「コーディネートする楽しみが膨らむ、好きを集めるミックスインテリア」 by tomamaさん

「コーディネートする楽しみが膨らむ、好きを集めるミックスインテリア」 by tomamaさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回ご紹介するのは、北欧家具を中心にした落ち着きのあるナチュラルインテリアづくりをされている、tomamaさんとそのお宅です。心地よく、唯一無二で上質……丁寧だけれど肩の力を抜いて暮らせそうな、素敵な空間づくりの魅力に迫ります。

今回ご紹介するのはこの方です!

夫婦と6歳の息子の3人家族です。 子供が産まれてから6年は賃貸のアパート暮らし、小学生に上がるタイミングで引越しを考えました。そんな時ふらりと見に行った建売が、コンパクトながら使いやすそうな間取りと窓が多くて明るい印象でひと目見て気に入り、衝動買い。 インテリアは試行錯誤中です。そこは、衝動買いではなく(笑)吟味をして納得のいくものを揃えていきたいと思っています。

上質×上質で紡ぐコンフォート

好きなもので心地よくつくる暮らし

tomamaさんご家族が暮らすのは、2階建て3LDKのお宅です。採光のとれた明るい玄関は、白を基調にした清潔感のあるナチュラル空間。大きな木製フレームの姿見が奥行きを演出しながら、シンプルに心地よい雰囲気を引き立てているのが印象的です。続いて階段をのぼり、ご家族の暮らしの中心であるLDKを拝見していきましょう。

扉を開けると広がるのは、落ち着きのある開放的な空間です。自然光をより明るく感じさせてくれる白い内装、木のぬくもり、そして全体を引き締めるダークトーンのアクセントという全体のバランスの美しさに引き込まれました。また、オシャレなカフェやレストランで、『どこに座ろう……どこに座っても気分が上がりそう』と、自分の居場所を探すワクワク感もここにはあるように感じます。その理由は、もしかすると椅子の種類と巧みなレイアウトにあるかもしれません。

例えばリビングは、ゆったりと家族でくつろげるソファの他に、雰囲気の異なるひとり掛けのソファがあります。みんなと過ごす時間、ひとりで過ごす時間、その両方の快適を家具のレイアウトでうまくつくり出しているのが特徴です。ちなみに、このひとり掛けソファのある一角はtomamaさん一押しのスペースだと教えてくれました。夜、お子さんが寝た後、間接照明をつけながらゆっくりとひとり時間を過ごされるそうです。そんな自分にとって特別で、癒しを求める場所だからこそ、こだわりのデンマークヴィンテージ家具でコーディネートされているのもポイント。照明を落とした静かな時間、まわりにはふんわり浮き上がるお気に入りの道具たち……なるほど、一日の疲れもゆるやかに解けていきそうです。

良さが際立ち、映える丁寧な暮らし

tomamaさんにインテリアのテーマをお伺いすると、『ミックスです』とお答えが返ってきました。北欧、ヴィンテージ、ナチュラルそのどれでもなく、ミックスというのが粋だなと感じます。そして、あえて何かと何かのミックスと言及しない、シンプルな言葉の意味はとても奥が深いことにも気が付きます。リビングからダイニングに掛けてを見返してみても、種類の異なる椅子や色、素材、さまざまなミックスが見つかります。だからこそ、tomamaさんのつくる空間はシンプルなのにトキメキがあるんだなと思い至りました。

ダイニングの横に続くキッチンは、白くモダンです。ダイニングとキッチン間にも、ヴィンテージとモダンの掛け合いや、色と質感のメリハリが効いていることがわかります。tomamaさん宅は、何かひとつの目標に捕らわれていないから住まい全体が単調になることなく、のびのびと自由で変化に富んでいました。でも、こだわりや好きなものという点で、一本スーッと芯が通っているからブレることもありません。

また、ミックスというテーマはインテリアだけにとどまらないようです。モダンな洋式の暮らしの中にも、余裕がある朝は昔ながらの日本式『土鍋炊きごはん』を取り入れられているのだそう。いつもと違う手間暇をかけて、特別な時間と味わいを手にする朝……それは豊かで贅沢です。tomamaさん宅のように、文化や伝統も日々の中に選りすぐって織り交ぜていけば、自分だけの素敵な暮らしはどんどん進化していくのではないでしょうか。考えるとワクワクしてきます。

自由な組み合わせで見つける、新しい暮らし

こちらも、tomamaさんとっておきの眺めを楽しめる寝室です。パッと目を惹くのは、ペルシャ絨毯の華やかな2枚使い。全体を通してみると、シンプルに洗練されているのですが、時折こうして大胆な組み合わせを楽しまれるところに、センスの高さを感じます。

中には、『ペルシャ絨毯に興味があるけれども、大判のものはお値段も張るし、華やか過ぎてインテリアを全部飲み込んでしまいそう』と感じる方もいるのではないでしょうか?でもこうして、小さめのものを組み合わせれば、使う場所も魅せ方も幅が広がりますね。ここでも、tomamaさん流の『ミックス』の精神の魅力を発見です♪

角度を変えて見ると、品よく佇むアーコールチェアやルイスポールセンの限定フロアランプなど、tomamaさんのこだわりがずらり勢揃いしています。朝目覚めて一番に、一日の終わりに、お気に入りの眺めを楽しめる。毎日繰り返すことがそんな幸せなことだと、今日も明日も楽しみになりますね。

tomamaさん宅はこれからも、好きなもの、こだわりのものを増やしながら、自分らしいインテリアの幅をどんどん広げていくはずです。もしかすると、続いていく中には自分で思いもよらない発見だってあるのではないでしょうか。良いものとの出会いから、より良く暮らしを膨らませる空間づくり、ぜひ今後もチェックしてみてください。

tomamaさん邸の間取り図

tomamaさん宅は2階建て3LDKの間取りです。1階は各個室、2階にLDKと浴室など水まわりがあります。どの空間でも、国や時代、文化、伝統の美しいミックスを楽しみながら心地よく安心感のある暮らしづくりをされています。

tomamaさんへの5つの質問

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

お部屋のインテリアテーマやこだわっていることを教えてください

tomamaさん

インテリアのテーマはミックスです。新しい家具の中にヴィンテージの家具を組み合わせることで、インテリアに深みが出る気がします。またディテールの美しい北欧家具と、日本の機能的な家具をミックスすることにより、生活のしやすさと美しさの両方をはかっています。

具体的なところで言えば、ラグなどはペルシャやギャッベを合わせ短調にせず、インテリアのアクセントにしているんです。国や年代を問わず、ミックスしてインテリアを楽しんでいます。他には在宅時間が長くなっているので、居心地よく過ごせるように観葉植物などのグリーンを置いたり、生花を定期的に買いに行き飾ったりしています。夫婦共に仕事が忙しいこともあり、掃除をしやすいよう、『ものを増やさない・出しっぱなしにしない・すぐに片付ける』を心がけています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連の好きなブランドやショップを教えてください

tomamaさん

ACTUS、unico、IDEE、無印良品などです。好きなので、ヴィンテージ家具屋さんのインターネットサイトもよく見ています。照明ではルイスポールセンやLE KLINTが好きです。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア関連で最近買ってよかったものがあれば教えてください

tomamaさん

デンマークヴィンテージのネストテーブル。ひとり掛けソファの横のサイドテーブルとして主に使用していますが、使わない時は収納もでき、大変重宝しています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

インテリア以外でこだわっているモノやコトを教えてください

tomamaさん

陶器が好きで集めています。益子焼きや笠間焼が多いのですが、旅行先で陶器を買ったり、陶芸祭に行ったりして、お気に入りを増やしています。

RoomClip mag編集部
RoomClip mag編集部

RoomClipでやってみたいことや期待していることがあれば教えてください

tomamaさん

今回は、このような機会を与えていただきありがとうございました。RoomClipでは、特集記事がわかりやすくまとめられていて毎回楽しみに読んでいます。ワークショップや座談会などが開催されたら参加してみたいです。

今後挑戦したいのは、見せる収納・見せるインテリア。RoomClipユーザーさんの素敵なお部屋を参考にさせてもらいながら、自分らしい部屋づくりをしていきたいです。

tomamaさんのお部屋ギャラリー

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tomamaさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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