本連載ではRoomClipユーザーさんが暮らすワンルーム・1Kをご紹介。真似できるリアルな工夫やとっておきのスタイルを探っていきます。
今回は疲れや緊張をゆっくりとほぐし、忘れさせてくれそうな雰囲気のお部屋づくりをされているKaoriさんに、そのこだわりや工夫をお伺いしました。
今回教えてくれたユーザーさん♪
プロフィール
お住まい
- お住まいの地域: 大阪
- お部屋の種別: ワンルーム(部屋とキッチンに仕切りがない。玄関あけたらすべてがオープン)
- 居住面積: 21m2
- 家賃: 55,000円(管理費込み)
- この家に住む人: 本人のみ
- ご職業: WEBデザイナー
- 趣味: カフェ巡り、Netflix、音楽鑑賞
いまのお部屋に決めた理由はなんですか?
「はじめてのひとり暮らしは、とても狭いワンルームでした。そのため、間取りは1K以上で、少し広めのお部屋に引っ越したいと思いました。そもそも、引っ越しを考えたきっかけのひとつは、コロナでリモートワークが増えて机が欲しいと思ったこと。机が十分に置ける広さと、周辺環境がなんだか楽しげだったのでこちらに決めました。」
お部屋のこだわりを教えてください
「ホワイトコーデというより、オフホワイトやエクリュなどゆるやかな感じの色をメインにし、アンティークなものを加えています。特に机はこだわって決めたものなので、そのイメージに合うかどうかも大切にしているところです。茶箪笥は茶道をしていた祖母のものを実家から受け継ぎました。これをもらったとき、外国のインテリアの中に和ダンスがあるような空間もいいな……と思いました。」
気づいたらいつも居る場所はどこですか?
「やはりお気に入りの机です。基本は仕事の場ですが、美味しいスイーツの写真を撮る時や食事、コーヒーを楽しむ時も活躍してくれます。あと、Netflix見るときも。以前は、ローテーブルを使っていたのですが、高さのあるテーブルだといい意味で生活感が出て、インテリアに味が増すように感じています。」
アンティークな家具とアンニュイ過ぎない雰囲気づくり【ここがポイント!僕&私の工夫】
①空間の顔となる机との出会い
「最初は、手頃に買える机にしようかと思っていたんです。でも、探しているうちに『どうせなら素敵なものにしよう』と考え直し、アーコールの机にしようかとアンティークショップにも行ってみました。
そんなある時、Instagramで見つけた家具のアカウントにあった、ホワイトウォッシュのオールドチーク材テーブルにひと目惚れ。自分にはとても高額だったのですが、大切に使いたいなという気持ちが勝って購入することにしました。注文してから4ヶ月くらい待って届いたときは、すごくうれしかったです!」
②机にしっくり合う、祖母の茶箪笥
「机が届いたときは、まだIKEAのスチールラックを使っていました。それはそれで可愛かったのですが、机にしっくりと合う棚はないかな……と思いを巡らせました。そこで思い出したのが、祖母の茶箪笥。母から譲り受けることになりました。外国の方がつくる空間にポンと和ダンスを取り入れるようなイメージで、和と洋のアンティークをいい具合に融合できたかなと思っています。受け継いだ時はボロボロでしたが、ツヤが出るようにとオイルを探して塗る作業も楽しかったです。」
③空間を照らすのは、優しい光のシャンデリア
「DIYはまだほとんどしていませんが、よくあるシーリングライトの白色の光が苦手だったので、電球色に取り替えたいと思いました。ここでも、ガラスシェードの1灯にしようか、シャンデリアにするか悩んで、アンティークな雰囲気と単純に電球の数が多いほうが電球色でも明るいかなということで、シャンデリアタイプに落ち着きました。初めての交換だったので緊張しましたが、簡単に取り替えることができました。」
④収納は主張の少ないオフホワイトやベージュで
「目に入る色をできるだけ少なくするために、収納用のケースなどはオフホワイトやベージュでそろえています。RoomClipでは、ときどきキッチンの写真をどなたかに『保存』していただいているようです。それも、スッキリとした印象になるようにと購入した棚が高評価なのでは?と思っています。」
⑤自然と集まる好きなもの
「アンティークな雰囲気のものが好きなのでついそういうものが増えていきます。」
最近買ったナイスなアイテムを教えてください
引っ越してから『ドリップでコーヒーを淹れたい!』と思うようになり、ケメックスやKINTO、カリタとあれこれ探しました。スペースが限られていること、好きなスタイルなどを検討してこちらにしました。
販売サイトで商品を見る今後インテリアで挑戦してみたいことがあれば教えてください
「玄関が狭くて暗いうえ、鮮やかなエメラルドグリーンの扉なので、家に帰ってきたとき、もう少し私らしく居心地の良さを感じられるようにアレンジできたらいいなと思っています。」
お話をお伺いして
Kaoriさんは、玄関からバルコニーまでの動線に余分なものを置かないシンプルなレイアウトでお部屋づくりをされています。その要でもあり、お部屋の顔でもあるのが机。アンティークな雰囲気もシャビーな風合いも、サイズ感もすべてが心地よい佇まいの机です。仕事も食事もリラックスタイムもすべて請け負ってくれる存在だから、シーンに合わせてほかの家具を買い足さなくてもいいんですね。ワンルームや1Kのお部屋づくりでは、こうした『兼用できる家具』がとにかく重宝します。
また、最も活躍し、最もイメージにこだわった家具に合わせて周りをコーディネートしているから、Kaoriさんのお部屋には心地良い一体感がありました。収納の色味の工夫、ゆるく穏やかさを表現するニュアンスカラー使い、DIY、どれもが大切なお気に入りをより良く魅せることにつながっています。主役を決め、そこから少しずつ物語を展開させるように、インテリアもコレというものをひとつに絞ってみるとお部屋づくりがしやすくなるかもしれません。ぜひ、今回教えていただいたアイデアを参考にしてみてください。
Kaoriさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!