本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回お話を伺っていくのは、シンプルな穏やかさの中にコーヒーのような奥深いコクを感じさせる、素敵なお部屋づくりをされているmuuさんです。
今回教えてくれたユーザーさん♪
プロフィール
ミニチュア・シュナウザー(2歳)と暮らしています。古ぼけたヴィンテージテイストも好きですが、シンプルで無駄のない北欧テイストも好きです。そんな色々な『好き!』を取り入れるためのアイディアを日々考えています。
お住まい
- お住まいの地域: 福岡県
- お部屋の種別: 1K(キッチンと居室がドア等で仕切られている)
- 居住面積: 25m2
- 家賃: ヒミツ円
- この家に住む人: 1人と1匹
- ご職業: 会社員
- 趣味: 読書・ギター・コーヒーショップと古着屋巡り
いまのお部屋に決めた理由はなんですか?
「ペット飼育可物件であること、最寄り駅まで約100m・勤め先まで自転車で約10分とアクセスが優れていること、マンションの裏が山手となっており自然を身近に感じられること、これらが決め手となりました。」
お部屋のこだわりを教えてください
「モダンとレトロ、シンプルと雑多、かっちりと柔らかさ、こうした相反するイメージの調和と部屋全体のバランスを大切にしながら家具やレイアウト、色づかいを決めています。また、犬と暮らしているので、いっしょに遊ぶためのスペースづくりもこだわっているところです。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?
「Helinoxのコンフォートチェアです。すぅすぅと寝息を立てる犬を膝上に抱え、フロアランプの下で本を読みます。時にはギターを鳴らしたり、コーヒーを淹れて飲んだり。自由な時間を過ごすためには欠かせない場所です。」
調和とバランスを意識した部屋づくり【ここがポイント!僕&私の工夫】
①ベースはスッキリとナチュラルに揃える
「壁紙が白なので、家具はブラウンやベージュなどのナチュラル系で揃えました。また部屋全体の雰囲気を引き締める役割のアクセントカラーは、アートポスターやお花などの小物を使って取り入れています。」
②中心にフリースペースを大きく取れるレイアウト
「1Kの狭い部屋なので、ベッドやダイニングテーブルなどの大型家具は壁際に置いて、少しでも部屋が広く見えるように工夫しています。これは、犬といっしょに遊ぶためのスペース確保にもつながっています。」
③異質な素材が醸し出す、絶妙な趣のある家具
「ダイニングテーブルとチェアの脚は、武骨でかっちりとした印象のブラックアイアンで揃えました。これが意外に、ウォルナットの柔らかな雰囲気の天板やラタンの座面と合っていると思います。」
④場所を取らず、主張も少ないプロジェクター
「テレビではなくプロジェクターを使っています。テレビを置くと生活感が出過ぎたり、レイアウトのバリエーションが制限されたりする気がしたからです。私自身テレビはほぼ見ませんし、全体のバランスを取る上で足かせになると思い、このスタイルに至りました。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
Kalitaの最新式のコーヒーグラインダーです。イチオシのポイントは静電気除去装置を搭載していて、挽いた粉がほとんど飛び散らず掃除が楽なところ。部屋の雰囲気に合ったホワイトのカラーリングも気に入っています。
販売サイトで商品を見る今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
「将来は古民家をリノベーションして住んでみたいです。日当たりのよい縁側でごろごろしながら本を読んだり、寒いときは薪ストーブの前であたたかいコーヒーを飲んだり、ゆったりとした暮らしに憧れます。」
お話をお伺いして
muuさんは、大型家具を壁に寄せるレイアウトで、お部屋を広く見せる意図と愛犬と過ごすスペースづくりを両立しています。中心のスペースがゆったりしていると、生活動線も快適そうですね。大きく開く床には、ラグで爽やかなアクセントを加えて、間延びした印象を覚えさせないのも素敵なところ。muuさんのお部屋づくりは、スッキリとシンプルです。でも、好きを楽しむ遊び心や異質を取り込むセンスも巧みで、ずっと眺めていたくなる奥深い魅力があります。
ワンルームや1Kの間取りは、ひと部屋だから、広さが十分ではないからと、できることは少ないし取り入れられるものも制限されていると感じるかもしれません。でもそれは、必要なものをを見直すチャンスで、厳選するほどに好きを洗練していけるきっかけと取ることもできるのではないでしょうか。ぜひ、それに気が付かせてくれるmuuさんの工夫やアイデアを参考にしてみてください。
muuさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!