「収納力と機能性を奥に秘めた、シックな壁付I型キッチン」 by han-aさん

「収納力と機能性を奥に秘めた、シックな壁付I型キッチン」 by han-aさん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、モノトーンと深みのあるナチュラルな素材を基調としながら落ち着きのあるシンプルなインテリアづくりをされているhan-aさんに、キッチンへのこだわりや工夫をお伺いしていきます。

2023年11月に注文住宅で家を建てました。夫とのふたり暮らしを満喫してます。共働きのため『いかに面倒を減らすか』を考えて、家事動線に適った間取りにしました。これから数十年、飽き知らずでいられる好きな空間を更新し続けていけたらと思います。

風通しの良い、すぐ立ち寄れる場所

han-aさん宅のキッチンは、ダイニングとの調和が抜群にとれたシックな雰囲気の空間です。すっきりと整頓されていて生活感が抑えられている様子も、飾り棚に並ぶ食器や調理器具がキッチンらしさとインテリア性を両立しているのも魅力的。まずは、素敵なキッチンのテーマや大切にしていることから教えていただきました。

han-aさん

「テーマは『アクセスのいいキッチン』です。そのこだわりのひとつとして、壁付けキッチンを採用しています。すぐ後ろにダイニングテーブルがあるので配膳が楽にできるのはもちろん、作業台としても使えるのがとても便利です。また、隣りをリビングにしたことで料理中も家族と会話ができ、忙しくしているとその様子が見えるため、察して協力してもらえます。LDKが仕切りなくひとつの空間になっているから、家族を近くに感じられて、作業中も寂しくありません。なによりどこからでもアクセスしやすいので、何かしながら『ついでに』とキッチンに立ち寄ることもできます。」

さらりと家の中心にあるキッチン

なるほど、そのこだわりは間取り図を拝見するとより詳しく見えてきますね。まさしく暮らしの真ん中にレイアウトされたキッチンは壁付I型だからこそ、良い意味で存在感が希薄です。さらりと日常の眺めの中にいつもある……そんな場所なのではないかなと感じました。空間を共にするダイニングやリビングはもちろんですが、玄関や洗面・浴室、ファミリークローゼットとの連携も抜群に良さそう。買い物帰りもスムーズなら、洗濯中『アッ』とキッチンに用を思い出してもすぐに対応できるって快適です。

ここからはhan-aさんに選んでいただいた見どころをもとに、その魅力の秘訣やキッチンを楽しむ工夫を紐解いていきます。『壁付I型はオープン過ぎて日々の管理が大変?家族に背を向ける形だと作業中寂しい?』こんな疑問の答えや解決策もたくさん登場しますので、お見逃しなく♪

キーワード1 インテリアの一部として、落ち着く雰囲気に

han-aさん

「キッチンを壁付けにしたことで、LDKを仕切りのないひとつの空間にすることができました。だからこそ、キッチンも色合いや質感にこだわってコーディネートして、落ち着ける雰囲気にまとめています。」

キーワード2 使い勝手良く、好きなものも楽しめる飾り棚

han-aさん

「キッチンの上には、主に食器をしまうための飾り棚を付けました。料理中もすぐに食器の準備ができますし、片付けも楽ちん。大工さんに頼んで、下の段の奥の方まで手が届く高さに調整してもらっているので使いやすいですよ。キッチンが丸見えだから、ここに並ぶ食器たちはインテリアとしても活躍中です。おかげさまで、食器にもぼちぼちこだわるようになりました。ちなみに上の段には趣味のものを飾ってます。推しグッズをしまっておくのはもったいないので、飾って毎日眺めては満足しています。」

キーワード3 生活感は壁でつくった見えない位置へ

han-aさん

「全てがオープンだと、どうしても生活感が気になります。そこで、家電やゴミ箱が視線に入らないようにダイニングテーブルの横に壁をつくり、その向こう側にカップボードを配置しています。またちょうどその向かい側にくる冷蔵庫や冷蔵庫横のパントリーも、壁のおかげでダイニング側からはほぼ見えません。個人的に、カップボードにものを置く癖があるため、このレイアウトは大助かりなんです。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

han-aさん

「家づくりにあたっては、どんなものを置きたいのかをネットやインテリアショップ巡りをしてたくさん調べました。ひとめ惚れするものやいいなと思うものは、本当にたくさんあります。その中でも『これ絶対置きたい!』と譲れないものと出会えたら、それが似合うスタイリングが自然と家やインテリアのテーマになっていくのではないでしょうか。ぜひ、まずは出会うことから楽しんでみてください。また間取りを後から変えるのは大変なので、慎重に決めていくのがおすすめです。」

まとめ: キッチンと背面の関係は平行が全てじゃない

han-aさん宅のキッチンはすっきりと洗練されていました。壁付I型のシンプルさもありますが、それだけではありません。通常、キッチンと平行または延長にレイアウトしたくなるカップボードの配置が巧みでした。本体よりも横にスライドさせて配置し、壁で隠すことで、メインの収納や存在感のある家電を見事に視界からオフされていましたね。さらにその壁がつくり出す『見えにくい位置』に冷蔵庫やパントリーもあるから、キッチンの機能を損なうことなく、視覚的な無駄を省けるとは目から鱗!

壁付I型のキッチンは、他のスタイルよりも省スペースで機能的なキッチンにできることもあり、注目されている方も多いのではないでしょうか?そのネックとなる、オープン過ぎる問題も、han-aさんのアイデアを知っていれば解決できます。ぜひ、シックなインテリアづくりと併せて参考にしてみてください。


han-aさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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