RoomClipのコンテストでも大変盛り上がった「journal standard Furniture」のアイテムが印象的なNaokiさん。 ジャンクなブルックリンテイストのスタイルが人気を集めています。 そんなNaokiさんにインテリアやjournal standard Furnitureとの出会いについて聞きました。
子供のころの部屋のこだわり
- 今日はよろしくお願いします!Naokiさんの家はインテリアへのこだわりが溢れ出ていますが、子供のころはどんな部屋に住んでいたんですか?
「よろしくお願いします。小学校6年生まではプレハブ小屋が僕の部屋でした。
もともと父親が無線などをやるための趣味の部屋として使っていたスペースでした。
その部屋に行くには姉の部屋を通らないといけないし、プレハブだったので、とても寒くてキツかったですね(笑)」
「僕が中学生になった時に家を建て替えたので、その時に初めてちゃんとした部屋をもらいました。
その部屋は、屋根裏みたいに天井が斜めになっていましたね。
真四角の部屋にベッドを置いて、壁にポスターを貼ったり、リビングからソファーを持ってきたりして、自分だけの部屋を作りました。
家具に対しては、小さい頃からそれなりにこだわりはあったと思います」
- 例えば、どんなこだわりですか?
「親と一緒に家具を買いに行ったりした時は、もちろん安い家具ですけど、その中でも素材とかにこだわっている家具を自分で選んだりしていました。
当時はミッドセンチュリーが大好きでした。マセてたと思います(笑)」
「父親の趣味で家にはバーカウンターがあったんです。それを自分の部屋にもらってきて、最初はそこで勉強をやってたんですけど、
椅子がものすごく座りにくいことに気がついて、結局はリビングでやるようになってましたね(笑)。親父の影響で映画も好きでよく観ていました。
映画の中で出てくるインテリアなんかにも、影響を受けているかもしれませんね」
サッカーとバンドにはまった学生時代
- 部屋にバーカウンターなんてオシャレな中学生ですね!学生時代は何をやっていたんですか?
「出身は四国は愛媛県の南宇和郡というところです。中学生の頃はサッカーに夢中でしたね。
けっこう真剣にやっていて、県選抜メンバーにも選ばれたりしていました。大学から上京して、埼玉県に引っ越してきました。
大学は音大に通って弦楽学を勉強していました」
「当時、バンドをやっていたんですが、どんどん本格化していったので、大学は中退しちゃいました。
ジャズバーで働いたりしながら、バンドを続けて、CDを出したり、全国をツアーで廻ることもありましたね。山形県と沖縄県以外は全部行ってます。
あの頃はインテリアから遠ざかっている時期ですね(笑)。バンドが落ち着いてからは企業に就職して現在に至ります」
- ちなみに埼玉に引っ越した当時はどのようなお部屋に住んでいましたか?
「五畳半のワンルームですね。『寝られればいいや!』と思っていたので、内覧もなしに部屋を決めました(笑)。
当時の僕はそんな感じでしたね。でも、バンドがひと段落した頃には、インテリアへのこだわりを再び持つようになってきたんです。
今みたいに徹底したこだわりは持っていなかったですけど(笑)」
「その頃は“家具の配置”にこだわっていました。洋服にしても、部屋にしても、その時あるものを色々と考えてコーディネートすることが好きだったんだと思います。
引っ越す度に部屋のコーディネートを黙々と考えたりしてしました。その当時は『自分はインテリアが好きだ!』という自覚はなかったです。
ファッションの感覚でやっていたんだと思います」
journal standard Furnitureとの出会い
- そこからインテリア好きに、目覚めたのは何が理由だったんですか?
「journal standard Furnitureを好きになってからですね。5年前くらいの話です。
ある日、渋谷界隈を散歩していたら、journal standard Furnitureを見つけたんです。
その時は閉店間際だったのでお店には入れませんでした。でも、ずっと気になっていたので、日を改めてお店に足を運びました。
その時にSENSのコーヒーテーブルを買ったんです」
「それまでは、“それっぽい商品”をネット通販とかで買ったりしている程度でした。いざ家に本格的な家具を置いてみたら、他の家具とのバランスが悪かった(笑)。
それからjournal standard Furnitureでダイニングテーブルを買って、椅子を買って、もう完全にハマりましたね」
- 気にのめり込んだんですね。
「そうですね。journal standard Furnitureに出会ったことが僕のインテリアの覚醒です。
それまでも気に入っているインテリアブランドはありましたけど、journal standard Furnitureはバイヤーさんが買い付けてきた一点物の商品が多くて、
ものすごく惹かれたんです。年度で入れ替わったりする商品も多くて、買い逃したら二度と手に入らない商品もあったりするのも魅力」
「家具以外にも雑貨やファブリックもちょっとずつ買い替えていって、『次は何にしようか?』みたいな感じで、どんどんインテリアにのめり込んでいきました。
今では、お店に行けば5時間位は店内を眺めているぐらいです(笑)」
RoomClipがきっかけで小説も
- Naokiさんといえば、写真についている『小説』がとっても印象的(笑)です。昔から文章を書くことも好きだったんですか?
「実は小学生の頃にミステリー小説を書いたりしていました。推理作家の西村京太郎さんの作品が大好きでしたね。
感想文だったり、論文だったり、文章を書くことは昔から好きでした。大人になってからも、SNSなんかでも日常的に文章を書くことは多かった。
バンドをやっていた当時は自分で作詞をしていたので、そこが執筆活動の下地になったと思います」
「いつものようにRoomClipに自分の部屋の写真をアップして文章も書き込んでいたら、とある出版社さんから声がかかったんです。
出版社の方にもRoomClipを見ている人がいらっしゃって。まさにRoomClipをきっかけに自分の新しい世界が広がりましたね」
RoomClipからそうやって話が広がるのは私たちとしてもとても嬉しいです。本日はありがとうございました!