
RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。
今回は、あたたかくもモダンに洗練されたインテリアづくりをされているrinsukeさんに、キッチンづくりのこだわりや工夫をお伺いしていきます。
穏かなモノトーン空間
rinsukeさん宅のキッチンは、凛としています。シンプルなモノトーンのコーディネートも、ノイズレスな収納や設備のデザインも、とにかくすべてが美しくモダン。まずは、そんな空間づくりのこだわりから教えていただきました。

「ベースに穏やかなあたたかみを感じられる茶系を取り入れながら、全体的にモノトーンで統一しています。」
フラットカウンターを採用した対面スタイル

なるほど、モノトーンだけだとどこか冷たく、無機質な印象が強く出てしまうことがありますが、有機的な印象のある茶系をそこに組み合わせるとぬくもりや穏やかさといった魅力をプラスできるんですね。無駄を削ぎ落とし洗練していくなかでこそ、そうした柔らかさのようなものが大切になるのではないでしょうか。
また、rinsukeさん宅のキッチンはリビングを横目に捉えつつ、ダイニングに対面したカウンター型です。段差のないフラットなカウンターは、食事をとったりお茶を楽しんだりするのはもちろん、たくさん作った料理を並べて運んでもらうというのも楽にできそう。家族が集まり、視線も向きやすい場所だから、美しさばかりでなくほっと安心できる佇まいであるのはやはり良いですね♪ここからは、そんなキッチンの見どころを3つご紹介いただきながら、さらにその魅力を紐解いていきます。
キーワード1 宙に浮いたような圧迫感のない佇まい


「キッチンを外側から眺めると、足元の部分がなく、まるで宙に浮いているように見えます。本当は足元が黒色で目立たないデザインというだけなのですが、これによりキッチンそのものの圧迫感が減っているように感じています。」
キーワード2 シンプルに落ち着く3色で構成する


「キッチンは大きな家電や家具を含め、白と茶色、グレーの3色で構成しています。LDK全体の落ちついた印象に、合わせられたと思っています。」
キーワード3 なるべく物を置かず、清潔を保つ



「全体がフラットなデザインのIHコンロです。この掃除がしやすいデザインを活かすため、なるべく周りに物を置かないことや片付けを徹底しています。」
キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

「逆に私がアドバイスをもらいたいです……。自分の色を出すって難しいですね。どんな機能を求めるか、好きなデザインは何か、そんな風にひとつひとつ理想を具体的にイメージできたらいいなと思います。」
まとめ: まずは、軸を決めてみる

rinsukeさん宅のキッチンは凛とシンプルですが、そこには確かに使い手の個性や『らしさ』があります。好きな色、心地良いと思うバランス、そして好きなもの……。でも、自分や家族のことでも意外とその本質をピンポイントで見極めることは難しいように感じます。だからまず、ブレない軸をひとつ見つけるのはいかがでしょうか。色や素材の組み合わせかもしれません、収納の仕方かもしれませんし、コミュニケーションのとりやすさや作業の快適性かもしれません。きっと、人それぞれに一番大切にしたいことは異なります。その軸を決めたら、また他のこだわりを突き詰めて、ゆっくりと周りを整えてみるのが良さそうです。そうしていくうちに、rinsukeさん宅のような美しくもあたたかく、すっきりでも『らしさ』を持った素敵なキッチンに仕上がっていくと思います。
rinsukeさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!