
本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回は、元バックパッカーらしい、効率的で無駄のないミニマルな暮らしをされているchzさんのお部屋です。
今回教えてくれたユーザーさん♪
プロフィール
お住まい

- お住まいの地域: 東京都 杉並区
- お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)
- 居住面積: 16m2
- 家賃: 55,000円
- この家に住む人: 一人暮らし
- ご職業: 会社員(ライター/webデザイナー)
- 趣味: 旅、DIY、温泉、web漫画更新
いまのお部屋に決めた理由はなんですか?


「バックパッカーから帰国後、とにかく家賃の安い家に住みたかったので家賃6万以下、光の入る明るい間取り、駅近、あわよくば冷蔵庫付きを条件に探しました。 もともと荷物が少なかったので、収納の少なさ、部屋の狭さは気になりませんでした。」
お部屋のこだわりを教えてください


「将来的に引っ越すことを前提に、家電や荷物を増やさないコンパクトな暮らしをしたかったので、たためる家具と、掃除がしやすいレイアウト、持ち物管理がしやすい見せる収納を心がけていました。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?


「Macのあるローテーブルの前です。パソコン作業やインターネット、化粧などは基本的にこちらのローテーブルで行います。 シューズラックに天板を乗せただけの作りなので、両脇に収納スペースがあり、化粧品などよく使うものはここに収めています。 床生活に疲れたらすぐ後ろのベンチに移動し、ダイニングテーブルをメインテーブルにシフトできる仕組みです。」
狭い部屋でもコンパクトかつダイナミックに楽しむ暮らし【ここがポイント!僕&私の工夫】
①デッドスペースに棚を作り、収納は一か所にまとめる


「収納がない家なので、ディアウォールのDIYで部屋上部のデッドスペースに棚を作りました。 姿見やロングコート、電子レンジ台などもあったので、その上を有効活用して部屋中の収納拠点を一箇所にまとめました。」
②必要最低限の道具と工夫で、作業を効率的にする


「狭いキッチンでごちゃごちゃして見えますが、必要最低限の物しかないので使い勝手がよく、つるす調味料保存も大変便利です。シンク上にアウトドア用の折りたたみまな板を置くことで、簡易的な作業台を作れる仕組みを取り入れました。」
③転用可能な設計で無駄のないDIYをする


「折りたたみできるダイニングテーブルをDIYで作りました。こちらの脚の部分は天板の長さも関係なく使えるので、ディアウォールの棚を作る時の2×4木材の加工時にも大活躍でした。 」
④縦ラインのレイアウトで使い勝手のいい空間作りをする


「縦長の狭い部屋なので、ローテーブル、ベンチ、ソファの位置を縦ラインレイアウトにすることで使い勝手のいい空間の切り替えを再現しました。ダイニングテーブルのベンチ側は、勉強や物書きなど真面目な作業時に、ソファー側は映画や読書など、リラックスするときに使い分けています。荷物を収納した棚が玄関側から見えないのもポイントです。」
⑤100均DIYを収納ラックの目隠しにフル活用


「玄関、洗濯機、キッチンが同じ場所にあるので、収容量のあるワゴンの各段で収納の使い分けをしています。 そこに、ダイソーのすのことセリアの鍋蓋ラックなどを組み合わせて作ったスリッパホルダー兼小物置きを設置し、ワゴン内に収めている飲料水などの目隠しにしました。 パンツハンガーで引っかけることで着脱も簡単で、どこにでも引っ掛けられるので便利です。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください

部屋が狭いので小物や雑貨は極力抑えているのですが、すでに持っている実用的なアイテムで遊ぼうと、マリメッコのペーパーナフキンでデコパージュ装飾をしてみました。 無地でモノトーンのままの道具も好きでしたが、マリメッコ柄が好きなので、簡単に華やかなオリジナルアイテムを作れて良かったです。
販売サイトで商品を見る今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください


「洋服、特に夏物の半袖などは丈も短いので、自作の棚にハンガースペースを作って、店頭ディスプレイのように選びやすい見せる収納にシフトできたらと思っています。棚板の高さは可変が効き、左右で板数も調整できるので、今後もいろいろなパターンを楽しみたいと思います。」
お話をお伺いして

chzさんのお部屋は左側にベッド、右側にソファやテーブルを配置。それらの家具は、いつもいるローテーブルを囲むようにレイアウトされているので、気分に合わせての場所移動がスムーズ。床座りに疲れたらベンチへ、ゆったり過ごしたいときにはソファへ、寝るときにはベッドへと、効率の良い暮らしをされているchzさんらしいレイアウトになっていました。また、デッドスペースを生かした棚や畳める家具などは、機能的で無駄のない暮らしに直結。すべてに二重の効果がある、そんな利便性の良いお部屋になっていました。マリメッコ柄で暮らしに彩を遊び心を加えながら楽しむ暮らし。空間に便利さがギュッと詰まった1Kならではの部屋づくり、参考していきたいですね。
chzさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!