「ほんのり海外風のシンプルインテリアでつくる、心が喜ぶ暮らし」 by Saraさん

「ほんのり海外風のシンプルインテリアでつくる、心が喜ぶ暮らし」 by Saraさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、フルリノベーションされたマンションで、すっきりと洗練されたインテリアづくりをされているSaraさんと、その美しく穏やかな暮らしに迫ります。

今回ご紹介するのはこの方です!

この春、中古マンションを購入し、家族の暮らしに合わせてフルリノベーションしました。夫と大学生の息子との3人暮らしです。以前、海外で暮らしていた経験があり、その影響でほんのり海外風のシンプルインテリアを楽しんでいます。『小さな幸せの見つけ方』をテーマに、毎日の暮らしを静かに楽しむことを大切にしています。お菓子や料理をつくる時間は、気持ちをととのえる大好きなひととき。カメラが大好きで、日々の小さな幸せや暮らしの風景を写真に収めています。カフェ巡りやカメラを持ってのお出かけも、日常にときめきをくれる大切な習慣。これからも自分らしい暮らしをゆっくり育てていきたいと思っています。

小さな幸せに続く、暮らしに合わせたこだわり

広さも叶う、将来を見据えたフラット仕様

Saraさん宅は、2LDKの間取りです。インテリアや暮らしづくりも大変魅力的なのですが、先んじて特筆しておきたいのがリノベーション時のこだわりのひとつ『床や扉の仕様』について。玄関以外の場所から段差を廃し、床材もすべて統一(見切りもなし)という、徹底したフラットスタイルが採用されているのです。ちなみに扉もすべて上吊りだから、床にはレールすらありません。これは『いずれ自分たちが高齢になった時を見据えているから』だとSaraさんは語ります。

そして、未来のことばかり気にかけていては、肝心の今がおざなりになってしまう……なんてことがないのも素敵なところ。フルフラットだから掃除は楽だし、あえて玄関とリビングを繋ぐドアを設けなかったから、家に入った瞬間にベランダまで視界が抜ける開放感を得られたと教えていただきました。未来への計算が、今を彩る幸せにもなっているんですね。

床材に関しては、リノベーション時に特に悩み抜いたとSaraさん。『無垢材のあたたかみにも惹かれるけれど、いつか犬を迎えるかもしれないから』と考え、採用したのはサンゲツのフロアタイルです。木の表情は楽しめながらも、滑りにくくお手入れのしやすいこちらは、Saraさんの理想を上手に満たしてくれたのではないでしょうか。

いつもいる場所と愛用品が輝くインテリア

細部にまでさまざまなこだわりが詰まったSaraさん宅のインテリアは、むしろシンプルでした。すっきりと洗練されていて、心地良い透明感が漂っているのが印象的。ゆったりと贅沢なリラックス感をまとうソファは、そんなシンプルさの中で目を惹きます。実はこちら、お引越し前から10年来共に過ごした愛用品です。心機一転、カバーを新調と思ったら、生憎の廃盤が分かったそう。そこで、業者に『染め直し』を依頼し、ネイビーからインテリアにより馴染むダークグレーにしてもらったのだと話してくれました。『長く使ってきたものでも、少し手を加えると新しい魅力に出会える気がする』とSaraさんは語ります。これこそ、愛用の真骨頂だと感じました。

そんな愛されソファの後ろに展開するキッチンは、料理やお菓子づくりが大好きなSaraさんイチオシの場所です。暮らし全体を眺められる中心に、I型のキッチンを対面でレイアウトされています。I型と言えば壁付けが定番ですが、そうはせず、同じ高さの腰壁を合わせてフルフラット風にしているのがこだわりポイント。ダイニングテーブルも横付けされているから、家事動線もばっちりです。

リビングにある秘密のおこもり部屋

キッチンの換気扇の上に、こんな遊び心を見つけられるのもSaraさんのつくる空間の魅力です。すっきりシンプルだけど、好きなことや楽しいことは抜かさない♪そんな心意気を感じられるから。ところで気になるのは、象さんの視線の先です。

辿っていくとそこにあるのは、広めのフリースペース……。位置としてはリビングの横です。

実はこのスペース、引き戸でこのように仕切ることができます。すると、瞬く間に2LDKの間取りが3LDKに大変身!リビングは広くとりたい、でも仕事に使える個室やゲストルームも欲しい……こうしたニーズの両方に応えてくれるユニークな仕様です。仕切りとなる扉のレールは床にはないから、開いている時はそこにひと部屋が生まれると思わせないのは流石としか言いようがありません。

Saraさんご家族の家づくりは、このようにとことん『暮らし』に寄り添っています。そこには、今の幸せ、未来の快適、日々の小さな発見、全部楽しむこだわりとアイデアがたっぷり。ぜひ、引き続き注目してみてください。

Saraさん邸の間取り図

Saraさん宅は2LDKの間取りです。(※仕切ることで3LDKにできます)キッチンからも洗面・洗濯室にすぐアクセスできる回遊動線や、主寝室とリビング(秘密の部屋)をつなぐウォークインクローゼットなど、間取りの中にも暮らしの『便利』をたくさん見つけることができます。

Saraさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

Saraさん

インテリアのテーマは『シンプルで心地よい空間』。ホワイト、グレー、ウッドをベースに、ブラックをアクセントにしています。インテリアグッズで、ほんのり海外の空気を感じられるようなコーディネートを意識しました。部屋のあちこちに置いた観葉植物は、空間をやさしく整えてくれる大切な存在です。すっきりとしていながらも、暮らしの温度が伝わるような、そんなインテリアを目指しています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

Saraさん

家具や収納まわりでは、IKEAと無印良品です。デザインと実用性のバランスがちょうどよく、我が家のインテリアにも自然に馴染みます。雑貨や小物は上記に加え、KINTOのシンプルで洗練されたデザインもお気に入り。キッチンまわりではSTAUBです。特に鍋がお気に入りなので、見せる収納にしています。そして、いつかは迎えたい憧れのブランドが北欧食器のArabia。まだ持ってはいないけれど、食卓に並ぶ姿を想像するだけでワクワクしてしまいます。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

Saraさん

最近買ってよかったものは、グリーンとそのまわりのアイテムたちです。ふんわり広がる葉が美しいエバーフレッシュと、涼しげな佇まいのドウダンツツジは、空間に優しいリズムを与えてくれるお気に入りです。そして、KINTOのハンギングプラントや、真鍮の蓋がアクセントになったLUNAベースも、グリーンの魅力を引き立ててくれます。小さな変化でも、植物と器の組み合わせで、空間の表情がぐっと変わるのが楽しくて、ついじーっと眺めてしまいます。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

Saraさん

インテリア以外でこだわっているのは、日々の小さな『心が喜ぶこと』の積み重ね。お菓子づくりや料理が好きで、最近はハーブを積極的に取り入れて楽しんでいます。また、器選びも自分にとって大切なことのひとつ。誰かをおもてなしする時だけでなく、自分の心がふっと喜ぶような器を選ぶようにしています。暮らしのリズムは、『がんばりすぎないけど、気を抜きすぎない』がちょうどいい。お気に入りのアロマオイルの香りに包まれながら、そんな『ちょうどよさ』を日々整えています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

Saraさん

RoomClipで、自分の『好き』や『心地よい』と思える空間を、誰かと共有できることが何よりの楽しみです。皆さんの投稿から、日々たくさんのアイデアや刺激をもらい『暮らしを楽しむって、こんなに自由でいいんだ』と気が付ける場所だと感じています。私も自分らしい暮らしのリズムや空間づくりを発信することで、どこかのどなたかの『いいな』のきっかけになれたらうれしいです。RoomClipを通して、これからも色々な方との小さなつながりや発見を楽しんでいきたいと思っています。

Instagramでも『小さな幸せの見つけ方』と『心がよろこぶ手作りおやつ・料理』という2つのテーマに分けて発信しています。暮らしやお菓子作り、料理が好きな方はぜひ、こちらにも遊びに来てもらえたらうれしいです。
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▶️_sara_new_life_ 暮らし
▶️_sara__life_ 料理&お菓子

Saraさんのお部屋ギャラリー

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Saraさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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