昼からは陽が当たるベランダ
桜が終わるのと入れ違いで
木々の緑が黄緑濃くなる
それがすごく好きです
☆
用事が全部終わってやっとひと息、ふー
兄弟の書類、書いてしまえばあっという間
今回からはアプリでの家庭調査提出
どんどんハイカラになるわ
デジタル化されるわ
楽っちゃ楽だけど
☆
兄弟おらんので、ちょっと大人の話をば。
いや、別におっても見せるわけやないので
変わらんのですが、
気分の問題です
昔話なので、
お時間あればどうぞ、ふふふ
この時期になると思い出すことがあります
うちの父がよく、
「この時期は芽吹の季節言うて
いろんなもんが芽吹くやろ
こういう時は元気を持っていかれるんや
生命力みたいなものに当てられて
吸い取られるみたいにウツウツしてしまう
そんな時はちゃんと休まないけんぞ」
そう言っとりました
荒々しい海の男なわりに
昔からデリケートで繊細な父
こういう真面目な話はあまりしないのですが
だからこそ
私の脳裏から離れず毎年思い出すのでしょう
五月病というものもありますもんね
↓ ↓ ↓
バスガイド時代にこんなことがありました
いつものように一台で出た仕事 ←え
広島で受けるしまなみ海道への日帰りツアー
添乗員付きのバスツアーでした
シーズンやったのでどこに行っても大賑わい
基本、バスガイドはバス内案内ですが
名所旧跡やメインの観光地では
バスを降りての案内も行くしあるしできます
観覧料を支払って見学するような場所へも
自社持ち観光なら添乗員なしで全部やる
その時の添乗員さんは若い女性でした
いつも受ける旅行会社の一般的なツアー
日帰りは本数出るので
早々一人で任されたんやろなぁってかんじ
メモ帳みたいなのを真剣に見ていて
何やら確認している様子
時間の確認や流れの共有などもあり
話しかけるのですが、
「あ、大丈夫です」
ずっとそう言うんです
自分で回して全部を把握したいんかなぁ〜と
引いて待機していたんですが‥
うん、テンパってるよね
あの、
お客さまを入り口までご案内しますから、
添乗員さん先に受付行かれて
手続きされてはいかがでしょうか
行きながら再度館内説明しておきますし、
到着したら点呼もしますから
「え、あ、いいです、大丈夫です」
うーん‥
チラリとドライバーさん見ると
「放っとけ」←こんな顔
うーん‥笑
私は別にどっちでもええし、
なんならこのまま離れて見送るほうが
次の案内の確認とか話の組み立てとかできて
ええんやけど
「ガイドさーん、トイレ行きたいんやけど」
ほらね
添乗員さん、
お手洗い希望のお客さまがいらっしゃるから
先にその方と一緒に受付へ行かれてください
あとの皆さまは私がゆっくりめに
お連れしますから
「え、あ‥」
ね!←にっこりにこにこ
「分かりました、すみません」
ドライバーさん、行ってくるわ
「やれやれ」←こんな顔
その後、お客さまをお連れして
館内ガイドさんへバトンタッチ
集合時間にまたお迎えに行くということで
放したのでした
「あ、私ちょっと用事があるので
先にバスへ戻っててください」
添乗員さんがそう言うもんで、
分かりました、と先にバスへ帰りました
「なんやあの添乗員は!」
ドライバーさん、沸々お怒りモード
うーん、なんでしょね、
なんかね〜
どしたんかなぁ〜
「放っときゃええ、もう」
言うても、なぁ〜
やりづらいのはええけど、
お客さまに影響出てくるでよ〜
そんな話をしてるうちに
添乗員さん戻ってきんさった
「あの、さっきはすみません」
そう言って、
ドライバーさんと私に缶コーヒーを
差し出してくれました
え、これ買いに行っとったん?
「ちゃんとできなくて、すみません」
え、どゆこと?
「全部一人でしなきゃならないのに」
は?それどういう‥
「なんか、それは!」←ドライバーさん
ちょちょちょい、責めんで責めんで!
「あの、こういうのは全部自分で‥」
それ、決まりなんですか?
自分で決めたことなん?
「や、あの、先輩、上司が」
あ?どゆこと?
「ガイドさんにお願いしたり任せたりしたら
舐められるからって言われてまして‥
あ、すみません!!」
・・・
「必要最低限のことだけ確認しろって」
・・・
ゴゴゴゴゴゴ〜〜〜〜
「クソやな」←ドライバーさん
「クソやね」←私
どこの世界でもおるんやな
「すみません、全然回せてなくて!」
あのさぁ‥
「バカたれ!
そんなことして誰が得するんや!」
ドライバーさん、言葉遣い!
よその会社の添乗員さんやけ ←
「そんな上司なんか無視しとけ!
なんでも協力してやらないけんじゃろが」
同感
「一服してくるけ、コシ子!」
わお、丸投げ!笑笑
タバコ吸いに行ったらしばらくは帰ってこん
わお〜もー
でも、うちのドライバーの言う通り
一人で頑張っても、
できることとできんことある
できそうだと思っても、
さっきのお客さまのお手洗いみたいに
私は想定内でも、
添乗員さんのそのメモの中では想定外でしょ
バスガイドなんてね、使えばええんですよ
連れて行ってくれ言われたら、行けるんやし
受付でお金のことしながら点呼とか、
無理やん
大人はね〜大人やけど、
子どもよりうろうろするんですよ〜←コラ
それに、スタッフの不穏な空気って
絶対にお客さまに伝わるもんです
お客さまのこと、舐めたらいけん
何より大事なんは
お客さまの安全安心やし、
ちゃんと揃って笑顔で帰ってもらうのが
私らの仕事やしな
言うてる間に、
添乗員さん、泣いてしまいました
あーあ、泣かしてしもたぁ
ずっと、不安やったんやって。
何回か先輩と一緒に添乗したけど
このツアーは初めてで、
やり方は一緒やけど
場所の確認は紙面でしかできなくて、
でも、
ガイドには頼るな、って言われてて
ドライバーにも何も聞けれんし、
それを真面目に守っとったんと。
クソ上司が。
絶対出世してないやろな、そいつ。
「今後の確認、いいですか?」
あ、うん、しときましょう
お迎えは私も行きます、
その場で点呼します
バスに乗る前に
お手伝い済ませといてほしいので
声かけしますから、
残る方がいたら添乗員さんついててください
一緒に戻ってきてください
車内で再度、点呼します
「乗車されたら説明いいですか?」
了解です、
動く前にマイク渡しますので
お話しされてください
でも皆さま、きっと聞いてないから ←笑笑
到着前に私のほうから、
添乗員さんの言われたことを再度話します
「ありがとうございます」
あと、今ここで、
同じ会社のツアーとか知ってる人とか、
会いました?
「いえ、なかったです」
じゃあ、今日は自由にしてください
見られたら困るなら仕方ないけど
誰も知った人おらんなら、
今日でいろいろ掴んで帰ればいい
ドライバーさんも(あんなんやけど)
時間は読んでくれるし、
見せたいものがあれば気持ちゆっくり
走ってくれるし、
私よりも道は詳しいし、
他ツアーのことも知っとるから、
休憩中になんでも聞きゃええですよ
いつもその通りにはいかんやろけど、
今日の私たちとは仲良くしましょ
クソ上司には、
言われた通りしました〜て、
言うときゃええんですよ、ははは〜
「ありがとうございます」
やっと笑てくれた〜
いつの時代でも、どこの世界でも、
ハズレなことはあるもんです
こんな私だって、
ガイドの先輩にどやされたことある
あるある、あるよ〜
楽しいことばかりやないけど、
楽しいことばかりやよ、って顔でおる
絶対に何かひとつでも
手に入れて帰るんや
そんな負けん気と意地とプライドで
やっていく時もあるんです
モットーは、
【無理はしても、無茶はしない】
この時のこのツアーは、
ご年配の方もいてたし、お子さんもいてた
声かけ内容はそれぞれ異なるし、
気になるところもそれぞれ異なる
みんなで目配り気配り心配り
お客さまからしたら、
添乗員もドライバーもガイドも、
『連れて行ってくれる人』なわけです
会社違うとか、関係ないねん
新社会人の皆さん、お疲れさまです
当たり外れあるかもしれませんが、
ご自身のメンタルを守って
無茶はせず、
いろんなことを吸収して頑張ってください
無理な時は逃げて避けて休んで、
好きな理由で立ち止まってください
世の中にはいろんな人がおるし、
そうやって生きてきた人がおる
私の保育科時代の先生が、
「世の中の人間のうち、
半分は好きな人、半分は嫌いな人」
そう教えてくれました
嫌いは嫌いでいい、だって半分は嫌いな人
好きを大事にして、好きな人を見習えばいい
自分を責めなくていい、
だって、
自分自身も、
隣の人にとっては好きな部類か嫌いな部類か
分からないんだから
それはこっち側からは変えられない
って、
そんな意味やったんかなぁ〜って勝手に解釈
あん時の添乗員さん、
今でも変わらずお勤めかなぁ〜
「ガイドさん、何年目ですか?」
え、3年目ですけど
「え?!!」
え?
「私、新卒です、23!」
同い年やん
「えーーーーーーー!!」
ちょ、待てよ
昼からは陽が当たるベランダ
桜が終わるのと入れ違いで
木々の緑が黄緑濃くなる
それがすごく好きです
☆
用事が全部終わってやっとひと息、ふー
兄弟の書類、書いてしまえばあっという間
今回からはアプリでの家庭調査提出
どんどんハイカラになるわ
デジタル化されるわ
楽っちゃ楽だけど
☆
兄弟おらんので、ちょっと大人の話をば。
いや、別におっても見せるわけやないので
変わらんのですが、
気分の問題です
昔話なので、
お時間あればどうぞ、ふふふ
この時期になると思い出すことがあります
うちの父がよく、
「この時期は芽吹の季節言うて
いろんなもんが芽吹くやろ
こういう時は元気を持っていかれるんや
生命力みたいなものに当てられて
吸い取られるみたいにウツウツしてしまう
そんな時はちゃんと休まないけんぞ」
そう言っとりました
荒々しい海の男なわりに
昔からデリケートで繊細な父
こういう真面目な話はあまりしないのですが
だからこそ
私の脳裏から離れず毎年思い出すのでしょう
五月病というものもありますもんね
↓ ↓ ↓
バスガイド時代にこんなことがありました
いつものように一台で出た仕事 ←え
広島で受けるしまなみ海道への日帰りツアー
添乗員付きのバスツアーでした
シーズンやったのでどこに行っても大賑わい
基本、バスガイドはバス内案内ですが
名所旧跡やメインの観光地では
バスを降りての案内も行くしあるしできます
観覧料を支払って見学するような場所へも
自社持ち観光なら添乗員なしで全部やる
その時の添乗員さんは若い女性でした
いつも受ける旅行会社の一般的なツアー
日帰りは本数出るので
早々一人で任されたんやろなぁってかんじ
メモ帳みたいなのを真剣に見ていて
何やら確認している様子
時間の確認や流れの共有などもあり
話しかけるのですが、
「あ、大丈夫です」
ずっとそう言うんです
自分で回して全部を把握したいんかなぁ〜と
引いて待機していたんですが‥
うん、テンパってるよね
あの、
お客さまを入り口までご案内しますから、
添乗員さん先に受付行かれて
手続きされてはいかがでしょうか
行きながら再度館内説明しておきますし、
到着したら点呼もしますから
「え、あ、いいです、大丈夫です」
うーん‥
チラリとドライバーさん見ると
「放っとけ」←こんな顔
うーん‥笑
私は別にどっちでもええし、
なんならこのまま離れて見送るほうが
次の案内の確認とか話の組み立てとかできて
ええんやけど
「ガイドさーん、トイレ行きたいんやけど」
ほらね
添乗員さん、
お手洗い希望のお客さまがいらっしゃるから
先にその方と一緒に受付へ行かれてください
あとの皆さまは私がゆっくりめに
お連れしますから
「え、あ‥」
ね!←にっこりにこにこ
「分かりました、すみません」
ドライバーさん、行ってくるわ
「やれやれ」←こんな顔
その後、お客さまをお連れして
館内ガイドさんへバトンタッチ
集合時間にまたお迎えに行くということで
放したのでした
「あ、私ちょっと用事があるので
先にバスへ戻っててください」
添乗員さんがそう言うもんで、
分かりました、と先にバスへ帰りました
「なんやあの添乗員は!」
ドライバーさん、沸々お怒りモード
うーん、なんでしょね、
なんかね〜
どしたんかなぁ〜
「放っときゃええ、もう」
言うても、なぁ〜
やりづらいのはええけど、
お客さまに影響出てくるでよ〜
そんな話をしてるうちに
添乗員さん戻ってきんさった
「あの、さっきはすみません」
そう言って、
ドライバーさんと私に缶コーヒーを
差し出してくれました
え、これ買いに行っとったん?
「ちゃんとできなくて、すみません」
え、どゆこと?
「全部一人でしなきゃならないのに」
は?それどういう‥
「なんか、それは!」←ドライバーさん
ちょちょちょい、責めんで責めんで!
「あの、こういうのは全部自分で‥」
それ、決まりなんですか?
自分で決めたことなん?
「や、あの、先輩、上司が」
あ?どゆこと?
「ガイドさんにお願いしたり任せたりしたら
舐められるからって言われてまして‥
あ、すみません!!」
・・・
「必要最低限のことだけ確認しろって」
・・・
ゴゴゴゴゴゴ〜〜〜〜
「クソやな」←ドライバーさん
「クソやね」←私
どこの世界でもおるんやな
「すみません、全然回せてなくて!」
あのさぁ‥
「バカたれ!
そんなことして誰が得するんや!」
ドライバーさん、言葉遣い!
よその会社の添乗員さんやけ ←
「そんな上司なんか無視しとけ!
なんでも協力してやらないけんじゃろが」
同感
「一服してくるけ、コシ子!」
わお、丸投げ!笑笑
タバコ吸いに行ったらしばらくは帰ってこん
わお〜もー
でも、うちのドライバーの言う通り
一人で頑張っても、
できることとできんことある
できそうだと思っても、
さっきのお客さまのお手洗いみたいに
私は想定内でも、
添乗員さんのそのメモの中では想定外でしょ
バスガイドなんてね、使えばええんですよ
連れて行ってくれ言われたら、行けるんやし
受付でお金のことしながら点呼とか、
無理やん
大人はね〜大人やけど、
子どもよりうろうろするんですよ〜←コラ
それに、スタッフの不穏な空気って
絶対にお客さまに伝わるもんです
お客さまのこと、舐めたらいけん
何より大事なんは
お客さまの安全安心やし、
ちゃんと揃って笑顔で帰ってもらうのが
私らの仕事やしな
言うてる間に、
添乗員さん、泣いてしまいました
あーあ、泣かしてしもたぁ
ずっと、不安やったんやって。
何回か先輩と一緒に添乗したけど
このツアーは初めてで、
やり方は一緒やけど
場所の確認は紙面でしかできなくて、
でも、
ガイドには頼るな、って言われてて
ドライバーにも何も聞けれんし、
それを真面目に守っとったんと。
クソ上司が。
絶対出世してないやろな、そいつ。
「今後の確認、いいですか?」
あ、うん、しときましょう
お迎えは私も行きます、
その場で点呼します
バスに乗る前に
お手伝い済ませといてほしいので
声かけしますから、
残る方がいたら添乗員さんついててください
一緒に戻ってきてください
車内で再度、点呼します
「乗車されたら説明いいですか?」
了解です、
動く前にマイク渡しますので
お話しされてください
でも皆さま、きっと聞いてないから ←笑笑
到着前に私のほうから、
添乗員さんの言われたことを再度話します
「ありがとうございます」
あと、今ここで、
同じ会社のツアーとか知ってる人とか、
会いました?
「いえ、なかったです」
じゃあ、今日は自由にしてください
見られたら困るなら仕方ないけど
誰も知った人おらんなら、
今日でいろいろ掴んで帰ればいい
ドライバーさんも(あんなんやけど)
時間は読んでくれるし、
見せたいものがあれば気持ちゆっくり
走ってくれるし、
私よりも道は詳しいし、
他ツアーのことも知っとるから、
休憩中になんでも聞きゃええですよ
いつもその通りにはいかんやろけど、
今日の私たちとは仲良くしましょ
クソ上司には、
言われた通りしました〜て、
言うときゃええんですよ、ははは〜
「ありがとうございます」
やっと笑てくれた〜
いつの時代でも、どこの世界でも、
ハズレなことはあるもんです
こんな私だって、
ガイドの先輩にどやされたことある
あるある、あるよ〜
楽しいことばかりやないけど、
楽しいことばかりやよ、って顔でおる
絶対に何かひとつでも
手に入れて帰るんや
そんな負けん気と意地とプライドで
やっていく時もあるんです
モットーは、
【無理はしても、無茶はしない】
この時のこのツアーは、
ご年配の方もいてたし、お子さんもいてた
声かけ内容はそれぞれ異なるし、
気になるところもそれぞれ異なる
みんなで目配り気配り心配り
お客さまからしたら、
添乗員もドライバーもガイドも、
『連れて行ってくれる人』なわけです
会社違うとか、関係ないねん
新社会人の皆さん、お疲れさまです
当たり外れあるかもしれませんが、
ご自身のメンタルを守って
無茶はせず、
いろんなことを吸収して頑張ってください
無理な時は逃げて避けて休んで、
好きな理由で立ち止まってください
世の中にはいろんな人がおるし、
そうやって生きてきた人がおる
私の保育科時代の先生が、
「世の中の人間のうち、
半分は好きな人、半分は嫌いな人」
そう教えてくれました
嫌いは嫌いでいい、だって半分は嫌いな人
好きを大事にして、好きな人を見習えばいい
自分を責めなくていい、
だって、
自分自身も、
隣の人にとっては好きな部類か嫌いな部類か
分からないんだから
それはこっち側からは変えられない
って、
そんな意味やったんかなぁ〜って勝手に解釈
あん時の添乗員さん、
今でも変わらずお勤めかなぁ〜
「ガイドさん、何年目ですか?」
え、3年目ですけど
「え?!!」
え?
「私、新卒です、23!」
同い年やん
「えーーーーーーー!!」
ちょ、待てよ