四季のはっきりしている日本だからこそ、味わってほしい季節の移ろい。mamyuさんは草木を陳列したガラス瓶にならべて飾っています。花を愛でることが心の余裕につながっているようです。

お友だちから教わったというドリンクをさっそくつくって飲んでみる。mamyuさんのお茶の時間の工夫は、あたらしい試みを常にとりいれている点がすてきですね。いそがしいときでも、ほっとできる憩いのひとときをもつ。「和」はなごみ。肩のちからをぬいて、ほほえむ時間をつくってみませんか?

季節ごとに、正月、節分、ひな祭り……と、独自のさまざまな行事が日本にはあります。カレンダーを見ながら、歳時に思いをめぐらせて日々のくらしにとりいれてみませんか?　たとえばお月見、お彼岸、最近人気のハロウィンなどなど。時間の流れを気にするよりも季節の移ろいを行事で楽しんでみましょう。

朝食はご飯におみそしる派とパンにコーヒー派に分かれるのでしょうか?　実は古都・京都は日本一パンとコーヒーの消費量が多い土地。ご存知でしたか?　「和」のくらしでもフレンチトーストにカフェオレが似合うんです。なんだかレトロでカッコいい!

障子は「和」の文化でも出色のできばえ。景色を遮断して光だけをやわらかくとりいれることができる画期的なアイテムです。そのあかりの下でなら、居心地のいい時間を楽しめそう。読書もはかどりそうです。

人生の3分の1は睡眠時間だといわれています。静寂を感じさせ、落ち着いた雰囲気の寝室でなら、ゆっくりとやすむことができそうです。「和」のおうちでも寝室はベッドを採用して湿度やほこりから睡眠を守り、深く呼吸することができそう。

バランスよく好きなアイテムを配置しているmayukamuさんのお部屋。ブルックリン風のテイストでまとめています。ナチュラルなイメージは「和」との相性がいいので、ヴィンテージテイストなどいろいろなイメージのものに挑戦することができます。あえて「和」にこだわらずに、自由に楽しめます。

レトロっぽい「和」のニュアンスを生かしてカッコいいキッチンにまとめているamelliaさんのキッチン。角度のちがう写真も拝見しましたが、清潔感と何とも言えない懐古調が味を出していてすてきです。

アルミ鍋やタイルの雰囲気まで計算されているかのようなレトロな雰囲気がカッコイイ!豆苗をキッチンで育てているのも愛着が湧くすてきなアイデアです◎。

天井のはりと白壁の美しさに目をみはります。ただ、建築がそこにあるだけで美しい。この美しさのなかにくらすことのすばらしさに感嘆します。洗練と荘厳さがかもしだされています。ずっと見つめていたいような居心地のよさを感じます。

すだれと濡れ縁、建物からつながる庭の木立ちが息をのむほどにすばらしい景色になっています。現代にあって、この「和」の美が存在する稀有な実例のひとつです。照明によってあらわれた木材のぬくもりのあるやわらかさが心を落ち着かせます。