「毎日の暮らしに無理がない、気楽で柔軟がいい感じの収納術」 by aririkaさん

「毎日の暮らしに無理がない、気楽で柔軟がいい感じの収納術」 by aririkaさん

RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回は、子どもがどんなに遊び散らかしても、きちんとリセットしながら暮らしとインテリアをキープされているaririkaさんに、収納のコツや工夫をお伺いしました。

今回教えてくれたユーザーさん♪

夫、私、長女、次女、長男の5人暮らし。職業はフルタイム勤務の看護師です。片づけても片づけても散らかる毎日。散らかってもすぐに片づけられるお家を目指しています。

背伸びせずつくる快適スタイル

aririkaさんのお宅は、暮らしの面影が程よく馴染んだナチュラルでシンプルなスタイルのインテリアでまとめられています。写真からもほんのりと、ご家族のあたたかな日常が垣間見えてくるのが素敵です。でも、生活感をほどよく見せるって意外と難しいもの。スッキリ隠してしまう方がインテリアづくりは、うんと楽だと思います。そこでまずは、aririkaさんが今の収納スタイルをとっている理由とその魅力について教えていただきました。

aririkaさん

「すぐに片づけられること、家族みんながそれを実践できることを目標に収納づくりをしています。今まで色々と試してきましたが、私ひとりが暮らす家ではないから、細かく丁寧に片づけすぎるのは合わないことに気が付きました。どこに何があるのか言わないとならなかったり、元通りに戻すことが定着しなかったり……。そんな経験を経てたどり着いたのは、おしゃれにこだわりすぎず、隠しすぎないスタイル。収納用品を大好きな無印良品で統一することにはこだわっています。」

たしかに、生活感が見えない方がインテリアづくりはしやすいけれど、暮らしにくさが少なからずついてきますね。ひとり暮らしならまだしも、家族とはいえ年齢も背格好も趣味も違う個の集まり。収納の面では、ひとりよがりなオシャレや丁寧さは逆効果になってしまうこともあります。

ここからは、そんな経験を踏まえてaririkaさんが導き出した、背伸びせず家族で共有しやすい収納スタイルをキッチンをベースにして掘り下げていきます。あることをやめたり、こうでいいじゃない?という気づきをくれたり、片づけや整頓に息切れ気味な方の荷も軽くしてくれるようなアイデアがたくさん登場します。さっそくチェックしていきましょう!

スッキリを保つのに意識した3つのポイント

その1 きっちりより、ゆるっと柔軟がいい

aririkaさん

「写真は冷蔵庫の野菜室です。以前はシンデレラフィットにこだわってケースを買っていたこともありました。でも実際のところ、その時に買う野菜の大きさや種類によってはうまく収まらないことがしばしば。無駄に時間はかかるし、納得のいく整頓ができませんでした。そこから今の紙袋収納にシフトしてみたら、空いているところにポンポンと入れていくだけとストレス軽減になりました。買い物帰り、スマートに片付くのが気持ちいいです。」

その2 効率良く、スッキリがいい

aririkaさん

「ものを隠しすぎるのをやめました。引き出しに片付けるのをやめて、作業効率重視にし、よく使う調理物品は手の届く所に吊り下げたりしています。」

その3 必要な分だけ、しまえるスペースがあればいい

aririkaさん

「収納や整頓が難しくなる原因は、ものを増やしすぎることではないでしょうか。ものが増えると、その分収納場所も確保する必要があったり、ごちゃごちゃになってどこに何があるか把握しきれなくなり、探すのに時間がかかったり、結局使わないままになったりすることもあります。そのため、余計なスペースは作らず、必要な分だけを収納できるようにしています。そこからあふれるようなら断捨離します。」

オススメの収納アイテム

ITEMベルメゾンのポット付きのステンレススパイスラック(日本製)
PRICE¥ 11,900~17,900 (税込)

コンロ横の空きスペースに置けるスパイスラック。調味料や油ポットを置いて、ずっと使っている愛用品です。私は扉を外してオープン状態にしていますが、そのまま使ってもスタイリッシュでいいと思います。ステンレス部分は磁石がくっつきます。

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最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

aririkaさん

「まずは、よく使うものと使わないものを分けて、ものを減らすことからしてみてはどうでしょうか。ものが多いと、その分片付ける場所や方法を考えるのに、時間も手間もかかります。私も思いっきり断捨離してものを減らし、スッキリさせました。」

〇〇でいい、正解は人それぞれ

aririkaさんの『〇〇でいい、〇〇がいい』、本当にその通りだなと感じます。頑張りすぎてない?と問いかけられているような気がしてハッとしました。何のために整頓するのか、誰が使うのか、収納を素敵にしようとするあまり大切なことを見失ってしまうこともあるかもしれません。そんなときに限って、リバウンドや家族の協力を得られないストレスは畳みかけてきます。そこで視点を変えるきっかけをくれるのが、aririkaさんの考え方や工夫ではないでしょうか。

『きっちりしすぎて辛くない?しまう手間、必要?そんなにスペース必要?』ひとつひとつを胸に見返してみると、本当に自分や家族にあったスタイルが見えてきそう。もちろん、出しっぱなしでいい、見えなければいい、予備があった方がいい……これがいいは人それぞれです。だからこそ、aririkaさん流の着眼点を参考に自分なりの『いい』をたくさん見つけてみてくださいね。


aririkaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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