商売が貧乏暇無しであまり室礼にかまけていられない日々なのですが、お雛様にはいくつか趣向を凝らそうとお道具を引っ張り出してみました。
鏑木清方門の一人で岡山の近代日本画家、大林千萬樹筆の立雛図のお軸に瀬戸の加藤五山の干支の焼き物から御所車に大蛇の這う鈞窯の置物を見立てて合わせました。お雛様に御所車を飾る風習があるからです。
大林千萬樹は岡山県内の美術館なら収蔵品のある有力画家で、清方の画風に独自のアクセントを加えた美人画家で、この立雛図も気に入っています。
御所車の焼き物は売主の不注意で損傷の大きかったものを辛抱強くDIYで繕って使っています。鈞窯は別名辰砂という古代中国の高貴な釉薬で、本品ほど美しい鈞窯はそうそうありません。酸化焼成だと緑が強く出て還元だと赤が強く出ます。一般に緑が強いと緑鈞窯、或いは単に鈞窯と呼び、赤が強いと辰砂と呼びます。
焼き物の御所車ですと、伊万里の御所車の香炉で数十万円くらいする美術館級のものがありますが、小生には自分で繕ったこの鈞窯の干支の置物で十分です。なにせコストはゼロですから(笑。
商売が貧乏暇無しであまり室礼にかまけていられない日々なのですが、お雛様にはいくつか趣向を凝らそうとお道具を引っ張り出してみました。
鏑木清方門の一人で岡山の近代日本画家、大林千萬樹筆の立雛図のお軸に瀬戸の加藤五山の干支の焼き物から御所車に大蛇の這う鈞窯の置物を見立てて合わせました。お雛様に御所車を飾る風習があるからです。
大林千萬樹は岡山県内の美術館なら収蔵品のある有力画家で、清方の画風に独自のアクセントを加えた美人画家で、この立雛図も気に入っています。
御所車の焼き物は売主の不注意で損傷の大きかったものを辛抱強くDIYで繕って使っています。鈞窯は別名辰砂という古代中国の高貴な釉薬で、本品ほど美しい鈞窯はそうそうありません。酸化焼成だと緑が強く出て還元だと赤が強く出ます。一般に緑が強いと緑鈞窯、或いは単に鈞窯と呼び、赤が強いと辰砂と呼びます。
焼き物の御所車ですと、伊万里の御所車の香炉で数十万円くらいする美術館級のものがありますが、小生には自分で繕ったこの鈞窯の干支の置物で十分です。なにせコストはゼロですから(笑。