RoomClipでも重要視するユーザーさんが増えてきている「窓まわりのインテリア」。でも、理想を上手に反映するのが難しい場所でもありますよね。そんな時に頼れるのが「窓装飾プランナー」!今回の記事では、実際に窓装飾プランナーさんにお話を伺い、窓まわりインテリアのポイントを伺いました♪
窓まわりのインテリアは、ファブリック使いがカギ♡
窓まわりインテリアを語る上で欠かせない、カーテンやブラインド。引越しの時にあわてて選んだものを使っている方も多いのではないでしょうか?でも、カーテンやブラインドは面積が広いため、お部屋全体の印象を大きく左右する存在なんです!だからこそ、窓まわりのインテリアにこだわる人が増えてきているんですね。
ワンランク上の窓まわりのために、「窓装飾プランナー」にアドバイスをもらおう!
窓装飾プランナーは、窓まわりのことを相談でき、自分の理想を形にしてくれる人たちこと。カーテン、カーペット、壁紙、ブラインドなど、日本を代表するインテリアファブリックを扱うメーカーが集まる団体である「日本インテリアファブリックス協会」による資格を取得した「窓まわりのプロ」なんです!
今回、実際に窓装飾プランナーの木村さちこさんと、インテリアコーディネーターの石田剛さんにお話を伺ってきました!RoomClipの投稿を見ていただきながら「あれが素敵♪」「これもいいね!」と楽しみながらお話してくれたお二人の会話をヒントに、窓まわりのインテリアをグッとよくするポイントをお届けします♪
お話を伺った人
ダルクデコ株式会社取締役/チーフコーディネーター。窓装飾プランナーのほか、インテリアコーディネーター、リビングスタイリスト1級、認定臨床心理カウンセラーなどの資格を持つ。
窓まわりのインテリアを楽しむために♪「窓装飾プランナー」が語る5つのポイント
【ポイント1】 壁、家具との調和
お二人の会話からまず最初に浮かび上がってきたキーワードは「調和」。カーテンやブラインドだけでなく、壁や家具とマッチさせることの重要性のお話です。
向かいの壁色に合わせたチョイス。季節を楽しむ遊び心も
「tttbbbさんは、そもそものカーテン選びがとってもお上手!普通はボーダーにする場合も、下のボーダーが大きいパターンが多いんです。でも、tttbbbさんのカーテンは、上のボーダーが大きくてすごく特徴的。これが上部の水色一色だけだと間が抜けた印象になってしまうところが、上手にできていますよね。」
「そうですね。ソファの肘の高さと下のボーダーの高さもあっていて、絶妙です。こちらのカーテンはカラーとカラーの配分をご自分でオーダーメイドしたもののようなので、これはきちんと狙ったんじゃないかしら。」
「窓と逆サイドにあるカウンターの壁色と合わせてらっしゃるのがとても素敵!窓と壁がきれいに繋がっていますよね。」
「右の画像は、tttbbbさんの夏の窓周りの様子。季節に合わせてカーテンを変えていますね。こちらも、カーテンに合わせて小物もチェンジしたりして楽しんでらっしゃる。窓まわりにたずさわる者としては、季節でカーテンを変えて楽しんでくれるのはうれしいことです。」
【ポイント2】 フォーカルポイントをつくる
2つ目のポイントは、「フォーカルポイント」。目が引かれる部分を意図的に作り出すためにカーテンやファブリックができることを教えてくださいました。
カーテンは脇役ながら、部屋全体のバランスを支えている
「マリメッコのファブリックパネルをフォーカルポイントにまとめていらっしゃいます。壁にフックをつける必要がないマグネットタッセルの落ち着いた赤色もいいですね。」
「どこに目線を向かわせたいかがしっかりイメージできているんでしょうね。そして、全体にコントラストが効いているのも見事です。 カーテン、シアーカーテン、さらにラグにもラインが入っていて、すべてファブリックパネルに向かっています。」
「さらに、フォーカルポイントであるファブリックパネルの向かい側にミラーを設置し、パネル、そしてカーテンの写り込みを楽しんでいるんですね。」
「ベッドルームにもファブリックパネルがあるみたいです。暮らしのなかでお好きなものが視界に自然と入ってくるように工夫してらっしゃる様子が伝わってきます。」
【ポイント3】 「色合わせ」をしすぎない
3つ目のポイントは、ユーザーさんも悩むことが多いであろう「色合わせ」のお話。モノトーンやワンカラーで揃えるよりも、グッと奥行きのあるお部屋に仕上がるカラーの使い方について話してくださいましたよ!
部屋のファブリックに、カラーコントラストをつける
「トーンを合わせようとしすぎて、のっぺりとした印象になってしまうのを避けるためには、色合わせをしすぎないのも大事。その点、palmbeach510さんは色づかいがお上手ですね。柄物のベッドカバーとカーテン、ネイビーのアクセントクロスとの濃淡が気持ちいいです。」
「枕クッションの濃い色でキュッと全体を締めているのも印象的です。寝室にはベッドがあるから、ファブリックの占める面積が大きいんですよね。そこをうまくコントロールされています。余談ですが、palmbeach510さんは遮光カーテンを選ばれていないところも上級者ですね!」
「そうですね。ベッドルームだからといって、必ずしも遮光カーテンにする必要はないんですよね。ただ、枕元のカーテンだけは日光の角度によっては遮光にしたほうがいい場合もあるので、どちらにしようか悩んでいるユーザーさんは、それこそぜひ窓装飾プランナーに相談してみて欲しいですね♪」
「中のシアーカーテンはグレーのサンゴモチーフで、こちらもカーテンとのカラーグラデーションにしてらっしゃいます。」
「ブルーを基調とした寝室にタッセルのイカリモチーフやシアーカーテンのサンゴを合わせて、きっと海をテーマに楽しんで組み合わせられたんでしょうね♪」
マスタードイエローを無彩色の中に入れたバランスのよさ
「Yougeeさんのお部屋は、無彩色のなかにマスタードイエローとグリーンがポンと入っていて、バランスのよさが印象的です。私たちが窓まわりのコーディネートをするとき、もともと家の中で使っているものをお聞きすることを大事にしています。ソファやラグなど、ただ同じ色を提案するのではないんですよね。」
「本当にその通りです。モノトーンや一色に合わせるインテリアはみんな好きでやりがちですけど、アクセントカラーやコントラストを入れるといいんですよね。自然界には色がたくさんあるので、家の中にもいろいろな色があるのが自然なんです。」
【ポイント4.】ドレープやタッセルなど、細かいところを気にかける
4つ目にポイントとして上がったのは「細部」への心配り。窓装飾プランナーによるプロの知識が入ると、お部屋全体の印象をアップしてくれますよ。
美しいドレープが、部屋全体の印象をクラスアップ
「miyaさんは、カーテンドレープを美しく保たれていますね。これだけで、お部屋全体の印象がきちんとします。細かいところに気を配ると、窓まわりはグッとよくなるんです。なかでも、タッセル選びはとっても重要。私がお客様のおうちでコーディネートをやり終えたときも、最後に決めるのがタッセルです。何本か持っていって、施主さんとお話しながら決めてもらうんです。」
「商品をかわいがって欲しいから、実際にお客さんの家に行って私たちが持っている知識をお教えする、ということもやっています。たとえば、取り付ける位置もバランスをみて決めるんです。それからタイバック(タッセルをかけるところ)は1つのおうちが多いんですが、2つ取り付けるといいですよ。カーテンをきれいに見せることができます。」
【ポイント5.】何よりも「好き」を譲らないこと!
最後にお話ししてくれた5つ目のポイントは「好き」の重要性についてです。「自分や家族が好きなものをきちんと反映できるインテリアを楽しんでほしい」というメッセージもいただきましたよ♪
とにかくブルーが好き、と伝わってくる
「shakikoさんの窓まわりは『ブルーが好き』ということがすごく伝わってきますね。壁の文字やベッドとの調和もあって、楽しんでいることがよくわかります。 」
「リビングやお庭の様子からも、ブルーが好きなことがわかります。やっぱり、インテリアは自分が映し出される場所なんです。大事にしていることを、ちゃんと大事にする、というのは素敵なことですよね。自分や家族が好きなものをきちんと反映できるインテリアを楽しんでほしいです。」
グリーンが映える、ウッドブラインドをチョイス
「ウッドブラインドは、緑との相性がとてもいいんです。kan2さんも焦げ茶色のウッドブラインドを使うことで、部屋の内外に溢れるグリーンがきれいに見えていますよね。家のいたるところに植物を配置してらっしゃる方なので、きっと自然が好きなんでしょうね。上手に緑を活かすブラインドチョイスです。」
「背景に緑があるときは、暗い色が合うんですよ。ウッドブラインドはもちろん、シアーカーテンの場合も白じゃなくて、黒のメッシュを持ってくると意外と合いますよ。」
世界観と見せたいものを大事にしている窓辺
「Naomiさんは、普通にやれば両開きのシアーカーテンを、わざわざ三分割にして、真ん中を絞っています。『外のガーデンをみせたい』というやりたいことが頭の中にあって、工夫しているんじゃないでしょうか。選んでらっしゃる家具などのインテリアアイテムも、統一感がありますよね。トイプードルがいそうな、かわいらしい雰囲気です。……あ!実際飼っていらっしゃるんですね!本当に、世界観がしっかりインテリアに反映されていますね。」
理想を反映した窓まわりインテリアを実現しよう♪
実は、今回ご紹介したユーザーさんの投稿で使われていたカーテンやブラインドは、すべて日本インテリアファブリックス協会に所属しているメーカーやブランドのもの。実際に見て、触ってこそわかる上質さは、きっとあなたの窓まわりインテリアでもキーアイテムになってくれるはずです♪
そんなファブリックに出会えるお店は、お住いの地域でも見つけることができますよ。「窓装飾プランナー」も常駐しているショップを、下記のリンクからチェックしてみてくださいね。
窓装飾プランナーにも会える♪インテリアトレンドショー「JAPANTEX」を要チェック!
今回お話を伺った、窓まわりインテリアの頼れる相談相手である「窓装飾プランナー」。11月13日~15日におこなわるインテリアのトレンドショー「JAPANTEX」でも出会うことができます!見て回るだけでも楽しいこのイベント。日本を代表するファブリックメーカーやブランドがたくさん出展する「JAPANTEX」へ、この機会にぜひ足を運んで、理想の窓まわりインテリアを実現するヒントにしてくださいね♪
各ブランドを詳しく見てみよう!
「JAPANTEX」に出展予定のブランドについて詳しく知りたい人必見!ぜひ、下記の「日本インテリアファブリックス協会」加盟社サイトを見に行ってみてください。
アスワン株式会社
株式会社川島織物セルコン
旭興株式会社
極東産機株式会社
株式会社サンゲツ
シンコールインテリア株式会社
住江織物株式会社
立川ブラインド工業株式会社
東リ株式会社
トーソー株式会社
株式会社ニチベイ
株式会社フジエテキスタイル
リリカラ株式会社