「民芸品」とは、各地の民衆生活の中から誕生した手製の日用品のこと。その地域にしかない独特な色使いやデザイン、手仕事ならではの温かみのある風合いは、インテリアアイテムとしても注目されています。今回は、そんな民芸品をお部屋に取り入れているRoomClipユーザーさんたちをご紹介しましょう。
愛らしさを感じさせる色使いやフォルム
まずは、手仕事ならではの素朴で愛らしさのあるデザインの民芸品をご紹介しましょう。カラフルな色使いや、柔らかなフォルムは、見ているだけでホッと心を和ませてくれます。
ドイツのお香立て
happy88さんはドイツのお香立てを玄関に飾っていました。こちらは人形の体の中でお香を焚くと、まるでパイプをふかしているように口から煙が出てくるユニークなアイテム。ビールジョッキを片手に持つ姿がドイツらしさにあふれていますね。
ロシアのマトリョーシカ
ロシアの民芸品としておなじみのマトリョーシカ。kfさんが玄関に飾っているのは、ぽってりとした愛らしいフォルムのものです。お顔がすべて違うところも味のひとつ。鮮やかな色彩にも目を奪われますね。お部屋の随所に散りばめられた赤をリンクさせているところもおみごとです。
ハンガリーの刺繍
なんて美しい刺繍でしょうか。こちらはbrickxcubさんのお母さんのものだったというハンガリーのカロチャ刺繍が施されたレースです。素朴で可愛らしい図案を色とりどりの糸で表現した刺繍は存在感抜群で、敷くだけで空間がパッと華やかに見えますね。
メキシコのカラベラ人形
GILLYさんがキッチンに置いているのは、メキシコで死者の日に飾られるというカラベラ人形です。ガイコツたちが楽器を奏でている姿は愛嬌たっぷり♪カラフルでパンチが効いたデザインは、カッコイイお部屋のテイストにも似合います。
落ち着きのある味わい深い質感や風合い
受け継がれてきた伝統を感じさせる味わい深い質感や風合いも民芸品の魅力のひとつ。落ち着きがあるデザインは、インテリアをグッと洗練された大人の表情にかえてくれます。
シンガポールのピューター製食器
こちらはsatominさんがシンガポールで購入したピューター製の食器です。ピューターとはスズを主成分とする合金のことで、重厚感ある黒ずんだ鈍い輝きが特徴です。マーライオンのワンポイントもスタイリッシュですね。冷えたドリンクを飲むのに最適なんだそうです。
アフリカの泥染めファブリック
freakycatさんは棚の上に、アフリカのファブリックを敷いていました。こちらはマリ共和国のドゴン族が糸から紡いで、泥で染めたものなんだそう。柔らかい風合い、力強さのある民族柄に、オーラを感じるほどに目が引き付けられます。
日本の鎌倉彫の収納ケース
こちらは鎌倉彫が施された鏡付きの収納ケースです。Yanagisawatomokoさんはメイク道具の収納に使われていました。洗面所が込み合う朝も、こちらのケースのおかげでとても楽になったそうですよ。重厚で美しいケースは使うたびに心がときめきそうです。
どんなインテリアにも取り入れやすいデザイン
ナチュラルなデザインや、モダンなテイストを取り入れた民芸品も人気です。お部屋にしっくりと溶け込み、インテリアのテイストも問わないので、流行りのMIXスタイルにもおすすめです。
スウェーデンのマガジンラック
スポーンコリとは、薄い松の木を編んで作るスウェーデンの伝統工芸です。ずっとマガジンラックを探していたというhiyokoさんは、そんなスポーンコリのマガジンラックに一目惚れ。明るい木の色と表情豊かな編み目がキレイですね。持ち手付きで使いやすそうです。
日本のこけし
sachiblancさんがご近所の古道具屋で見つけたこけしは、ギンガムチェックのモダンなデザインです。目を閉じた表情もとってもキュートですね。和と洋どちらのテイストもあわせ持っているので、一緒に飾っている和風のこけしと、現代アートとも調和がとれています。
日本の南部鉄器の急須
抹茶色のボディと個性的な形がアート作品のような南部鉄器の急須です。sou721さんは、ナチュラル&モダンな雰囲気をイメージしてディスプレイしました。北欧風のコースターとの相性も抜群。こうして飾るようになってから、ますます愛着が湧いたそうですよ。
世界各地の民芸品を取り入れたインテリアをご紹介しました。懐かしさを感じる日本の民芸品、その土地の文化や風土を感じさせる異国の民芸品など、どれも奥深い魅力に引き込まれるものばかりでした。皆さんも旅先や民芸品を扱うお店で、特別な一品を探してみてはいかがでしょうか。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「民芸品」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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