連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.262 2021年5月30日更新

「視線が抜けるゆったり感と北欧シンプルでつくる、心安らぐインテリア」 by riizさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、優しく明るい色味を中心にしたシンプルな北欧風インテリアづくりをされているriizさんと、そのお宅をご紹介していきます。ほっと安らぐ空間の秘訣に迫っていきましょう

今回ご紹介するのはこの方です！

riizさん

2018年に38坪ほどの建売住宅を購入しました。一般的な間取りとデザインの我が家ですが、自分のできる範囲でDIYをしたり、お気に入りのインテリアを取り入れたりして、家族が居心地の良い空間づくりを楽しんでいます。

大切なものに囲まれる暮らし

北欧風シンプルスタイルと肩の力が抜けるリラックス感

ご家族3人で都内に暮らすriizさんのお住まいは、2階建て3LDKの間取りです。ナチュラルな雰囲気ですっきりと整った玄関をあがり、廊下を進むと洗練されたシンプルな北欧風インテリアが迎えてくれます。オシャレだけれど、ふっと肩の力が抜ける心地良いリラックス感に満ちた空間です。ゆったりした空間を、バーチカルブラインドの凛然とした縦向きのアクセントが絶妙に引き締めています。

リビングの後ろには、どこか懐かしさを覚える畳スペースがあります。北欧と和が調和したシンプルな眺めは、見ているだけでも心安らぎそう。今は、お子さんのプレイスペースとしての用途がメインなのだそうです。でも月日を重ねる中で、客間になったり、家事スペースになったり……暮らしのポイントで活躍する柔軟な場所ではないでしょうか。そんな場所だからこそ、riizさんも『住まいの中のとっておき、畳みにごろんとするのも新鮮です』と話してくれました。

そっと雰囲気を引き締める、陰影と少量のブラック

riizさんのつくるインテリアは、空間全体に視線が抜けるレイアウトも特徴です。加えて、ホワイト系と明るい木目を基調とすることで、より圧迫感のないスタイリングをされています。温かい色合いを中心としたコーディネートは広々と感じられる一方で、ゆるっとし過ぎてしまうこともしばしば。そこは、似た色味を重ね合わせつつも質感を変えたり、適度にブラックを差し込み引き締めたりすることできちんとケアされていました。キッチンの腰壁に採用されたレンガ調のパネルは特に、ボコボコとした独特の質感と陰影でメリハリを利かせていますね。

目地をブラックにした、キッチン背面の壁もよい仕事をしています。飾り棚に並ぶナチュラルな小物やホワイトの透明感を際立たせる効果が抜群です。キッチンの生活感も、ひとつひとつに使い手のこだわりや感性が見えるとこんなにも素敵な眺めになるのか……と思い知ります。

いつも好きなものを愛でられるディスプレイ

インテリアに華を添えるディスプレイもシンプルです。でも、並ぶ雑貨たちの表情はとても豊か。形の違いや大小、質感……素朴なディティールが放つ唯一無二の魅力を楽しませてくれます。日常に溶け込み心を温めてくれる雰囲気でインテリアを盛り上げるのもリラックス感のある空間づくりの秘訣ではないでしょうか。

こちらは2階へ続く階段を見上げた眺めです。上階との境界の壁に一枚飾られたアートが北欧感を演出しています。たっぷりと周りに余白があるから、アートも一層映えます。好きなものを活かす、好きなものを存分に感じる、riizさんのインテリアからはそんな精神を感じることができます。それは『大切にする』ということの真髄かもしれません。

家の中にはたくさんの大切なものが詰まっています。家族の快適、家族の笑顔、雰囲気、家具や雑貨、挙げ出せば切りがありません。そのひとつひとつを、きちんと『大切』にできる暮らしづくりをされているriizさんの今後の投稿も、ぜひ注目してみてください。きっと素敵なアイデアやヒントをたくさん見つけられるはずです。