすめ。また、本をきっちり並べるのではなく、あえて傾ける余裕を持たせることで、面白味が出ますよ。
上に余白を残して軽やかに
大きい棚は圧迫感を感じさせることもありますが、こちらのユーザーさんのように、本のようにまとまってスペースをとるものは下に。余白を見せることができる雑貨類を上に置くと、軽やかさが出ますね。表紙を見せた本は、小さい方を大きいスペースに、大きい方を小さいスペース置くなど、変化に富んだ配置が素敵です。
壁一面の本棚のかっこよさ
上の写真とは対照的に、上から下までぎっしりと入れられた本と、たくさんの絵や雑貨達が並ぶ本棚は、とにかく圧巻の一言。壁一面の棚の場合は、このようにすき間なく埋めると、壁紙のようにまさにインテリアの一部となります。無造作感を感じる配置、レトロな家具などと相まって、歴史を感じさせるかっこよさがあります。
オープンシェルフでスタイリッシュに
オープンシェルフを本棚として使うと、スタイリッシュなイメージになりますね。本をカバーリングなどの工夫でホワイト系に統一し、それを何冊かずつにまとめて、置き方を変えたり、雑貨を上に載せてディスプレイをしたりすることで、大人の遊び心を感じる空間となっています。
さまざまなディスプレイを見ていると、本だけではなく雑貨などと一緒に置くというのが、海外風に見せる一番大きなポイントだと感じました。本棚から本を一部抜いて、代わりに雑貨を置いてみるだけでも、雰囲気は変わるかもしれませんよ。
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「本 海外風」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!