「築古をDIYで蘇らせる!カントリーアンティークな落ち着く我が家」 by Mikazukiさん

「築古をDIYで蘇らせる!カントリーアンティークな落ち着く我が家」 by Mikazukiさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、歴史ある8LDKの家屋を、じっくりとセルフリノベーション(DIY)で生まれ変わらせているMikazukiさんと、その素晴らしいアイデアとセンスが詰まったお宅をご紹介します。

今回ご紹介するのはこの方です!

築65年の古い家を、数年前からとことんDIYしています。RoomClipの皆さんの励ましや、頑張っている様子にとても力をいただいています。正直、皆さんの素敵なお家を拝見していると、私は場違い?と思うことも多々ありますが、インテリアやレイアウトを考えたり、お花やグリーン、整理整頓は皆さんと同じく大好きなんです。型にハマることなく、いいなと思うことはすんなり吸収し、感動することもあれば実行することもあります。

ぬくもりと趣きを大切にした、自由な家づくり

もはやプロ級の全力DIY

Mikazukiさん宅は、築65年の歴史ある趣深い家です。放置されていた期間が長くあったというお宅は、あちこちボロボロで雨漏りもある状態だったのだそう。壊す話が出る中、その珍しい間取りに惹かれ『何とかしてみよう!』と決意し、入居に至ったと話してくれました。そうした序章を経て、スタートしたのがセルフリノベーションでブラッシュアップしていくメインの物語。天井や床の修理、釣り棚外し、防水、トイレ洗面工事といった部分はしっかりとプロに任せつつ、ご自身でできることに全力で取り掛かるのがMikazukiさん流の家づくりです。

写真は玄関リノベーションを捉えたひとコマ。『上がりかまちは、ニス剥がしでワトコオイル。土間は、インスタントセメントに着色』と聞けば、プロ並みの手作業を施されていることが分かります。

そうして仕上がった玄関は、世界にたったひとつの芸術品でした。雰囲気に魅せられます。和であり、どこか異国情緒も漂い、非日常感と懐かしい穏やかさが不思議と同居する味わい深い空間は、どんなに眺め続けても飽きを覚えません。ちなみに崩れたレンガのような壁は、なんとMikazukiさんによる手描きだと言うから、さらに驚かされます。

植物と猫にとっても最高の、広縁アトリエ

Mikazukiさん宅の間取りは、少し複雑です。こちらは、玄関ホールから繋がるリビングの眺め。ただ、キッチンやダイニングと連携したリビングはまた別にあります。あえて暮らしの主力であろうそちらよりこちら側に光を当てたのは、この先にMikazukiさんにとっても、ご家族にとっても特別大切な場所があるから。

それがこちらの広縁(和室南に面した奥行きのある縁側)です。入居後のリノベーションにて、大工さんが床をめくると古いモルタルが出てきたのだそうです。あちこち割れてヒビもたくさんあったため、急遽半分を土間の形にし、割れた部分などはDIYで埋めて塗り直しをされ、今はこのように『植物アトリエ』として活躍中。

方角や日当り、通気といった面で植物たちにとっても最高の環境となったここでは、種まき、育成、療養、冬越しなど、なんでもできるとMikazukiさんは語ります。さらに、愛猫さんたちにとっても、モルタルのひんやりとした床は居心地が抜群のようです♪

もっと自由な2階は、想像とワクワクの秘密基地

DIYをはじめインテリアにもセンスが光るMikazukiさんの想像力や行動力は、2階に上がるとより強く現れます。こちらは、作業アトリエとされているひと部屋です。壁もドアも、アートも、ちょっとした汚れや傷までもが魅力的。そっと照らすライトのほんのりレトロでインダストリアルな雰囲気に、心はさらに弾みました。

また別のお部屋は、このように山小屋感のある落ち着く世界が広がっています。扉を開くたびに違う景色を見せてくれるのも、Mikazukiさんのつくる家の特徴だと感じます。こちらのお部屋は『キャンパールーム』。キャンプ用品をいかに清潔にカッコよく見せられるかを重視して、山小屋カフェ風にしているのだそうです。床と壁の塗装、棚やスノボーテーブルなどはやはりDIY。それだけだと無骨な印象のあるキャンプ用品ですが、内窓やライト、白っぽい木目の内装の明るくあたたかな背景で、柔らかく中和されているのが絶妙です。

Mikazukiさん宅は、はじめこそ決して住み心地の良い整った環境とは言えなかったかもしれません。でもだからこそ、見出した魅力を大切に、自らの手でつくり変えていく楽しみがあります。気合いもセンスも技術も必要ですが、時にプロの力を借りることで『やってできないことはない』と教えられました。そこから見えてくるのは、家を持つということの新しい選択肢と、家をつくる醍醐味を余すことなく享受できる喜びです。きっと、Mikazukiさんのアイデアもお住まいの進化もまだまだ止まりません。ぜひ、引き続き注目してみてください。

Mikazukiさん邸の間取り図

Mikazukiさん宅は、2階建て8LDKの間取りです。今回は、玄関と1階の広縁に続くリビング、そして2階のアトリエ(バンクシールーム)、キャンパールームをご紹介しました。他にもまだまだ個性あふれるお部屋や空間がたくさんありますので、チェックしてみてくださいね♪

Mikazukiさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

Mikazukiさん

テーマはカントリーアンティークです。物はあまり増やさず実用品をメインにし、観葉植物、花、ドライフラワーなどでフォローしています。こだわりはカラー重視です。ホッとできる好きなカラーは飽きませんね。秋に外構を塗り替える予定ですが、何色にするか楽しく悩んでいるところです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

Mikazukiさん

ブランドにはあまりこだわらないですが、Re:CENO、無印良品が好きです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

Mikazukiさん

梅シロップ作りをするために購入した、蛇口付きの3リットル瓶です。もともと瓶が大好きなのですが、この大きな瓶に青梅、氷砂糖が入ると可愛いくてしかたがありません。さらに完成した梅シロップがホントに美味しくて……すもも、りんご、レモンと順番に作っています。キッチンに置くと主役級のオブジェになるし、味も堪能できるので、次は何しよう?と考えるのも楽しいです。安くていい買い物をしたなと思っています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

Mikazukiさん

香りです。無臭の中に時々香りが漂う感じが好きです。エアコンや窓のそばには毎朝、庭から詰んできたハーブを吊るしたり生けたりしています。ユーカリは年中で、ローズマリーシッシングハーストは夏にとても爽やかな風を作ってくれます。他には、最近ユーザーさんがハッカ油を消臭として紹介されてるのを見たので、猫トイレや下駄箱に置いてみたいなと思っています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

Mikazukiさん

こんなにたくさんのイベントが次々とあり、やる気アップで楽しんで参加しています。そのたくさんの中から選んでいくRoomClipサイドの編集者さんや、ライターさん方は凄いなと感謝しています。このまま変わらず続けてください。まだ始めてから数ヶ月ですが、SNSでこんなに好きなことに特化していて、無駄がなく安全で楽しいと思えることがあるなんてと驚いています。皆さまどうぞこれからも宜しくお願いします

Mikazukiさんのお部屋ギャラリー

クリックすると大きいサイズでみることができます。


Mikazukiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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