RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、木の温もりをたっぷり味わえる明るくナチュラルなインテリアづくりをされているhirorobinさん宅から、キッチンをご紹介していきます。眺めて、選んで、使って楽しいオープンな背面棚が印象的なスタイルへと導く秘訣に迫っていきましょう。

hirorobinさん

8年前に家を建てました。夫婦ともに50代、それぞれの生活リズムを大切にしながら愛犬2匹と暮らしています。料理教室講師をしているので、ほぼキッチンに立って過ごしています。Instagram@hirorobin

使いやすく居心地も良い空間

hirorobinさん宅のキッチンは、周りのインテリア同様に朗らかな木の温もりに満ちた空間です。背面の棚にスッキリと並べられた器や道具が、生活感よりもインテリア性を高める方向に作用しています。色や素材ごとにまとめられているのがポイントでしょうか？まずは、キッチンのこだわりやテーマからお伺いしていきます。

hirorobinさん

「木の温もりを感じられる空間を目指しました。大きなオープン棚がキッチンのポイントです。」

収納力のある、オープンスタイル

キッチンのオープン棚は、LDK全体のアイキャッチにもなりますね。だからこそ、そこに並ぶのはこだわりや思い入れのあるものばかりなのかもしれません。どれもいい表情をしています。また、棚の下のカウンターも収納力と作業台としての機能美を兼ね備えた存在。さらに、その横には収納庫もあるので、スッキリと見せたいものを見せるオープンスタイルでも包容力は抜群というのがhirorobinさんのキッチンの凄いところです。

ここからは、棚、キッチン、カウンター、空間を構成するそれぞれの要素に込められたこだわりや、魅力的な使い勝手についてお話を伺っていきます。理想のスタイルや収納のイメージはあるけれど、なかなかしっくりくるものに出会えず妥協すべきか悩んでいる方、器や道具が大好き！という方は特に必見の工夫がたくさん登場しますので、要チェックです♪

キーワード1 木のいい香りを漂わせる、オープン棚

hirorobinさん

「見せる収納に使っているオープン棚は、木のいい香りも楽しませてくれます。大工さんに造作してもらったものです。私は、1日のほとんどの時間をキッチンで過ごすような暮らし方をしているので、すぐ器を取り出せるようにしたいと思い辿り着いたのがこのスタイル。器や道具はカテゴリーごとに分けて置き、スッキリ見えるようにしています。好きなものが部屋のどこからも見えるのもうれしいところです。」

キーワード2 作業しやすい造作の広々キッチン

hirorobinさん

「家を建ててもらった一級建築士さんにアドバイスをいただき、シンクは天板のみ購入しました。下は棚と同じく木で造作してもらっています。5畳ほどの広さがあり、好きなようにカスタマイズしていけるところが気に入ってます。」

キーワード3 調理に便利な幅広カウンター

hirorobinさん

「大皿や2軍のお皿はカウンター下に収納しています。実は無印良品の家具から、キッチン用ではないものを合わせているんです。その上にカウンターを打ち込んでもらうことで、幅広で長さもある作業しやすいスペースができました。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

hirorobinさん

「自分の好きなものや使いやすさはもちろんですが、5年後、10年後と少し先の生活を見据えてイメージするのがおすすめです。今は必要だけど、その先はいらないものがあるかもしれないし、その逆もあるかもしれません。でもなによりも毎日、心ときめくようなキッチンをつくってください。」

まとめ： 既成概念にとらわれないことも大切

キッチンには、少なからず思いや理想があるはずです。暮らしに欠かせないもので、毎日目にして使う場所ですから。でも、イメージ通りのキッチンがあってもスペースに合わないこと、サイズは良くても使い勝手がイマイチなこと、意外と多いのではないでしょうか。造作や家具とパーツを組み合わせたhirorobinさんのキッチンは、そんなモヤモヤッとした部分をクリアにするヒントをくれます。

お気に入りを見せる楽しさも使いやすさも備えた棚、収納力と作業スペースのプラスになるカウンター、そして贅沢な広さを実現したベースのキッチン。どれも既製品や既成概念にとらわれない、柔軟な発想が生み出していました。これからキッチンのイメージを固めていくという方も、妥協したくない！でもなかなか思い通りにもいかない……そんな壁に邪魔されそうになっている方もぜひ、参考にしてみてください。

hirorobinさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい！