「使いやすく美しい。しっくり落ち着く、最高の作業スペース」憧れのキッチン vol.62 Hito-95さん

「使いやすく美しい。しっくり落ち着く、最高の作業スペース」憧れのキッチン vol.62 Hito-95さん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

時にインダストリアルに、時にナチュラルに、しっくり落ち着く住まいづくりをされているHito-95さん。今回はそんなHito-95さんの、美しくも機能的、そして味わい深いキッチンをご紹介します。

窓やバルコニーから平野を一望できる眺めの良い立地に2012年 竣工 高台にある家の窓の小さな灯りは、仕事帰りの車からも見えて帰路を和ませてくれます。 あまり人が居ない家なので、なおのこと帰りたくなる家づくりを… 休みの日はインテリアの妄想を爆発させてるか、掃除や料理、庭のことなどをしながら 家のどこかをいつもつつき回しています(笑)

感性に従って育む、ワクワクを誘う"作業場"

Hito-95さん宅のキッチンは、飾らず、隠さず、丸裸……でも見ていて落ち着く、まるで小さな厨房のような空間です。生活感はきちんとそこにあるのに、雑然とするどころかむしろスタイリッシュ!まずはHito-95さんなりの、キッチンづくりにおけるこだわりや、意識していることについてお聞きしてみましょう。

Hito-95さん

「キッチンはこうでなければならないというルール決めは、あえてしていません。 今のその時の、自分の気分や感性に従っているんです。 キッチンは物が多い場所なので、色が氾濫して雑然と見えないように引き算の方向で、なおかつ人の動きや匂いが感じられる使いやすい空間作りを目指してます。

例えば 車を整備するコクピット、カフェやレストランの厨房、下町の職人の工房、画家や陶芸家のアトリエなど ……プロフェッショナルがインテリアなどを毛頭考えずに生み出す空間は、整然としたモデルルームより断然ワクワクさせられます。 だから、『何を作るの?何が出来るの!?』というような期待が膨らむ、人間臭さがあるキッチンを意識していますね。」

潔く、ありのままが美しいキッチン

Hito-95さん宅のキッチンは、LDKの入り口に位置するオープンなペニンシュラタイプです。無骨なステンレスキッチンをありのまま設置した気持ちの良いほどシンプルで、潔いスタイルが魅力的。そして不思議なのが、生活感を隠している印象がないのに、心地よくそして、美しくモノが落ち着いている点です。どのような工夫や気配りをされているのか気になりますよね?早速、Hito-95さんのキッチンの特徴と魅力について迫っていきましょう。

キーワード1 心地よく統一されたトーン

Hito-95さん

「素材は木製品、ステンレス、ガラス、そして色は落ち着いたニュートラルカラーでまとめることで、空間としてのトーンを統一させています。 自分が好きなマテリアルを絞り込んで揃えていくと自然と空間は整う気がするんです。 それに、ある程度ベースカラーを抑え目にしていると、差し色もより活きてくるように感じます。」

キーワード2 傷や汚れが味になるステンレスフレーム

Hito-95さん

「厨房のような雰囲気を持たせるために、金属の塊のようなステンレスフレームのキッチンを選びました。 キッチンは作業スペースなので、ガンガン使って傷や汚れもカッコよく経年変化していく素材をを望んだ結果です。 実は当初、施工会社が提案してくれたのは生活感を隠すタイプの真っ白なキッチンだったんです。でも、 清潔さを保つのに非常に神経を使いそう……、美しいとは感じましたが、自分の性には合わないと思い、丁重に却下させて頂きました(笑)」

キーワード3 奇をてらわない、普遍的な物選び

Hito-95さん

「流行りを追うのではなく、自分が本当に好きな物をとことん追求するのが一番と考えています。だから、キッチンアイテムを選ぶときは、奇をてらうのではなく、長く愛せる自分にとって普遍的なものを探すようにしています。 お気に入りでキッチンを武装すれば、家事がシンドい日も少しだけ頑張れると思いませんか? キッチンは主婦(主夫)の戦場ですから、選び抜いた最強アイテムで突入すべきかと……(笑)」

なるほど、全体のトーンを色だけでなく素材でもまとめることで、空間全体がストンと落ち着くんですね。好みのモノにしても、ある程度トーンの方向性が決まっているとスムーズに選び取っていくことができます。また、作業スペースだからこそついてしまう、傷や汚れも味わいとして楽しんでいくという発想もとても素敵です。ここからは、Hito-95さん流の使いやすさと美しさを兼ね備えたキッチンを作るコツについて、詳しく伺っていきたいと思います。キッチンの収納を活用しきれない、結局よくつかうものは出しっぱなしで散らかってしまう……なんてお悩みの方も必見のアイデアですので、参考にしてみてください。

実用性と美しさの両立させる3つのコツ

その1 "ミニマルアクション"を叶える配置づくり

Hito-95さん

「全ての物がワンアクションで出し入れできる機能性を前提に、インテリア性と動線を含め併せて配置しています。 『多くても2つの動作で出し入れを可能にすること』を心がけるのが使いやすさのポイント。 ウチの場合は、振り返る、もしくは引き出しを開ければ大概の物が手に取れるようになっています。 作業中に必要なものがスッと手に取れないのはストレスそのもの!横着な私にとっては致命的なんです……(笑)」

その2 全てのモノに"居場所"を作る

Hito-95さん

「キッチンツール、食器、カトラリー、調味料……キッチンにある全てのモノの居場所を決め、そこから溢れるものは手放す! この2点を徹底しています。

でも、気がつくとスペースを詰めて無理やり入れ込んだり、取りあえず置きをしたり、なんてこともなくはありません。案外簡単なコトのようで、これがけっこう難しいですね……。」

その3 厳選した"不必要"で飾る

Hito-95さん

「キッチンは作業スペースであるからこそ、モノが多くなりがちです。なので基本的には、引き算の法則でコーディネートを考えています。でも、引いてばかりではつまりません。 季節の花やグリーン、自分のテンションがあがる逸品を、厳選してごくわずかに置くようにしてます。本当はそこになくても良いものが、ほんの少しあるから、空間に余裕や抜け感が生まれると思うんです。不要なもので溢れかえるのは不毛ですが、遊び心ゆとりまでは断捨離しないようにしています。」

最後にキッチンをもっと素敵にするためのアドバイスをいただきました

Hito-95さん

「自分が好きな物、心地良い空間をとにかく探求し続けることが大切だと思います。 私は考え過ぎで知恵熱を出し、周囲から『何をそんなに悩んでるんだ……?』と冷たい視線を浴びることを、お構いなしでやり抜くのが毎度のこと(笑) もちろん自分自身でさえ嫌気がさして丸投げ、何日も放置することも多々あります。 でも例え心が一時離れても、好きな事に対しては活力とアドレナリンが必ず帰ってくるんです。だから、『ノった時に動けばいい』というゆるいスタイルでインテリアも楽しんでます。 現在はインテリアの方向性も多岐に渡ってますが、自分が心地良く満足する空間作りが出来たら、それは塩系でも砂糖系でもジャンル問わず正解だと思っています(笑) 人がどんなに良いと言っても、自分自身がしっくりこなければ何の意味も成しません。インテリアはその人自身だと考えています。だから是非、自分だけのしっくりを見つけてみてください。」

まとめ: 使いやすく考え抜かれた空間は、見た目にも心地よい

必要な場所に必要なモノを置く。使う時に使いやすい所にモノを置く。こうした実用性をとことん追求すると、自ずと見た目にも整った配置になるんですね。ミニマルな動作で作業を進められるキッチンは主婦にとって正に理想形。また、増えがちなキッチンアイテムの増え過ぎを抑制する、"居場所"というキャパを設ける工夫も参考になります。

人それぞれ、憧れのキッチンスタイルがあると思います。でも、憧れと自分らしさがイコールとは限りません。今回教えていただいた、コツやアドバイスを参考に自分らしくしっくりと落ち着くキッチンのカタチを見つけてみてください。そして、Hito-95さんのように、ほんの少しだけ"不必要"で息を抜く"遊び心"を取り入れて、キッチン作りをもっと楽しんでみませんか?


Hito-95さんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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