先日、DIESELの鞄を激戦の末に母が勝ち取った、というお話を致しましたが…
そこはシスコン帝王・Gitanes。
愛しい妹のションボリした可愛い顔を前にして、何もやらずには居られるだろうか?
…いや、ない。
という事で、妹が好きそうなバッグを見繕ってプレゼントしたんですよ。
そうしたら後日、凄い笑顔で、こんなものをくれました。
妹セレクトの、タコ総柄ソックスと、シーサー縫いぐるみ。
……………。
えー、「タコ総柄ソックス」とはですね…
他でもない、タコの総柄のソックスの事です。
…と説明してみたところで、何も変わりゃしませんね。
流石はタコ…余程強力な吸盤を備えているのだろう、唯の一匹すら消えやがらないな。
なんて小癪な奴等なんだ…
おい。
タコ野郎。
貴様達、知らない様だから一つ良い事を教えておいてやるとだな、執念い奴は嫌われるんだぞ?
まあいいさ、今更一匹消えたところで事態は何一つ、好転しやしないからな…
因みに妹のパートナーのものはイカ柄(!…可哀想に…。悲劇ですよ)、妹のがクラゲ柄と、愉快な海の仲間達シリーズで3人お揃いなのだそうです。
そして妹によると、タコは末広がりで、更にこのソックスの場合、紅白カラーだからとても縁起がいいそうで…
それにしては、気付かない内に蛸墨煙幕でも激しくぶっかけられたのか、何故だか目の前が果てし無く真っ暗になっちゃって…状況がよく見えないのですが、この局面は喜ぶべきなのでしょうか?
或いは少なくともイカ柄よりは数段マシだった、という点に於て、せめて。
イカの総柄なんて、気が知れませんからね…
なんと卑猥な…
青いリボンにオーバックショーツのみという、あまりにもけしからんいてだちで全身をピンク色に上気させ公然と街中をウロつくおぱんちゅうさぎ然り、近年の若い女の子達の大胆さにはただただ驚かされますが、とりあえず、彼が猥褻物陳列罪で逮捕されない様、願うばかりです。
「TAKOっていう文字はね、履くと丁度足の裏の部分にくるから大丈夫!
心配しなくても、ちゃんと可愛いタコさんだらけになるからね✨
あとね、ほら見て?
このソックス、足首まであるから!
あったかいよ✨
それから、これもあげる!
シーサーちゃん!
クレーンゲームで3つ獲れたから✨
これもお揃いだよ🎶」
…うん。
そうだね。
確かにTAKO文字単体で考えるとするならば無論、見えないに越した事は無い。
良いと思う。
それはとても、良い事だと思うよ。
然し乍らこの場合、TAKO文字が足裏に来たところで、もうどうしようもないだろう?
何故かって?
それはだな…人間の足にはね?吸盤こそ無いが、ほら?
御覧の通り、甲、ってものがあるからさ。
そして甲というのは、結構人目に付きやすい部位なんだ。
これはその甲部分上でタコどもが大繁殖からの大乱舞してしまっているんだからね。
しかもあまつさえ君が示してくれた通り、御丁寧な事に足首に迄這い上がっていやがるときた…
つまり、前方からだけでなく、左右、後方からもタコが見えてしまう。
奴等にとって足首部分は最早お立ち台なんだよ。
そして唯一奴等が居ない足裏には唯、地球の面があるのみ。
ミミズやモグラ等もいるにはいるが、
…案ずるな。
彼等にはそもそも、視力というものが備わっていない。
つまり何が言いたいのかと言うと、どんなに足首迄温かくなろうとも、タコ軍団による容赦無い追撃により、防御すべき全方位から冷ややかな視線に全集中で晒されてしまう…
その結果、初夏にして凍瘡を発症してしまうのさ。
これが問題でなくして、一体全体此の世の何処にどの様な問題が存在するというのか、是非とも証明してくれたまえ。
何処で入手出来るのか全く分からない、この、幻の隠しアイテム…
この手のアイテムにありがちな、装備した際、完全に防御力を失う代わりに素早さが極端に爆上がりするであるとか…何らかの特殊効果があったりするのだろうか?
とはいえその場合、タコ柄が目に留まらない様、昭和の漫画表現さながらに関節可動域というものを完全無視し素早く両足を動かし続けたとて、残念ながら余計に変態に輪をかけてしまうだけ。
まさに八方塞がりだ。
そうとも。
タコだけにな…
そして、ああ…
蛸墨が目に沁みた結果、涙で最早何も見えない状態でも尚、その驚異的な破壊力によって視界に飛び込んで来るシーサー…
何故、3つも獲ってしまったんだ…
俺の認識が間違っていなければ、シーサーは確か2体で一対の筈。
だから、2つ獲れた時点でもういいじゃないか。
なのに君って娘は、どうして其処で止めておかなかったんだ?
…然し乍らこれもまた、喜ぶべきところなのか?
こんなものを2匹寄越してこられるよりは、1匹でまだ幸いだった、
そしてこの全裸のシーサーが変態仮面風に頭に被っているのはどうやらショーツではなく、三角巾の様だから良かった、安心だ、と…
先日、DIESELの鞄を激戦の末に母が勝ち取った、というお話を致しましたが…
そこはシスコン帝王・Gitanes。
愛しい妹のションボリした可愛い顔を前にして、何もやらずには居られるだろうか?
…いや、ない。
という事で、妹が好きそうなバッグを見繕ってプレゼントしたんですよ。
そうしたら後日、凄い笑顔で、こんなものをくれました。
妹セレクトの、タコ総柄ソックスと、シーサー縫いぐるみ。
……………。
えー、「タコ総柄ソックス」とはですね…
他でもない、タコの総柄のソックスの事です。
…と説明してみたところで、何も変わりゃしませんね。
流石はタコ…余程強力な吸盤を備えているのだろう、唯の一匹すら消えやがらないな。
なんて小癪な奴等なんだ…
おい。
タコ野郎。
貴様達、知らない様だから一つ良い事を教えておいてやるとだな、執念い奴は嫌われるんだぞ?
まあいいさ、今更一匹消えたところで事態は何一つ、好転しやしないからな…
因みに妹のパートナーのものはイカ柄(!…可哀想に…。悲劇ですよ)、妹のがクラゲ柄と、愉快な海の仲間達シリーズで3人お揃いなのだそうです。
そして妹によると、タコは末広がりで、更にこのソックスの場合、紅白カラーだからとても縁起がいいそうで…
それにしては、気付かない内に蛸墨煙幕でも激しくぶっかけられたのか、何故だか目の前が果てし無く真っ暗になっちゃって…状況がよく見えないのですが、この局面は喜ぶべきなのでしょうか?
或いは少なくともイカ柄よりは数段マシだった、という点に於て、せめて。
イカの総柄なんて、気が知れませんからね…
なんと卑猥な…
青いリボンにオーバックショーツのみという、あまりにもけしからんいてだちで全身をピンク色に上気させ公然と街中をウロつくおぱんちゅうさぎ然り、近年の若い女の子達の大胆さにはただただ驚かされますが、とりあえず、彼が猥褻物陳列罪で逮捕されない様、願うばかりです。
「TAKOっていう文字はね、履くと丁度足の裏の部分にくるから大丈夫!
心配しなくても、ちゃんと可愛いタコさんだらけになるからね✨
あとね、ほら見て?
このソックス、足首まであるから!
あったかいよ✨
それから、これもあげる!
シーサーちゃん!
クレーンゲームで3つ獲れたから✨
これもお揃いだよ🎶」
…うん。
そうだね。
確かにTAKO文字単体で考えるとするならば無論、見えないに越した事は無い。
良いと思う。
それはとても、良い事だと思うよ。
然し乍らこの場合、TAKO文字が足裏に来たところで、もうどうしようもないだろう?
何故かって?
それはだな…人間の足にはね?吸盤こそ無いが、ほら?
御覧の通り、甲、ってものがあるからさ。
そして甲というのは、結構人目に付きやすい部位なんだ。
これはその甲部分上でタコどもが大繁殖からの大乱舞してしまっているんだからね。
しかもあまつさえ君が示してくれた通り、御丁寧な事に足首に迄這い上がっていやがるときた…
つまり、前方からだけでなく、左右、後方からもタコが見えてしまう。
奴等にとって足首部分は最早お立ち台なんだよ。
そして唯一奴等が居ない足裏には唯、地球の面があるのみ。
ミミズやモグラ等もいるにはいるが、
…案ずるな。
彼等にはそもそも、視力というものが備わっていない。
つまり何が言いたいのかと言うと、どんなに足首迄温かくなろうとも、タコ軍団による容赦無い追撃により、防御すべき全方位から冷ややかな視線に全集中で晒されてしまう…
その結果、初夏にして凍瘡を発症してしまうのさ。
これが問題でなくして、一体全体此の世の何処にどの様な問題が存在するというのか、是非とも証明してくれたまえ。
何処で入手出来るのか全く分からない、この、幻の隠しアイテム…
この手のアイテムにありがちな、装備した際、完全に防御力を失う代わりに素早さが極端に爆上がりするであるとか…何らかの特殊効果があったりするのだろうか?
とはいえその場合、タコ柄が目に留まらない様、昭和の漫画表現さながらに関節可動域というものを完全無視し素早く両足を動かし続けたとて、残念ながら余計に変態に輪をかけてしまうだけ。
まさに八方塞がりだ。
そうとも。
タコだけにな…
そして、ああ…
蛸墨が目に沁みた結果、涙で最早何も見えない状態でも尚、その驚異的な破壊力によって視界に飛び込んで来るシーサー…
何故、3つも獲ってしまったんだ…
俺の認識が間違っていなければ、シーサーは確か2体で一対の筈。
だから、2つ獲れた時点でもういいじゃないか。
なのに君って娘は、どうして其処で止めておかなかったんだ?
…然し乍らこれもまた、喜ぶべきところなのか?
こんなものを2匹寄越してこられるよりは、1匹でまだ幸いだった、
そしてこの全裸のシーサーが変態仮面風に頭に被っているのはどうやらショーツではなく、三角巾の様だから良かった、安心だ、と…