ワックスペーパーの紙片に、ドライにした植物をひとつひとつ丁寧に選んで、貼っています。文字を添えて標本風にアレンジして、並べ方にもリズムがあって楽しげです。どこか懐かし気なたおやかなたたずまいで、打ちっぱなし風の魅力的な壁ともなじんでいます。

レトロさが感じられる額装した標本たち。木枠の経年変化風のよごしがこなれています。洋書のワックスペーパーに植物を貼りつけて、立体感が出ているところがポイントです。向きを変えて、変化を見せています。

ラベンダーの押し花を額装してラベルを添えれば、標本風にでき上がります。額の重厚な品のよさにラベンダーの動きや色が整っていて、格調高さが出ています。壁やお部屋の雰囲気が変わりそうですね。

書籍から標本に似合うページを切り取って、額装して植物標本風に飾る方法もあります。手前にはビンに入れたドライフラワーを入れて、合わせ技で科学室を連想させるコーナーができ上がりました。洋館の一室のようでもあります。

ミモザやユーカリをボトルにつめた、ボトルドフラワー。ユーカリの葉に文字を書いてタグにしているところもポイントです。こうして箱につめて紐で結ぶと、贈り物のようにも見えますね。参考にしたいところがたくさんあります。

アジサイやミモザ、花かんざし、ペッパーベリーなど、ドライフラワーにしたときに綺麗に色が残って、形も美しい花材を使って標本にしています。木箱の背面を黒にしたところがポイント。白い文字が映えます。箱の中へのおさめかたも、バランスを考えて構成されていて、まとめて飾ると見ごたえがあります。

古代から伝わった貴重な宝物のように、どこか乾いたような肌ざわりを感じるコーナーです。中央下の黒いクリアなフレームには、ドライにしたレースフラワーが標本のように閉じこめられていて、コーディネートに磨きがかかっていますね。

ハーバリウムは、もともと植物標本という位置づけなのですが、最近はインテリアとしての地位が確立されつつあります。背の低めの太いボトルに淡いグリーンをメインにしてオレンジを入れた、さわやかな作品になっています。ブルーの細いリボンで締めているのも、バランスがよく可憐です。

フレームをリメイクして、中によごしを施した洋書をはさみこみ、添えるようにしてドライにした植物を左と右下に飾っています。やさしい空気感が癒しの空間を作っています。流木に、かごやドライにする植物をつるして、お友だちの作品にも囲まれた素敵なディスプレイです。

年代を感じるペーパーバックが並ぶ棚。鳥かごと窓枠が並ぶ、ヨーロピアンなナチュラルさを感じる佇まいです。植物標本をフレームに入れて、並べて飾ると、壁面はにぎやかでいて、やわらかな、懐かしい空気を感じます。

落ち着いたリビングにはグリーンがそこかしこに。天井や壁からもドライフラワーが飾られています。右の壁に流木をつるしているコーナーの下のディスプレイ。植物標本を並べて飾られています。自然を愛する心が伝わってくるコーディネートですね。