連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.288 2021年11月28日更新

「本と洋服好きの理想が詰まった、ナチュラルでスペシャルな住まい」 by ma_chiさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回はご紹介するのは、シックにナチュラルなインテリアを楽しまれているma_chiさんと、そのお宅です。好きなものをみんな取り入れる、愛情あふれる素敵な暮らしの魅力に迫ります。

今回ご紹介するのはこの方です！

ma_chiさん

2020年の4月にマイホームが完成しました。共働きなので、家事がしやすく、くつろげるお家を目指しています。夫がお任せしてくれたので、私の好きを詰め込んだ、毎日過ごすのが楽しいお家になりました。

穏やかに知性と感性を満たす空間

1階は、すっきり落ち着くカフェスペース

ma_chiさんご家族が暮らすのは、木造2階建て3LDKのお宅です。『好きなものはみんな取り入れたい』、家づくりに際しては、そんな意欲を胸に挑まれたのだそう。だから、1階と2階で異なる雰囲気を楽しませてくれるのもma_chiさん宅の魅力です。1階はLDKを中心とした、ナチュラルなカフェ風のスペースに整えられています。

両面の時計やキッチンのアクセントクロス、照明たちが、素朴な木の風合いをシックに仕上げているのが特徴的。その一方で、大黒柱や天井の梁といった家ならではの表情が、家庭的であたたかい雰囲気も忘れさせません。

リビング側は、のんびりひなたぼっこをしたくなる、すっきり広々とした空間です。アーチ状にくぼんだ壁に、水槽やちょっとした収納スポットが収まる様子からは、ma_chiさん宅のすっきりの秘訣がうかがえます。生活感を覚えさせない理由は、各所に充実した収納スペースがあるというのはもちろん、レイアウトされた家具や雑貨の面に凹凸が少ないからというのも大きいのではないでしょうか。内装の工夫の大切さを感じます。

ここからは、ちらりと見えたリビングイン階段を昇り、ma_chiさんの『好き』がより詰まったプライベートな2階へと移動していきます。

2階のふたつの宝箱

階段を昇りきるとまず、壁を贅沢に使った大容量の本棚が迎えてくれます。ma_chiさんは『自分にも子供たちにも、本は惜しまず与えます』と言うほどの本好きさんです。自分だけのコレクションが詰まったここは、まさに世界にひとつのライブラリー。本好きにとってたまらない眺めです。この先は、それぞれお子さんたちのお部屋や主寝室となっているので、一日の終わりに好きな本を選んでリラックスタイムを過ごすなんて知的な日常が目に浮かびます。

また、本棚の斜向かいには大きなウォークインクローゼットがあります。こちらは、ma_chiさんの洋服好きな一面を満たす宝箱です。今までのインテリアの雰囲気とは違う、どこか非日常感漂う扉が印象的です。新築時に気に入ったものをma_chiさんご自身で選び、施主支給で設置されたこだわりのディティールだと教えていただきました。扉の先では、『ブランドの旗艦店で、その世界に浸る……』そんなファッション好きにとっての至福に似た時間と空間が待っていそうな気がします。

寝室で叶えた、あのドラマの雰囲気

2階にはまだまだ、ma_chiさんの憧れが詰まっていますよ。こちらは主寝室です。明るすぎず、暗すぎない、程よいトーンのグレーを基調とした空間は、一世を風靡した海外ドラマ『SEX AND THE CITY』に登場するキャリーの部屋をイメージされたのだそう。シンプルに都会的に洗練された中に、エレガントやキュート、ときめく要素がちらりちらりと覗きます。

おしゃれは、ともすれば個性が爆発して浮世離れしてしまうことがあります。でも、ma_chiさん宅のインテリアやスタイリングは、そんなことは起こりません。それは、境界を見極め、ほどよく品よく、目的に合わせつつ遊びを楽しまれているから。言葉で言うのは簡単ですが、実際そのバランス感覚を発揮するにはテクニックとセンスがきっと必要です。ぜひ、ma_chiさんの知性と感性が満ちる、バランスの良い空間づくりを引き続きチェックしてみてください。