「片づけを始めたい」と思いながら、先のばしにしてしまっていませんか? ここでは、「片づけを始めたい人」のための整理術を取りあげます。どこから手をつけたらいいのか、何から始めていいのかから、収納の工夫まで、すみずみまで工夫を凝らしたRoomClipのすてきなお部屋の写真とともにご紹介します。
【入門編】小さいスペースから始めよう
「片づけを始めたいけれど、どこから整理すればいいのかわからない」というかたにおススメしたいのが、着手しやすい小さなスペース。スタートしやすいんです。「できそう」なコーナーから始めてみるのがポイントです。始めてみれば予想したより整理できてしまいます。そのときの達成感がたいせつ。次のステップに進めます。
①まずは、カトラリーから始める(1)
ladybug_simpleさんのカトラリーは、無印良品のトレーをつかった引きだし収納。みごとなシンデレラフィットが気持ちいい。種類別にトレーに分類すれば、「取り出しやすくて、片づけやすい」。いつでも、きちんときれいに整理しておけるのが高ポイントです。使い勝手がいいと整理整頓が長もちするんです!
②カトラリー(2) 量があっても分類でスッキリ
yumekana77さんのカトラリーは、引きだしにつくりつけのしきりとセリアのトレーを活用して、おなじ種類をまとめる分類をしています。数量があっても、しきりやトレーを使って種類ごとに分類すれば、「アイテムの住所」ができます。そこから出して、そこへ収納する。出し入れ簡単な収納がらくちんで長もちします。
③オモチャ→ボックス分類
ちょっと応用してみましょう。どうしても増えてしまうオモチャ。nmhmaiさんは100均のフタつきボックスをつかってオモチャを収納。重ねて置いてもスッキリ。ボックスなので、出し入れがラクなのも使い勝手がよくて◎。収納容器は種類をあつめ、おなじものを並べて縦横をそろえると、きれいに片づいている印象になります。
【中級編】達成感も断トツ! 冷蔵庫と書類を片づけよう
中級編では、片づくとうれしいスペースやモノに着手してみましょう。ぜひチャレンジしたいのが、冷蔵庫。また、達成感を得やすいのが大量にある書類の整理。やりがいのあるスペースとモノを整理して、自信をつけましょう。
④冷蔵庫→「パッキングの鬼」になる
きれいに片づくと「やりとげた感」があって満足できるのが冷蔵庫。たべものを保存する場所だけに、いつでも整理されていてほしい&清潔にしておきたいスペース。容器を統一して、とにかくパッキングに力を注ぎましょう。こちらの冷蔵庫では、調理素材やスパイスを見える容器に収納。あるいは中身をラベルに書いて、白い容器で統一しています。
⑤冷蔵庫→大活躍のトレー分類
パッキングがニガテなかたは、moe9646さんの野菜室を参考にしてみてはいかがでしょう? パッキングはゼロ。トレーで区切って野菜を個別に並べています。陳列されているようにシンデレラフィット!これなら一目瞭然。出し入れも簡単です。
⑥書類→ファイリングで見つけやすく!
書類も整理と保管が必要なのに量が増えてしまいがち。この大量の書類を整理して収納し終えると、達成感と満足感で満たされます。①書類をすべて取り出す ②大ざっぱに3~4つに分類する ③②が終わったら、さらにそれを細分化していく ④インデックスに見出しをつける(手がきでOK) ⑤ファイルにはさんでいく
⑦書類→ボックス分類で出し入れしやすく
書類が大量にあって、インデックスに仕分けしきれない場合には、ボックスごとに仕分けるゆるい分類がおススメ。書類の分類と収納のポイントも「出し入れがしやすい」こと。使い勝手のよさを優先します。きれいに整理整頓された状態が自然に維持されることになるので、がんばらなくてもだいじょうぶ♪
⑧書類→インテリアのように収納
さらに、上のクラスの分類をめざすなら、ファイリングをインテリアのように見せてしまう技アリ!な収納がすてき。chocolate-cafeさんは、アンティークな雰囲気の調度を利用して書類を収納しています。収納そのものが絵のようにさまになっているみごとさ。右下の縦型の書類棚はダイソーの板でDIYされたもの!
【上級編】たくさんモノがあるキッチンをかたづけよう
上級編は、たくさんのモノがあって減らすにも限界があるキッチン。キッチンは、毎日何度も使うモノが置いてあるので、使い勝手をよくする必要があります。そのためには、ある程度見せる収納を活用するのがポイントです。カフェ風のすてきなお部屋で整理する方法をご紹介します。
⑨「見せる」or「見せない」を使い分ける
美しいアイテムは見せる収納にしてショーケースに陳列。こまかいモノなどは引き出しに収納。カフェ風の明るくて清潔感がある収納になります。makomiさんのショーケースはDIYしたパタパタ扉。アンティーク風のニュアンスがナチュラルでかわいい。ガラス製品など見ていて気持ちのよくなるモノは見せて収納すると居心地がよくなります。
⑩「見せる収納」で美しく飾る
キッチンのレンジ脇のスペース。調味料が美しく飾られています。makomiさんは、こちらもおなじトーンでインテリアを統一しています。ナチュラルでウッディな南仏プロヴァンス風のテイストが色濃く出たキッチンです。調味料や食材は毎日頻繁に使うモノで、減らすことにも限界があります。なら、見えるところに置いてしまいましょう♪
⑪キッチンを「絵になる」場所にする
macaさんのキッチンは、どこか懐かしいインダストリアル風。一枚の絵を見ているような空間になっています。アイテムひとつひとつをていねいに選んで、配置する場所も決められたもの。何気ないシールやラベルがキッチン全体のイメージづくりへとつながっているんです。既製品をオリジナルに変身させてしまうアイデアや手腕はお見事です。
⑫「きちんと感&清潔感」がたいせつ
ていねいに磨きこまれたキッチン用品。きちんと手入れをされているだけで、清潔感があり、片づいていることが伝わってくるslow-lifeさんのキッチン。キッチンと、そこに置かれたひとつひとつのアイテムに深い愛情がこめられています。「きちんと感」と「清潔感」があることが整理術のいちばんのポイントです。
いかがでしたでしょうか? 収納と整理術についてご紹介しました。片づけやそうじは実際に取り組んで終わってみると、意外に楽しくて、こころもスッキリとするもの。まずはちいさなスペースから片づけに取りかかってみませんか?
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「整理 収納」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!