ハンドメイドのなかでも、比較的チャレンジしやすいのが編み物。とはいえ、初めて編み物に挑戦する場合、道具の購入から始めるのか、はたまた作るものの決定が先なのか、何から手をつけていいかも悩ましいですよね。当記事では、編み物の始めかたと、初心者さんでも継続しやすい「編み物チャレンジのコツ」、RoomClipユーザーさんの作例23選を紹介します。
目次
- 基本の道具と挫折しない編み物の始め方
- 練習にピッタリなコースター類
- 小物入れなど立体の作品
- 気分が上がるお花や葉っぱのモチーフ
- ミニチュアサイズが可愛い!ケーキやあみぐるみ
- 編み方次第でぐっと素敵に!アレンジ編
- シンプルな編み方でOK!ブランケットやソファーカバー
- 詳しい編み方はキットや教本、Web動画で
基本の道具と挫折しない編み物の始め方
編み物は、材料・道具・技術次第でかなり幅広い作品を作ることができる手芸です。そのため、漠然と「編み物=難しい」といったイメージを持ってしまいがち。ですが、一歩一歩着実に進めていけば、誰でも素敵な作品を作ることができます!
初めて編み物にチャレンジする人は、下記のステップを参考にしてみてくださいね。
ステップ1 基本の道具を購入
毛糸も道具もさまざまなものがあります。特に、編み針のクオリティは持ちやすさ、編みやすさなどの作業性に関わるので、基本的には手芸店などで品質の高いものを選ぶのがおすすめです。
ですが、編み物を始めたばかりだと、自分にあった道具を選ぶのも難しいですよね。気軽に始めてみたい場合は、まずは100均などで手に入りやすい「アクリル毛糸の並太」と「かぎ針5/0~7/0サイズ」を購入するのはいかがでしょうか。
- アクリル毛糸
初心者でも扱いやすい素材感。値段がお手頃で、100均などでも手に入ります。太さはオールマイティな「並太」から始めると良いでしょう。ウール混、ウール毛糸もオーソドックスな種類です。 - かぎ針
基本的な編み方「かぎ針編み」ができる道具です。並太の毛糸で編む場合、5/0~7/0号だと扱いやすいといわれています。かぎ針は、糸端をとじたりはぎ合わせたりするときに使う、とじ針としても使えますよ。 - 棒針
棒針は、広く平たい面を作成するのに向いた道具です。かぎ針編みに慣れてからの購入でも良いでしょう。5~7号前後が、並太の毛糸を編みやすいサイズです。
ステップ2 まずは小さいものでも「完成」させよう
ハンドメイドを継続するコツは、「ものを作る楽しさと達成感」を体験すること!まずは、すぐに完成させることができる、小ぶりなサイズのコースターやアクリルたわしに挑戦するのがおすすめです。
最初はイメージ通りの仕上がりにならないかもしれませんが、まずは完成させることで次回作への意欲が沸き、編む技術も身につきます。
ステップ3 慣れてきたら作りたいものにチャレンジ
小ぶりな作品をいくつか完成させた頃には、基本的な編み方にも慣れているはず。次はセーターやバッグなど、作りたいものにぜひチャレンジしてみてください!
より広い面を編むために、棒針を揃えるのも良いでしょう。作りたいものが明確になれば、適した毛糸や道具がおのずと見えてきます。何を作るか迷っている人は、RoomClipユーザーさんの作例も参考にしてみてくださいね。
練習にピッタリなコースター類
初めてチャレンジする作品としておすすめなのが、小ぶりなコースター類です。慣れてきたら、使用する色数を増やしたり、もう少し大きなポットマットやランチョンマットに移行する人が多いようです。まずはかぎ針編みの作例を中心に紹介します。
ワンカラーのコースター
編み物初心者だというこちらのユーザーさんは、丸型と四角のコースターを作成されました。シンプルなワンカラーのコースターに、細い革紐を結んだりタグをつけるアイデアは、思わず真似したくなりますね!
頑張ってもこのクオリティ。笑
ただ丸く、四角く編むのすらなかなかできない。笑
ドイリーやタディングを作れる方は神ですわ!Ψ(`∀´)Ψ
ポットマットとティーコゼー
こちらのユーザーさんは、初めての編み物でティーポットマットとティーコゼーを作成されました。グレー1色だと編み物のほっこり感が抑えられ、モノトーンインテリアにぴったり。統一感のあるティーセットがあれば、ゆっくりとしたティータイムを過ごせそうです。
また、上記のユーザーさんは大作にもチャレンジされました!かぎ針編み×シルバーの毛糸で、美しいツリースカートが完成。コツコツ編み続けることで、作れるものの幅が広がるとうれしいですね。
ストライプ柄のランチョンマット
こちらのユーザーさんはかぎ針編みでランチョンマットに挑戦。編み物は小学生以来とのことで「初心者の仕上がり」とご自身では辛口採点ですが、ネイビーと、やや青みのあるホワイトの色合わせが素敵です!ワンポイントとしてタグをつけることで、おしゃれな仕上がりに。
多色使いのポットマット
こちらはアクリル毛糸で作った、バイカラー、トリプルカラーのポットマット。たくさん編んでこられたであろう整った編み目にほれぼれします。なんとこのユーザーさんは、今ではハンドメイド・手作り通販サイトでご自身の編み物を販売されているとのこと!
小物入れなど立体の作品
基本的なかぎ針編みに慣れてきたら、平面から立体に移行するのも良いでしょう。どんどん新しい作品に挑戦して上達していくと、もっと編み物が楽しくなりますよね。ユーザーさんたちの投稿写真から、気になる作例を見つけていきましょう!
モノトーンの小物入れ
こちらはダイソーの超極太毛糸を使って編まれた、グレートーンの小物入れです。同じものを色違いで複数回作ることで、編み目の詰め具合などのコツをつかめそうですね。
編み物初心者 なんとか完成ww
鉢カバーとポットカバー
こちらのユーザーさんは、鉢カバーとポットカバーを編まれました。自宅で観葉植物を育てている人は、お手製の鉢カバーでグリーンも冬仕様にしてあげましょう♪観葉植物と一緒に、ぬくぬくとニットで冬を越すのも素敵ですね!
気分が上がるお花や葉っぱのモチーフ
次にチャレンジしたいのが、お花や葉っぱのモチーフです。小ぶりなサイズであれば完成させやすく、細いレース糸とレース糸用の編み針を使えば、ピアスやイヤリングのチャームとしても使えますよ。
レース糸で編んだお花モチーフ
こちらのユーザーさんは、ダイソーで販売されているパステルカラーの糸でお花やクローバーなどのモチーフを編まれました。使う糸の太さを変えるだけでも、仕上がりの印象が大きく変わります。細いものを使用すると、繊細な雰囲気になりますね♪
毛糸で編んだお花モチーフ
毛糸で編まれたお花のモチーフも、温かみがあっていいですね。実はこちらのユーザーさん、RoomClip内のお友達の作品に触発されて、編み物を始められたそう!初心者向けの書籍をみたり、編み物をされるお母様に教えてもらいながら完成させたそうです。
自分でも作ってみたくなりました(*≧∀≦) かぎ針編み初心者なので、大目に見てください〰(;^ω^)
ニットガーランド
こちらはお花や三角のモチーフを繋いで、ニットガーランドにされた作例です。左端と右端でピンクと白を反転させるなど、色使いの工夫も素敵です。毛糸の優しい質感が、ナチュラルな木目の壁にマッチしています。
アースカラーの葉っぱと星モチーフ
こちらのユーザーさんは、毛糸で星形と葉っぱの形を制作。葉っぱモチーフは、編み目から葉脈を感じられる細かい作りになっています。モチーフ編みに慣れると、季節ごとのインテリアグッズも自作できるのがうれしいですね!
丸モチーフを繋げたコースター
こちらのユーザーさんは、セリアで購入したコットンヤーン1玉で、写真にある3枚のコースターを作成されました。編み方はご自身でネット検索して調べたそう。さまざまな編み方がネット動画で紹介されているので、参考にしてみてくださいね。
お花を繋げたカラフルポットマット
こちらのユーザーさんは、アクリル毛糸でポットマットを作成されました。北欧風のカラーリングと、ぷっくりと膨らんだお花がとってもフェミニン。生花が手に入らなくても、明るいお花モチーフの編み物があれば、お家が明るくなりそうですね。
ミニチュアサイズが可愛い!ケーキやあみぐるみ
コースター、小物入れ、お花モチーフと進んだら、あみぐるみの制作はいかがでしょうか?小さなサイズだと、完成まで日数を要さないことと、完成品を家のなかに飾りやすいのも魅力です。子どもが喜ぶおままごとセットや、インテリアにもなる季節小物を紹介します。
ミニチュアおままごとセット
こちらのユーザーさんは、YouTubeを観ながら編み物に挑戦!コースター、お花モチーフについで、おにぎり、くまさんなどのあみぐるみを制作されました。最新の作品は写真中央のリンゴのあみぐるみだそう。今まで編んできたものを並べてみると、上達具合がわかって楽しいですね。
良くわからないけど毎回途中で編み数ズレてますが戻ってもわからないのでそのまま突っ走りました(o≧▽゜)o
ミニチュアバッグ
こちらのユーザーさんは、なんとくまの貯金箱用に、ミニチュアの肩掛けバッグを編まれました!ミニサイズなのですぐに完成しますし、くまに身につけさせるアイデアがとってもgood!季節ごとにアイテムを変えるのも楽しそうです。
クリスマスツリー
こちらは、クリスマスツリーのあみぐるみです。土台にはコルクを使用し、ツリー部分を毛糸で作成されました。本格的なクリスマスツリーは設置にスペースをとってしまい、出し入れも大変。でも、ミニサイズのあみぐるみなら、テーブルのちょっとしたスペースにも、ちょこんと置いておけますね。
アヒルの親子
「今日はお花見よ〜ついておいで〜」と聞こえてきそうなアヒルの可愛いあみぐるみ。ハギレでスカーフをつけてあげると、ぐっとおしゃれになりますね。くちばしに使用する毛糸を、やや彩度の低い赤色にすることで、子どもっぽすぎない雰囲気に仕上がっています。
編み方次第でぐっと素敵に!アレンジ編
基本の編み方をマスターしたら、次は中級者向けの編み方にチャレンジ!シンプルな単色のコースターでも、編み方を変えるだけでぐっと素敵になりますよ。アレンジ編として、リフ編み、ワッフル編みの作例を紹介します。
リフ編みのアクリルたわし
極太アクリル毛糸×リフ編みでアクリルたわしを作られたこちらのユーザーさん。リフ編みは、近年流行しているトルコ発祥の編み方です。ふっくらとしたお花のような模様が特徴で、大人かわいい雰囲気になります。
ワッフル編みのコースター
写真真ん中のコースター3点が、ワッフル編みの作品です。やや立体的になった編み目が、温かみを感じさせます。写真上部のかぎ針編みのコースターと比較すると、編み目の違いがよくわかりますね。
やっぱりクロス柄が好きです😆
あと初めて編んでみたワッフル編みは可愛い💕
今編んでいるのはグラフチェック柄です。
ポットマットサイズになりそう☺️
かぎ針編み、やり出したらとまらないっ笑
シンプルな編み方でOK!ブランケットやソファーカバー
作品の難易度をあげるには「編む面積を大きくする」または「技術が必要な編み方にする」の、2つの方向性があります。編む面積が大きくても、基本のかぎ編みができるようであれば、マフラーやセーター、ブランケットなど、さまざまなものが作れますよ!
チャンキー風ブランケット
こちらは、ダイソーの毛糸で編まれたチャンキー風のブランケットとクッション。ざっくりと編まれた風合いが、西海岸インテリアにマッチしそう!同じ色味や編み方でインテリア小物を揃えると、お部屋の雰囲気づくりにも役立ちます。
腕編みのざっくりブランケット
こちらは、極太毛糸を使って「腕編み」で編まれた大判ブランケットです。腕編みとは、左右の腕全体を大きく使って、まるでスポーツのように編み進めていく手法。毛糸が太く大きいため、大判の作品ですが1時間ぐらいで完成されたそう。ざっくりした風合いが好きな人はぜひ腕編みにもチャレンジしてみてくださいね。
かぎ針編みの大判マルチカバー
ソファーが隠れるサイズの大判マルチカバーを完成させた、こちらのユーザーさん。かぎ針でひたすら編まれたのだそう!毎日コツコツ編み進めて、大作が出来上がった時の達成感も、編み物の醍醐味ですよね。茶系のカラーリングがインテリアとも調和していて、何ともおしゃれです。
こちらは作成途中のワンシーン。ゆっくり紅茶とお菓子を楽しみながら、編み物を進める時間は至福のひととき。シンプルな道具、編み方でも大きな作品が作れます。必要なのは、なんといっても根気です。
今年は皆さんの編み物♡pikに刺激されて頑張る事ができました(^^*)
お花モチーフの大判マルチカバー
こちらのユーザーさんは、寒い冬の時期に、お家でコツコツと大作を編まれました。黒と白をベースカラーにしたお花モチーフの大判マルチカバーで、数カ所ある赤い差し色が効いています!大きな作品を作る際には、お家のインテリアに合わせて毛糸の色味を検討すると、お部屋に馴染んでくれますよ。
詳しい編み方はキットや教本、Web動画で
ここまで編み物初心者さんの作例を紹介してきました。実際に編み始める際は、具体的な編み方を調べる必要があります。作りたいものが決まっている場合は、無料のWeb動画を参考に編み進めると良いでしょう。そのほかにも、道具とレシピが一緒になったキットや、複数の編み方が載っている教本を活用するのも方法として挙げられます。
初心者さん向けかぎ針編みキット
こちらのユーザーさんは、編み物挑戦にあたり、初心者向けのかぎ針編みキットを購入されたそう。材料と編み方のレシピがこれひとつで揃います。1000円以下のお手頃価格なら、挑戦しやすいですね。
作りたいものに合わせた教本を選んでも
こちらのユーザーさんは、「麻ひもで編むかごとバッグ」「かぎ針で編むミニチュアZakka」の教本を購入されました。作りたいものが明確になってきたら、教本を先生代わりに編み進めるのも楽しいですね。作品を調べていくなかで、好みの編み物デザイナーさんが見つかるかも!
編み物初心者さんの作品アイデアのほか、上達後の作品例をステップごとに紹介しました。一見、難しそうに感じる編み物ですが、コツコツ進めていけば、着実に作品が出来上がる手芸でもあります。あなたも一緒に、編み物でお家時間を充実させてみませんか?
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「編み物 初心者」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!