「暮らしも心も整える。収納を自然体なインテリアの一要素にする工夫」 by mariattiさん

「暮らしも心も整える。収納を自然体なインテリアの一要素にする工夫」 by mariattiさん

RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。

今回は、暮らしやすさとぬくもりいっぱいの空間づくりをされているmariattiさんに、自然と日々に溶け込む、ストレスのない収納づくりのコツをお伺いしていきます。

今回教えてくれたユーザーさん♪

2020年1月、木をたくさん使った木造3階建てのお家ができました。DIYが好きな夫は、自分でつくり上げるための余白をあえて残しています(壁紙とか)。4月に新しい家族が誕生し、わちゃわちゃながらも奮闘中。近い将来、1階スペースでお菓子屋さんを開業予定です。

空間デザインの一要素と捉えた収納

mariattiさん宅は、木のぬくもりが充満する、落ち着いた安らぐ空間です。とてもスッキリとコーディネートされていますが、収納はオープンスタイルが多いことに気が付きます。整頓されたものが見えていることもまた、『スッキリ』という印象につながるんだなと、拝見していて感じました。そこで気になるのが、どのようなことを意識し、大切にしながら収納づくりをすると、空間の印象を邪魔しない整理整頓ができるのかかということ……。まずは、その辺りからお伺いしてみましょう。

mariattiさん

「収納は、単にものを詰め込む場所ではなく、空間デザインの一要素だと考えています。そのため、収納するための棚やボックスも部屋の一部になるよう、サイズをしっかり測定してから購入することを心がけています。」

mariattiさんの収納づくりは、隠すことや見せないことにとらわれるのではなく、『どうすればものも人も落ち着くのか』を大切にされているように感じます。それは、見た目のことであり、使い勝手のことでもあるのがポイント。だからこそ、使用されている収納ツールからは、デザインにも機能にも、こだわりが見えます。また、散らかりやすいものの、逃げ場・行き場を決めているから、家族がものを見失うことが少なそうなのも素敵です。

収納は空間デザインの一部とmariattiさんは捉えます。むしろ、雑多をクリアにし、時にディスプレイの役割も担う収納は、空間デザインの基礎と言っても過言ではないのかもしれません。ぜひ、ストレスなく快適な環境とルールを見つけるmariattiさんの収納スタイル、参考にしてみてください。

快適な日々と空間に溶け込む3つの収納メソッド

その1 壁を収納スペース化する

mariattiさん

「私の家は最近新築したばかりの注文住宅ですが、建付けの収納は多くありません。広いとはいえない敷地面積の中で、日常空間の最大化を優先したためです。限りあるスペースの中で、いかに収納するかを考えた時、部屋の壁面を使い、できるだけ壁の一部として見せられる収納にすることにたどり着きました。全方位の壁を収納スペース化するとうるさく感じますので、一面に絞ることでスッキリさせています。」

その2 小物は箱の中にしまう

mariattiさん

「日々暮らしていると、毎日使うようなちょっとした小物は、つい出しっぱなしにしてしまいます。しかし、それが重なることで部屋がとっ散らかり、雑然とした状況が生まれると思うんです。ここでのポイントは、丁寧にしまうことではなく、投げ入れても突っ込んでも良いから、とにかく都度しまって収めることです。」

その3 収納の中を仕切る

mariattiさん

「大きな収納スペースを仕切ることで、小物からかさばるものまで、様々なサイズのものを入れることができます。大きすぎる収納スペースは、置き場所がブレがちなので、ものの住所を確定するためにも、仕切ることをオススメします。」

オススメの収納アイテム

ITEM無印良品のポリプロピレンファイルボックス スタンダード
PRICE990円(税込)

似たようなファイルボックスは他からも出ていますが、無印良品のこの商品は質感がよく、ややグレーがかっているので落ち着いて見え、高級感もあります。実際、類似品よりも値ははりますが、インテリアとして考えれば、まったく気になる値段差ではありません。

販売サイトで商品を見る

最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

mariattiさん

「目に見える場所を、ごちゃごちゃさせないことが大事だと思います。ちょっとしたごちゃごちゃが増殖すると、たとえ無意識であっても心まで雑然としてしまい、快適さが損なわれます。かといって、四六時中整理するのも疲れます。だから、目に見える小物は片っ端から収納ボックスに入れてしまいましょう。収納ボックスの中の整理は、年に1回くらいがちょうどいい、そんな感覚でも良いのではないかと思います。

また、床にものを置かないようにするのも効果的だと感じます。床にものがあると掃除のときにどかす必要もあり、手間もかかりますよね。 例えば我が家では、バッグ類はS字フックで階段の手すりにぶらさげておきます。(見栄えの良いものではないので、来客があるときは別の場所に移動させます)」

そこにあるのが当たり前になる、自然体をつくろう

mariattiさんの収納づくりは、隠すことや見せないことに捕らわれるのではなく、『どうすればものも人も落ち着くのか』を大切にされているように感じます。それは、見た目のことであり、使い勝手のことでもあるのがポイント。だからこそ、使用されている収納ツールからは、デザインにも機能にも、こだわりが見えます。また、散らかりやすいものの、逃げ場・行き場を決めているから、家族がものを見失うことが少なそうなのも魅力です。

収納は空間デザインの一部とmariattiさんは捉えます。むしろ、雑多さをクリアにし、時にディスプレイの役割も担う収納は、空間デザインの基礎と言っても過言ではないのかもしれません。ぜひ、ストレスなく快適な環境とルールを見つけるmariattiさんの収納スタイル、参考にしてみてください。


mariattiさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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