古物のある部屋は、時を経たものだけが持つ自然なあたたかみに満ちています。ひとつひとつ表情の違う古い木や、もう同じものは手に入らない古家具の貴重さを知れば知るほど、奥の深い世界なのです。今回は、古道具の魅力を活かしたヴィンテージスタイルのリビングルームのインテリアを見てみましょう。
テーブルを中心とした部屋作り
昨今の住宅事情では、省スペースのためのリビングダイニングが主流。座りやすいイスを置いて、一家団らんもテーブルで、というご家庭も多いようです。大きく使いやすそうなダイニングテーブルを中心としたお部屋の作り方を見てみましょう。
ふぞろいのイスでテーブルを飾る
デザインの異なる古物のイスやスツールを並べて、ダイニングテーブルに変化を持たせています。高いところの収納にかごを使っているのも、参考になりますね。ペンダントライトなどの照明の配置にセンスの高さを感じます。
テーブルから大好きな植物を見渡して
広くて使いやすそうなテーブルからは、リビングルームの窓辺に集められた植物たちが見渡せます。古物の鉄脚テーブルとの相性も抜群です!カーテンが無いことで窓辺がすっきりと広く見えますね。背の高い木が、さりげなく間仕切りの役目をはたしているところもすてきです。
お気に入りのコレクションを眺めながら
古い掛け時計や、繊細な網目が美しいかご、食器コレクションなどを一望できる特等席のテーブル。小さな引き出しや扉つきの棚のロマンチックなデザインに、生成り色の食器が引き立ちます。古いトタンの箱を収納に使えば、中身が見えないので棚がすっきりしますね。
大きなソファでくつろぎを
リビングルームでは、大きなソファでゆったりくつろぎたい!という夢を叶えたインテリアをご紹介します。座り心地のよい大きなソファがあれば、家の中で一番のお気に入りスポットになること間違いなしですね。
チェックのソファがお部屋の主役
チェック柄のソファ・ファブリックがぱっと目を惹くお部屋。サイドテーブルに置かれた古いスタンドが優雅です。机をテーブルとするアイディアも、作業などがしやすそうですね。スツールの木の色合い、ツヤがなんとも言えない深い色味ですてきです。
白いソファで空間に広がりを
カーテンやソファといったファブリック類を白に統一することで、空間がぐっと広く見えます。床置きした古いトランク、ソファの下のトタンの箱など、収納も工夫されているところが◎高さ違いに3つ並んだスツールが、かわいいアクセントになっていますね。
古物に溶け込むカフェオレ色のソファ
このお部屋がもともと和室だったなんて、信じられますか?アクセントカラーの壁が、古家具やライトを引き立てる役割をはたしていますね。天井から窓辺へとわたされた木が、目線を上に引き上げてくれます。ミシン脚のテーブルがとてもおしゃれ。
家具で空間を区切って
ひとつづきの広いリビングルームを、家具の配置を工夫してリビングスペースとダイニングスペースに区切るアイディアを見てみましょう。テーブルやソファの向きひとつで、こんなにも部屋の印象が変わってくるのが参考になりますね。
書斎・ダイニング・リビングを一部屋に
ソファをテーブルに向かって配置することで、人数が多いときでも団らんには困りません。部屋のコーナーには机を壁に向けて置き、静かな書斎スペースになっています。古家具はサイズやデザインが違っても、古い木の色味が合うので、インテリアに統一感が生まれます。
イスの向きでお部屋に2つの空間を
テレビコーナーが背になるようにテーブルを配置することで、ダイニングスペースとリビングスペースを自然と分けています。床のカーペットもスペース分けに効果的ですね。ドライフラワーは古物との相性抜群です。アイアンの鳥かごも、シャビ―で魅力的ですね。
ローボードを使って大胆に部屋を仕切る
重みのある色合いのチェストを部屋の真ん中に置いて、大胆に2つのコーナーに仕切るアイディアが秀逸です。ロッキングチェアやシネマベンチで、くつろぎ空間ができあがっていますね。ご自身でペイントしたという壁の色も、シックな雰囲気にとてもよくマッチしています。
ソファを部屋の間仕切りの代わりに
ソファの向きや、床のカーペットを使って、広いリビングを仕切っています。ソファの背もたれに布をかけることで、ダイニング側からの見た目にも変化が出ますね。テーブルの古い木の色や、ガラスケースの雰囲気がナチュラルで魅力的です。
いかがでしたでしょうか。世界にふたつと同じものの無い、古家具や古道具のオリジナルな魅力あふれるお部屋ばかりでしたね。みなさんも、古物のインテリアへの取り入れ方を、ぜひ参考にしてみてください。
RoomClipには、インテリア上級者が投稿した「古道具 リビング」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!
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