RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は明るく穏かな雰囲気が心地よい、ナチュラルなインテリアづくりをされているnkytさん宅のキッチンをご紹介します。
建売住宅を購入して11年が経ちます。子どもも成長し、現在は私と三男の二人暮らし。建売住宅ならではの好みではない部分を、どう自分らしくしていくか考えながらインテリアを楽しんでいます。今後は電気工事士の仕事を生かし、照明やスイッチなどにこだわっていきたいです。インテリアの楽しさに気づかせてくれたRoomClipの皆様に感謝です。
好きな物と会話を楽しむカフェ空間
nkytさん宅のLDKは、どこで過ごしてものんびりできる、リラックス感たっぷりのナチュラルな空間です。キッチンはそんな全体を見通せる対面スタイル。白や木の風合いを中心とした明るいコーディネートで、周りのインテリアとの調和も抜群です。まずはキッチンづくりのテーマやこだわりを教えてください。
「テーマは『会話の弾むLDK!』。 カウンターにスツールを置いたり、キッチンに背を向けないよう家具を配置したりしたことで、作業しながらでも会話が弾むキッチンができました。インテリアとしては、シンプルでも可愛さのあるカフェ風を目指しています。
こだわりは、キッチンがLDKに入るときに最初に見える場所なので、ごちゃごちゃさせないように気をつけていること。ワークトップには必要な物以外は置きません。また、キッチンツールなどは厳選した物だけ持つようにして量を抑えることで、自然と片付く収納にしています。ただ、お気に入りの物は見て・使って・愛でていたいから、コーヒー関連やスイーツなどは適度に飾って楽しんでいるんです。」
コミュニケーションが取りやすいレイアウト
なるほど、間取り図を拝見させていただくと『会話を弾ませる』ための工夫がさらによく見えてきますね。キッチンカウンターはもちろん、正面にあるリビングも、キッチンに対してひらけたレイアウトをされています。半円型のダイニングテーブルは、どこに座ってもキッチンやリビングに意識を向けやすそう。いつも誰かと自然に視線を交わせるから、会話も弾むのではないでしょうか。
ここからはnkytさんに挙げていただいた、キッチンのとっておきポイントを3つご紹介します。会話を弾ませる空間づくりのヒントも、すっきりとしたカフェスタイルの秘訣もギュッと凝縮していますので、要チェックです♪
キーワード1 好きな物は愛でながらも、しっかり使う
「好きな物は愛でたいので、本来なら園芸用としての棚に、大好きなコーヒー関連のアイテムやお茶などをディスプレイしています。そのすぐ隣にあるtowerのトースターラックの下に置いたバスケットにはコーヒーやパンをしまっているので、一連の準備や動作もスムーズ。見て楽しむだけでなく、実用性も忘れず大切に考えています。カウンターに置いたニトリのディスプレイラックには、コーヒーフィルターやカトラリーをディスプレイを兼ねながら収納中。このラック、両側から物が出し入れできるところが便利なんです。その日のスイーツを魅せる、デコホームのお気に入りのケーキスタンド、バナナも掛けられるマグカップツリー……色々とアレンジしながら日々楽しんでいます。」
キーワード2 道具を厳選して、ワークトップのすっきりを保つ
「キッチンツールや食器は、必要な量だけを残すように断捨離をしました。結果、使っていない物がない暮らしに。収納用品も必要最低限ですむようになったので、空き箱や100円ショップのケースを使って整理しています。ちなみに、掃除がしやすいようにワークトップにはなるべく物は置かないスタイルです。遊びに来た友人からは、『いつも何も置いてないけど、本当に料理してる?』って言われるほど(笑笑)」
キーワード3 会話の弾む暮らし
「キッチンづくりで一番意識したのは、『会話が弾む』場所にすることです。だから家具はキッチンに背を向けて置かないようにしています。友人たちとの宅飲みも、キッチンで作業しながらみんなと目を合わせられるので、会話が途切れません。カウンターの前にスツールを置いたら、中学生の三男も気に入ったよう。料理をしながら会話を弾ませています。そんなキッチンから見るLDK全体の眺めも大好きです♡」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください
「キッチングッズは便利で可愛い物や、素敵な食器、食材が多く、キッチンにはどうしても物が増えてしまいます。そこでおすすめしたいのが、収納サイズに合わせた引き算で物を厳選すること。使い捨てでもいい物と長く使える物を上手に区別しながら、シンプルに自分のペースで整えてみてください。楽しみながらやることで、自然と快適で作業のしやすいキッチンに変わっていくと思います。自分も家族も気持ち良く毎日を過ごせる家であることが一番ですよね。」
まとめ: 愛しいものを大切にする暮らしがいい
キッチンでは使用頻度の高い物ほど、すぐ手に取れる場所や目につく位置に置きたくなりませんか?そしてそれらが生活感になります。でもnkytさんは、その部分を好みの見た目と必要性で厳選しているから、生活感ではなくディスプレイとして成立させていました。さらに、暮らしに必要な好きな物だから、しっかり使います。使うことで物も生きるし、自分ももっと楽しい……実に豊かです。そして会話を弾ませるレイアウトも秀逸でした。キッチンからの開放的な眺めは、きっと家事のモチベーションも高めてくれそうですね。
家族や友人と過ごす時間、お気に入りのアイテムに囲まれる空間がある暮らしは、愛にあふれています。だからあたたかさがにじみ出るのかもしれません。キッチンを周りとのつながりが途切れない素敵な場所にしたいと考える方はぜひ、今回教えていただいた工夫やアドバイスを参考にしてみてください。
nkytさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!