連載：RoomClip_新人ユーザー紹介 vol.280 2021年10月3日更新

「ナチュラルカントリーにアクセントを利かせた、ぬくもりある白いお家」 by yukinoさん

RoomClipに登録された新しいユーザーさんの中から、毎回お一人をピックアップしてご紹介する本連載。今回は、品よく愛らしいナチュラルカントリーなインテリア作りをされているyukinoさんと、そのお宅をご紹介していきます。テーマに沿いつつもやりすぎない、絶妙な力加減や自然体で魅せる空間作りのテクニックにも注目していきましょう。

今回ご紹介するのはこの方です！

yukinoさん

お家を建てるなら、白くて木の温もりあふれるナチュラルカントリーな家を建てたいなぁと思っていました。ハウスメーカーさんもいくつか検討しましたが、理想の工務店さんに出会うことができました。とても好きな紫をところどころに取り入れたり、季節に合った雑貨を飾ったりしながら、インテリアを楽しんでいます。

バランスよく理想を落とし込んだ空間

甘すぎず、品良く愛らしい

神奈川県在住のyukinoさんご家族が暮らすのは、小上がりやロフトのある2階建て3LDKです。『ナチュラルカントリー』に憧れて建てられたというお住まいは、玄関からフワッと優しく愛らしいムードで迎えてくれました。白とウッドのカントリーらしい色合いに、アクセントを利かせるラベンダー色のドアが印象的。

ラベンダー色のドアの先は、広々と開放的なLDKです。天井の梁や家具、そこにあるひとつひとつの色やシェイプ、ディティールがカントリーというテーマに沿っていますね。yukinoさんの憧れへの丁寧なこだわりを感じます。

ナチュラルカントリーというと、なんとなく甘く可愛らしさに偏ってしまいそうな気もします。でも、yukinoさんの作るインテリアはどこかキリッと引き締まっていて、上品。そのポイントは黒アイアンが利かせる、さりげないアクセントにありそうです。時計や階段下のドッグゲージ、本当に少量を絶妙な匙加減で取り入れられています。ちなみに玄関を振り返ると、手すりやドアのディティール、小窓のステンドグラスにちらりと発見できますよ♪

そっと華やぐ、アンティーク調

品の良さのポイントは、主張控えめのアンティーク調のアイテムや家具の装飾にも垣間見えます。キッチンにフォーカスしてみましょう。カウンターに並ぶ雑貨にペンダントライト、厳選された魅せるアイテムたちの佇まいが、まさにそれです。白とウッド、そして優しいラベンダー色で醸し出す愛らしさに、大人の気品をまとわせていますね。

キッチンの内側も、インテリアとしての隙がありませんでした。パントリーの奥まで色、質感、装飾で絵になります。カントリー感のある収納棚のデザインが、多くを飾らないシンプルな眺めにそっと華やぎを添えているのも素敵。キッチンに集まる道具や生活感も、これだけの収納力があればスッキリ整頓できそうです。ここでも黒アイアンのアクセントが良い仕事をしています。

ゆるやかに溶け合う、実用と装飾

yukinoさん、ラベンダー色と同様、好みのナチュラルな雑貨や道具もところどころに散りばめられているのですが、やりすぎ感がありません。特に、バスケットや木製のアイテムは、ついつい何かに使えそう……と増やしすぎてしまいそうなアイテムの筆頭ですよね。その秘訣は、実用と装飾の使い分けの妙にあるのだなと、よくよく拝見すると気が付きます。

例えばこちらの棚なら、下段のバスケットはきっと小物収納です。でも、上段はディスプレイ。こうすると、インテリア性の高いバスケット収納の良さを、より自然に引き立てられるんですね。

ユーティリティーの収納も一部にバスケットを混ぜると、グッとナチュラル感やオシャレ度がアップします。収納の全部をバスケットでそろえるのは、コストやサイズ調整などの面で大変かもしれません。このようなアクセント使いなら、ハードルが少し下がるというのもうれしい発見です。実用性と装飾性の融合で、自然体を魅せるyukinoさんのテクニックはインテリアだけでなく、収納の可能性も広げてくれます。

yukinoさん宅は、ナチュラルカントリーをベースにしたインテリアも魅力的ですが、それと同じくらいご家族ならではの暮らしの面影も映えていました。笑顔が、道具が、好きなものが、すべてが活き活き輝く素敵な暮らし作りの今後もぜひ、お見逃しなく。

yukinoさん邸の間取り図

yukinoさん宅は2階建てリビングに小上がり、小屋裏にロフトのある3LDKの間取りです。リビングの一部が吹き抜けになっていたり、空間を仕切る壁に小窓が開いていたりと、全体の採光や見通しが良い造りになっています。ちなみにロフトへの昇降は、はしご式が一般的ですがyukinoさん宅は階段式です。そのため、3階の感覚に近い使い勝手なのも特徴。広さも7畳と、間取りの中でも最も広さのある空間なのだそうです。細部まで気づかいの行き届いた間取りからも、温かな家庭の雰囲気がいつも自然と全体に満ちるお住まいであることが伝わってきますね。