昔から日本で使われてきた畳。寝転んだり座ったりとリラックスして過ごせること、そしてどこかほっとできる香りや見た目などが魅力ですね。今回は、そんな畳に注目し、実際にご自宅で素敵に使われている実例をご紹介していきたいと思います。どのような畳があるのか、そのインテリア性も含めて見ていきましょう。
畳のデザインや形
最初に、畳の主なデザインや形について見ていきましょう。その形などによって、受ける印象ががらっと変わる畳、皆さんはどのようなタイプのものを取り入れたいでしょうか?
縁ありの畳
伝統的な縁ありの畳を使われている実例です。こちらの畳の縁は普通の縁よりも細めとのことで、モダンな和室に合う、すっきりと洗練された印象を受けますね。縁ありの畳は、角の部分の耐久性が高いこと、そして表面がすり減ったときは裏返して使えるというのがメリットです。
縁なしの畳
琉球畳をはじめとする縁なしの畳は、現代のインテリアにもマッチしやすいこともあり、人気が高くなっています。このように、畳の向きを変えて敷くことにより、市松模様のような床デザインを楽しむことができるのもいいですね。和と洋がほどよくミックスされたお部屋は、居心地がとても良さそうです。
置き畳
自宅に和室はないけど、畳スペースは欲しい……そんな方におすすめなのが置き畳です。床の上にラグのように置くことで、このようにリラックスできる空間を作ることができますよ。自分が置きたい広さに合わせて枚数を調整できるのも◎。ローソファーと合わせるというのも、真似したいアイディアです。
畳の素材
次に、畳の素材について見ていきましょう。それぞれの素材にメリットがあるため、自分の好みのものを選ぶだけでなく、畳スペースをどのように使うかによって選ぶのもいいですね。
伝統的ない草
伝統的な畳の素材と言えば、調湿効果があり、ほっとできる香りが癒しを与えてくれるい草です。ユーザーさんも、懐かしい感触と香りを楽しまれているそうですよ。こちらの和室はネイビーをアクセントに取り入れられたことで、洋風のアイテムが似合うスタイリッシュさが生まれているのも素敵です。
自分らしさが出せる和紙畳
和紙畳である「ダイケン畳」に畳替えされたというお部屋は、爽やかさがアップしていますね。和紙畳には、ダニやカビの発生をおさえるという機能面と、カラーバリエーションや個性的な織り目というデザイン面のメリットがあります。和室の良さを残しつつ、より自分らしさを出すことができるというのがGOODです。
手入れがしやすいセキスイ畳
ポリプロピレンを主原料として作られている「セキスイ畳」は、一般的な畳よりも耐久性が高いこと、そして、水や洗剤を使って掃除ができるという手入れのしやすさが特徴です。畳の上で食事をしたりするときに重宝しそうですね。織り目が均一なため、和室をより凛とした印象にしてくれているのにも注目です。
畳縁や畳のカラー
最後に、畳縁や畳にさまざなカラーを取り入れている実例をピックアップしていきたいと思います。畳も、インテリアを彩るものの一つとして楽しんでいきたいですね。
縁をアクセントに
こちらの実例では、畳の縁にホワイトを使用されています。ぱっと目を引く真っ白な縁は畳スペースのアクセントとなっていて、プリーツスクリーンなど、現代風のアイテムとの相性もばっちり。このように、インテリアに合わせたカラーを畳縁に取り入れるというのは、真似したいアイディアです。
縁の色柄を楽しむ
畳縁の色柄にこだわるのも、和室ならではのインテリアの楽しみ方の一つです。こちらの畳で使われているのはお花柄で、ぱっとお部屋を華やかにしてくれそうですね。畳縁には伝統的なものから現代的なものまで幅広いデザインのものがあるため、ぜひ自分好みのものを選んでみましょう。
和室もテイストをそろえて
ご自宅のインテリアに、アメリカンテイストを取り入れられているユーザーさん。和室の畳にもカリフォルニアテイストとデニムを意識されて、こちらの紺色を選ばれたのだそうですよ。和紙ブラインドともカラーが統一されていて、落ち着きとかっこよさをあわせ持つ空間となっています。
カラフルな置き畳を
エキゾチックなお部屋に置かれているのは、「イケヒコ」の置き畳です。インテリアのメインともなっている鮮やかな赤い畳が、空間をより印象的なものにしてくれていますね。1色でこのように置く向きを変えて市松模様にするもよし、2色以上使ってカラフルにするもよしです♪
畳を取り入れるときは、その空間を伝統的な雰囲気にしたいのか、もしくは現代的な雰囲気にしたいのかを考えて、そのデザインや色などを選んでいきましょう。自分らしさのある畳スペース、ぜひ作ってみてくださいね。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「畳 畳縁」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!