RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、渋くウッディなビターテイストのCafe&barスタイルで住まいをコーディネートされているtakeKAIさん宅の、さりげなく垣間見える徹底したこだわりが抜群にカッコ良いキッチンをご紹介します。
妻と6歳の息子との3人暮らしです。 将来、中古物件を購入してセルフリフォームするつもりだったはずが突然、新築注文住宅を購入することに! 2週間でイメージを固めて、毎週3時間の打ち合わせを2〜3ヶ月。 お陰様で納得の我が家になりました。 工務店のビ・ハウスさん、インテリアショップのSQUAREさんに感謝感謝です。 妻が間取りと動線のこだわりを担当し、僕がインテリアとDIYのこだわりを担当しました。
納得いく仕上がり。こだわり抜いたCafe&bar風
渋く落ち着いたトーンとマットで素朴な質感、無骨なインダストリアルアイテム、そして味わい深い木の表情、takeKAIさん宅のインテリアはこうした要素の良さがバランスよく混ざり合っています。そしてそれら全体が指し示す方向は、Cafeやbarといった人を癒し落ち着かせる空間のに限りなく近いように感じました。シンプルさの中に漂う品格と洗練されたスタイリングで、男前な空間ですが無骨さだけが悪目立ちしていないのも印象的です。Cafeやbarのディティールに最も近くなるキッチン周りは、takeKAIさん宅の中でも特に完成度の高いスポット。思い入れもひとしおではないでしょうか。まずは、その辺りからお伺いしてみましょう。
「テーマは、細部までこだわり抜く『スッキリとカッコ良いcafe&bar』です。 カフェ巡りが趣味なのですが、細部までこだわりの感じられるカフェに出会うと癒されます。 我が家もそんな空間にしたくて、スイッチや小物などなど、誰にも気づかれないような部分にまでこだわり抜きました。」
間取りの中でのキッチンの特徴を簡潔に
takeKAIさん宅のキッチンは、カウンター部分がダイニング側に開けたコの字型です。キッチン内部が広々としているので動作性も高そう。吊戸棚のような上部からの圧迫要素がないのも特徴的です。これによりスッキリと見えるだけでなく、背面に置かれたCafeアイコンになっているキッチンツールや家電類が効果的にインテリアに干渉しているんですね。ここからは、takeKAIさんのキッチンへのこだわりの中から厳選した3点をピックアップして、その魅力とキッチンづくりの秘訣に迫ります。これから家をつくると言う方も、キッチンを見直したい、キッチンからインテリアのスタイルを変えたい!と言う方もまずはじめに知っておくべき3要素ですので、ぜひチェックしてみてください。
キーワード1 テーマカラーとアイテムで演出するCafe感
「Cafe空間を作るために、使用するカラーとトーンを絞りました。 我が家のテーマカラーは、ブラウン・グリーン・ブラックです。その他の色はなるべく使用しないようにしています。また、テカテカ素材も排除。 ミルやドリッパー、ケトル、ヤカンなどは見せる収納にして、カフェ風に空間を演出しています。 見た目のみならず、最近はコーヒーも美味しく淹れられるようになりました。」
キーワード2 理想通りの仕上がりは、サイズへの徹底したこだわりに有り
「キッチン周りのサイズには、トコトンこだわっています。 キッチン自体もオーダー家具を入れる予定で設計してもらいました。現場監督さんが一緒にインテリアショップに足を運んでくれたので、細部に至るまでこだわりを完璧に再現することができました。 中でも一番のこだわりは、キッチンカウンターの奥行きです。 お気に入りのCafeを数件回り、一番しっくりくるサイズを選びました。ちなみに奥行は40cmです。 背面収納のサイズにもこだわっています。例えば、入れたい米びつや炊飯器に合わせて引き出しの数などを決めました。 DIYで作り足した物も、すべてサイズにこだわりを持っています。」
キーワード3 好みの照明でさりげなくカッコ良く……
「照明が好きです。特に、テカテカせず、さり気なくカッコ良いものに惹かれます。 一番のお気に入りは、黒板の横のアームライト。ドイツ製のアンティークです。 この照明ひとつで、空間全体が引き締まり、独特の雰囲気を作り出せたと思います。 ちなみに、シンク上のペンダントライトもアームライトとのバランスを考え、テカテカしていない素材を選びました。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「今から住宅の購入を考えている方は、サイズをしっかり検討しておくと良いと思います。
少なくとも、キッチン本体の高さ・奥行・幅は後々変更が難しいので、『これでもか!』というくらいに把握しておくことをおすすめします。
我が家では、購入前に床にマスキングテープを貼って、サイズ感を何度も確認しました。
また、今使っているキッチンをより良くしたい方は、まずテーマカラーを決めると良いと思います。
そのカラーから外れるアイテムは、引き出しの中や箱の中にしまってみてください。それだけでもスッキリします。
我が家もまだまだ改造中です。
どんどん素敵なキッチンを作りましょう!」
まとめ: 大切なのはこだわるべきポイント
例えば洋服を選ぶとき、必ず見るのはなんでしょう?サイズと色ではないでしょうか。サイズが合わなければどんなに素敵でも話になりません、色が好みや肌に合わなければやはりデザインがどんなに良くても宝の持ち腐れです。そして、ベースのサイズと色を押さえてコーディネートしたら、最後に全体をブラッシュアップしてくれるアクセサリーをさりげなくON。インテリアも同じなんだと、今回takeKAIさんにお話を聞いていて感じました。
takeKAIさんは徹底的にこだわり抜いています。今回教えていただいたこと以外にも、たくさんのこだわりと思い入れがあるはずです。でも、色・サイズ・照明(アクセサリー)の3つは、全体の雰囲気や方向性を決定づける基本要素。理想像はあるけれど、何から手を付けて良いかわからない……何にこだわれば良いかわからない!こんな風に悩まれて想像だけで終わってしまっている方いらっしゃるかもしれません。是非、takeKAIさんのアイデアやアドバイスを参考に、はじめの3要素からスタートさせてみてください。きっと、少しずつ少しずつ、自分だけのこだわりスタイルが見つかるはずです。
takeKAIさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!
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