子どもの成長を祈って飾られる雛人形。かつては段数の多い雛人形が主流でしたが、核家族がマンションやアパートで生活するようになると、コンパクトで飾りやすいデザインも増えてきました。この記事ではRoomClipユーザーさんたちの実例をもとに、インテリアとしても飾りたくなる、モダンでおしゃれな雛人形を紹介します。好みの顔立ちやフォルムを見つけてみてくださいね。
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目次
雛人形を選ぶポイント
雛人形を選ぶ際のファーストステップは、設置場所のスペースに合った雛人形のサイズを決めることです。飾りたい場所にきれいに収まる段数およびサイズであるかを、しっかり確認しましょう。また、飾らない期間はどこに収納しておくかを考えるのも大切です。
お雛様のサイズは大きく3タイプ
雛人形は、お雛様の数によって呼び名が異なります。写真のような男雛と女雛の2体でできた「親王飾り」、親王飾りに三人官女が加わった「三段飾り」、三段飾りに五人囃子と2体の随身、3体の仕丁が加わった「七段飾り」。大きく分けると、以上3タイプの雛人形があります。なかでも、「親王飾り」はコンパクトでデザインの種類が豊富なので、インテリアとしても取り入れやすいですよ。
飾る場所からサイズを検討する
雛人形は、購入前に自宅のどの場所に飾るかをよく考えましょう。こちらのユーザーさんは、玄関先に飾れるコンパクトな親王飾りタイプを取り入れていますね。飾る場所に合わせて、お雛様1体ごとの大きさや、全体のサイズ感を決めておくと失敗がなくなります。
収納のしやすさ・飾りやすさも重要
飾り物の配置がわからなくなってしまうことはありませんか?ユーザーさんが使われている小黒三郎の雛人形は、ケースの中で飾る場所ごとに固定されているため、飾り方に迷いません!桃の節句以外は、なるべくコンパクトに収納しておきたい雛人形。台座が収納ボックスになっているタイプだと、飾るのも収納もラクにできて便利です。
幼い顔立ちの木目込み雛人形
あどけなく幼い顔立ちが特徴の木目込み雛人形。粘土で作った胴体には切り込みが入っており、そこに糊を付け、布を入れ込むことで服を着せています。コンパクトな手のひらサイズの雛人形は、リビングや玄関、出窓など、場所を選ばずに飾れるのが嬉しいですね。
山田平安堂の雛人形
山田平安堂の「江戸木目込み座り雛人形日月雛舞台」という雛人形。天皇紋にも使われている月日紋様を、金色と朱色で表現した、上品で美しい漆台が特徴のアイテムです。雛人形の大きさは、幅10cm×奥行8.5cm×高さ8~10cmで、台座の直径は18cm。組み立てや配置が簡単なのが嬉しいポイント!気品あふれる雛人形を飾りたい人におすすめです。
ぷりふあの木目込み雛人形
ユーザーさんが飾っているのは、ぷりふあの「Sun set-夕日-」という雛人形です。幅29cm×奥行17cm×高さ21.5cmの、夕日をモチーフとした台座の上に、幅6cm×奥行6cm×高さ8.5~10cmのお雛様を飾ります。烏帽子や纓は複数のデザインがランダムに使われているため、開封するときはワクワクしながら開けてみてくださいね!
吉徳の「ひなまり」
トイザらスで購入できる、吉徳ブランドの木目込みケース親王飾り「ひなまり」。幅35cm×奥行22cm×高さ21cmのサイズ感です。存在感を出しながら、棚上や玄関に飾りたい人におすすめ。鮮やかな桜の刺繡が施された背景により、華やかさがUPしていますね。
幸一光の「光雲五人出飾り」
幸一光の「光雲五人出飾り」という、親王に三人官女が加わった雛人形です。厚みのあるタモ材の飾り台は、アクリルの脚で浮かせるように固定されています。後ろの屏風は、3種類ある江戸からかみの柄から選べるので、飾りたい場所の雰囲気に合わせて選びましょう。
幸一光の「小雪親王出飾り」
幸一光の「小雪親王出飾り」を飾り、その下に「小雪官女セット」を配置されたユーザーさん。このシリーズは、三人官女だけではなく、飾り台を追加することもできます。ユーザーさんはあえて飾り台を増やさず、本棚の上という限られたスペースに工夫して飾られました。
ふらここの木目込み雛人形
ふらここの雛人形は、21種類の赤ちゃん顔から好きなものを選べます。ユーザーさんが購入されたのは、芯のあるしなやかさを感じる気品のあるお顔である「あいあい」のお雛様。親王飾りや三段飾りなど、70種類以上もの商品が取り扱われているので、好みの雛人形が見つかりやすいですよ。
七段飾りの木目込み雛人形
ユーザーさんが飾られているのは、木目込み人形が並べられた、七段飾りの雛人形です。丸い木枠が目を引く、一風変わったデザインが特徴のアイテム。板状で薄い軽やかな飾り台は、インテリアとしても置いておきたくなります。昔ながらの階段の形だと幅も奥行も必要ですが、このような形のアイテムだと七段飾りもラクちんですね。
モダンなデザインの雛人形
かわいいけれど少し怖い、もっとインテリアに溶け込むと飾りやすいのに……こういった悩みを抱える、雛人形が苦手な人必見!パッと見では雛人形と判断できないような、インテリアとしても飾りたい雛人形を紹介します。きれいなガラス製、落ち着いた木製、心のこもったDIY作品など、幅広い雛人形が見れますよ。
ブラウンの優しい色合いが魅力
こちらは、永田みどりが作った、陶器製の雛人形です。着物や扇の表面すべてに、布目で模様が付けられているこだわりポイントがあります。土の配合で色味が変えられていますが、全体的にブラウンで統一されているため、優しい印象に。お雛様の高さは6.5~8.5cmとコンパクトで、好みの土台を組み合わせて飾るのも良し!
森林工芸館のミニ雛人形
ナチュラルなウッド調のアイテムで飾られた、ディスプレイスペース。森林工芸館のミニ雛人形は、全体サイズが幅22cm×奥行8.2cm×高さ10.8cmで、場所を選ばずに飾れるコンパクトさが特徴です。木目込み雛人形や本格的な雛人形よりも、たいへん手に取りやすい価格となっています。軽くて見た目もかわいらしいので、子どもにも喜ばれそうですね。
三浦木地の木製雛人形
三浦木地の雛人形は、お雛様の木目がすべてバラバラなのが特徴です。木のブラウンを基調とした雛人形には、数種類のカラーバリエーションがあります。濃いブラウンで存在感を出したり、ナチュラルインテリアに近い淡いブラウンでなじませたり……飾りたい場所に合わせて、選んでみましょう。
K-WOODの木製雛人形
旭川市のふるさと納税でもらえる、K-WOODの木製雛人形。サイズは23.7cm×13cm×10cmで、台座やぼんぼり、木の玉の花が付属。ぼんぼりのような、なめらかな曲線は、女の子の節句にぴったりな優しさを与えてくれます。角がないので子どもの手を傷つけることもなく、安心して飾れますよ。
シダーボールとリングスタンドでDIY
シダーボールと木製のリングスタンドで、ころんとした雛人形をDIYされたユーザーさん。ナチュラルなディスプレイスペースになじませるため、あえて顔や手足は描かず、シンプルに作り上げました。アイスの棒を波打つように貼り合わせて作る屏風は、色を塗ったり折り紙を貼ったりしてアレンジできそうですね。
壁に飾れる「Moderm Bina」
CHAIN STUDIOが手掛ける「Modern Bina」。日本ならではの節句を、どんな人にも気軽に感じて欲しいという思いで作られた雛人形です。ユーザーさんのように壁に掛けて飾るも良し、玄関やリビングに置いて楽しむも良し!頭の部分は取り外し可能なので、いろんな飾り方が楽しめますよ。
グラスキャリコのガラス製の雛人形
こちらの雛人形は、グラスキャリコの岩沢達が作った作品です。すべてハンドメイドで、幅7~7.5cm×奥行6cm×高さ7~9cmのお雛様が作られています。透き通ったガラスに、金箔や銀箔を含む装飾を加えており、華やかな見た目に。付属の黒い台座を使うと、上品さがUPしますよ。
田崎涼介のガラス製雛人形
ガラス作家田崎涼介の雛人形は、インテリアとしても飾りたくなる美しさが特徴です。男雛は幅3.5cm×奥行4.5cm×高さ12.5cm、女雛は幅6cm×奥行7cm×高さ8.5cmと、視覚で違いを楽しみやすいフォルムになっています。上半身には金箔が散りばめられ、下半身には格子柄をあしらうという、高貴で和モダンな印象の雛人形です。
松野栄治のガラス製雛人形
ガラス作家松野栄治による、ガラス製の雛人形を飾っているユーザーさん。シンプルな曲線で作られた胴体部分は、金色の粉で色が付けられており、上品な印象を与えてくれます。付属している黒い台と赤い敷布を敷いて、その上に乗せるだけで飾れるラクさもポイントです。
TOMOEYAの「マトリョー雛」
TOMOEYAの「マトリョー雛」は、その名の通りマトリョーシカをモチーフに作られた雛人形です。陶器でできているため、丸くてツルツルとしたフォルムが印象的。マトリョー雛が入ってきた木箱は、そのまま台座としても使えます。ユーザーさんは台座を使わず、桜型のフェルト生地と組み合わせて飾られました。
岡崎順子の陶器でできた雛人形
岡崎順子の「おひなさま白三段(ピンク衿)」は、陶器で作られた雛人形です。お雛様だけではなく、ぼんぼりやひし餅などの飾りまですべてが陶器でできています。白いお家の壁になじむような、シンプルな飾り台と、薄いカラーのお雛様。ほんのりとやわらかな印象で、子どもも怖がらずに楽しめそうですね。
木粉粘土で作った雛人形
ハンドメイドが好きなユーザーさんは、雛人形も手作りされたそうです。使用したのは、軽い素材の木粉粘土。ほんのりと木のにおいがする粘土で、乾燥させた後はユーザーさんのように色を塗って楽しむことが可能です。淡いお部屋にぴったりな、淡い色使いが特徴のオリジナル雛人形。100均で購入できるアイテムで、ぜひ試してみてください。
ぬいぐるみを使った雛人形
本格的な雛人形だと子どもが怖がってしまうという人におすすめなのが、ぬいぐるみを使った雛人形です。キャラクターの特徴がそのまま反映されるため、かわいさはピカイチ!リカちゃんの雛人形や、シルバニアやダッフィーをアレンジした雛人形を紹介します。
シルバニアで作る雛飾り
こちらのユーザーさんの雛人形は、シルバニアのマスコットをアレンジしたものです。100均で購入した生地を組み合わせて、マスコットに着せることで着物が完成!つぶらな瞳と丸みを帯びたフォルムがそのまま活かされた、キュートな雛人形となりました。
ミッキー&ミニーの雛人形
ディズニーキャラクターである、ミッキー&ミニーの雛人形。サイズは、幅29cm×奥行17cm×高さ26.5cmです。 上に乗せたひな人形や屏風などは、黒い台座の部分に収納できます。単体でもかわいいですが、ユーザーさんのようにインテリアと一緒に飾ると華やかさがUPしますよ。
ダッフィーで作る手作り雛人形
こちらのユーザーさんは、ダッフィーのぬいぐるみを雛人形仕様にアレンジされました。烏帽子や扇などの細かな装飾品も付いているため、このまま売られているかのようなクオリティに。屏風や背景は、壁にステッカーシールを貼って作成。存在感のある、雛人形のディスプレイスペースとなりました。
リカちゃんの雛人形
人形の久月が作る、リカちゃんの雛人形。スラっとしたリカちゃんの特徴はそのままに、着物の美しさをプラスした立雛となります。屏風はナチュラルなカラーで、リカちゃんの顔や着物の華やかさが目立つように作られていますね。
毛糸玉を使ったシンプルな雛人形
毛糸玉にクマさんフェイスを乗せただけの、シンプルな雛人形。毛糸の巻き方で、衿が右手前になるイメージで作られていますね。扇や烏帽子の小物を添えて、雛人形っぽさを出すことに成功!土台には木目調の受け皿を使い、ナチュラルな印象に。頭部分をアレンジすると、誰でも簡単に作れそうですね。
うさぎの雛人形
軽めの陶器でできた、うさぎをモチーフにした雛人形です。土台の大きさは、幅17.7cm×奥行12.7cm×高さ1.1cm、うさぎたちは高さが3cmと、非常にコンパクト!玄関先にちょこんと飾りたい人や、アパートで飾れる場所が限られている人におすすめです。
和風テイストの雛人形
雛人形といえば和のイメージがありますが、その中でもさらに和風テイストな雛人形を紹介!雛人形の着物に、落ち着いた色味が使われているものを厳選しています。屏風は華美すぎず、雛人形との調和がとれていると一体感が生まれますね。子どもが楽しむというよりも、女性が目で楽しめる雛人形を見ていきましょう。
和風ながらもモダンな屏風
MAHOROBAの「つかさ平飾り 桜刺繍」という雛人形。色味は抑えられているのですが、モダンなまとまりを見せる屏風がおしゃれですよね。屏風のベースと台座はゴールドカラーで統一されており、上品な印象に。カゴに入った花を設置すると、どこかあどけない、かわいらしさをプラスできますよ。
MAHOROBAの雛人形
こちらは、MAHOROBAの「紫苑平飾り 銀藤 柴田家千代」という親王飾りの雛人形です。銀糸をベースに、白と紫、緑が使われた七宝紋様が入った着物は、大人っぽさを表現してくれています。琴や花飾りが付属されているので、好きな配置にアレンジしてもOK。
澤りかの陶器の雛人形
ダークな色彩に一目ぼれして、ユーザーさんが購入したのは、澤りかの陶器でできた雛人形。着物は布の質感を重視しており、パッと見では陶器に見えないほど、繊細な仕上がりとなっています。飾っていても色あせせず、汚れが付いたら丸洗いできるのは、他にはない魅力です。
リヤドロの雛人形「NAO」
リヤドロの「NAO」という雛人形は、磁器製の素材で作られています。台座を含んだサイズは、幅28cm×奥行15cm×高さ20cm。ユーザーさんは棚の上に配置し、雛飾りなどを組み合わせてアレンジされています。淡い色味の雛人形は、ナチュラルテイストのインテリアと、相性バツグン!
その他の雛人形飾り
お雛様が描かれた、インテリアとしても取り入れたくなる雛人形飾り。壁に飾って楽しむタペストリーや、置き場所を自由に選べるプレートやフレームを紹介!ユーザーさんが、どんな場所に飾っているかを参考にしながら見ていきましょう。
雛人形の手ぬぐいタペストリー
親王飾りの雛人形と、お雛様が描かれた手ぬぐいタペストリーを、和室に飾られているユーザーさん。ひし餅と雛あられをイメージして描かれたデザインは、手書き感があって温かみを感じますね。横37cm×縦90cmのタペストリーは、布を少し折り曲げ、フレームに入れて飾ることも可能ですよ。
ウェッジウッドの雛人形プレート
ウェッジウッドの「ジャスパー 雛ドール プレート」を飾られているユーザーさん。立体感のある雛人形ではなく、場所を取らないプレート状のアイテムとなります。洋室、和室を問わずに飾ることができる、インテリアとしても取り入れやすい雛人形ですね。
ちりめん細工をフレームに入れて
こちらの愛くるしい雛人形は、ユーザーさんが手作りされたものです。ちりめん細工で作った、うさぎがモチーフのお雛様を並べ、パールや花で背景を装飾しています。扇と笏を持たせることで、お雛様とお内裏様を見分けやすいですね。
飾り方をひと工夫したアイデア
購入した雛人形を、インテリアの中でも目立つように飾りたい……そんなときは、ひと手間加えた飾り方をしてみるのはいかがですか?花や流木を添えると、自然の中にいるような爽やかな印象に。脚付きの皿に乗せたり、壁に付けて飾ったりすると存在感がUPします。目立たせたい場所に合わせて、飾り方を工夫してみましょう。
脚付きの木皿に飾って
雛人形の台座は、安定感を出すために平らで直線的なものが一般的です。しかし、ユーザーさんはその台座にアレンジを加えて、雛人形を飾られています。無印のアカシアプレートと、無印の蕎麦猪口を組み合わせて、高さを出しました。お猪口の上に座っているような斬新な飾り方は、見る人の目を引きますね。
流木を土台にしたディスプレイ
とても小さな雛人形を、流木の上に座らせるようにして飾るユーザーさん。流木の下には、セリアで購入した和風テイストの折り紙を3枚敷いています。毛氈に見立てたアイテムです。フレームに入れたお手製の切り絵作品を、屏風のように飾ることで、まとまりのあるディスプレイスペースに。
無印の壁に付けられる家具に乗せて
無印の壁に付けられる家具は、奥行が12cmです。そのため、コンパクトサイズの雛人形であれば、台座のまま乗せて飾ることができます。リビングや玄関の壁に家具を取り付けて、節句用のアイテムを飾る小さなディスプレイスペースを作るのもおすすめです。
チェストに飾ってポスターを背景に
ユーザーさんが飾っているのは、真多呂人形が手掛ける、親王飾りの雛人形です。このアイテムは、台座の他に、屏風も付いた状態で販売されています。インテリアになじませる形で飾りたい場合は、お気に入りのポスターを背景に置き、屏風のように魅せるのもアリ!
赤い毛氈のかわりにテーブルランナーを
ユーザーさんが気に入っている、帯で作ったテーブルランナー。インテリアを邪魔しないシックなデザインで、雛人形の赤い毛氈のかわりに使ってもOK!桜並木の下で、お花見を楽しむお雛様とお内裏様のような飾り方……ユーザーさんの工夫が光っていて、とてもおしゃれですね。
花びらを散らして動きがあるように表現
後ろに飾られた花、雛人形が手に持っている花、散っている花……これらは、すべて同じ種類の花です。向き合ったお雛様とお内裏様。まるで、2人が花を散らす動きをしているかのような、おしゃれな飾り方ですよね。遊び心のある飾り方をしたい人は、ぜひ参考にしてみてください!
ガラスや陶器でできたモダンな雛人形や、幼い顔立ちの木目込み雛人形など、おしゃれなものがたくさんありましたね。購入するときは、飾る場所に合わせて、雛人形のサイズとタイプを確認してくださいね。飾り方をひと工夫して、オリジナルの雛人形ディスプレイを作ってみましょう。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「雛人形」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!