「カフェのように心地よく空間に溶け込む、北欧×モダンなアイランドキッチン」 by fuwari__17さん

「カフェのように心地よく空間に溶け込む、北欧×モダンなアイランドキッチン」 by fuwari__17さん

RoomClipユーザーの素敵なキッチンを紹介する「憧れのキッチン」連載。

今回は、優しく爽やかに、北欧ナチュラルなインテリアづくりをされているfuwari__17さん宅の、スッキリとインテリアに溶け込むキッチンをご紹介していきます。

O型マイペースなアラサー主婦です。2017年冬に、念願のマイホームを建てました。 田舎暮らしをしながら、夫の家族と敷地内同居しています。 いつも何かに追われながらの生活ですが自分や家族が、ほっとひと息つける暮らしを心がけています。好きなもの『カフェ巡り・コーヒー・北欧インテリア』instagram @fuwari__17

バランスよく圧迫感のない、お気に入りのLDK

fuwari__17さん宅のキッチンは、木のぬくもりにたっぷり包まれた、明るく心地よいカフェのような雰囲気です。取っ手のないスッキリとした箱型の吊戸棚や、背面壁を利用したディスプレイ、カップボードに余白を持って並ぶ家電までもが、インテリアの一部として美しくあります。照明のブラックで、穏やかな雰囲気にキリッとスパイスを加える匙加減も絶妙です。どのようなことを意識し、こだわって、このキッチンは生まれたのでしょうか。まずは、気になるその辺りからお伺いしていきます。

fuwari__17さん

「ウッドワンのアイランドキッチンを主役とした、『北欧ナチュラル×モダン』なキッチンです。リビング側から見た、LDK全体のバランスと景色にこだわりました。オープンにしたことで、圧迫感がなくLDK全体が広く、フラットに見えます。また、背面のブルーグレーの塗装は主張しすぎず、なおかつ小物を引き立たせてくれるので、とても気に入っています。

動線の上でも、ダイニングと横並びにしたことで、配膳・片付けも楽です。料理が好きな夫とキッチンに立つ時、子どもと作業する時もスムーズに動くことができます。このレイアウトにして良かったなあと、日々実感しています。」

ゆるやかで快適な三位一体

キッチンは、一体型のLDKにした場合でも、リラックスする場であるリビングやダイニングと明らかに差が出るものです。生活感もあれば、刃物や水、火を使う場所なのでそれは、致し方のないことではないでしょうか。けれども、fuwari__17さん宅のアイランドキッチンは、そんなことものともせず、LDK全体の調和にこだわり、さっぱりと無駄のない佇まいにデザインされているのが印象的です。その秘訣は収納にあるかもしれません。背面の大容量のカップボードと圧迫感のないアートピースのような吊り戸棚、そして飾り棚という、それ自体も絵になる収納が、キッチンのあらゆる要素をそっと包み込んでいるよう。

でもまだまだ、素敵なキッチンには秘められた魅力がたくさんあるはずです。ここからは、fuwari__17さん一押しのポイントにフォーカスしていきます。インテリアに映えるキッチンはどうしたらつくれるの?オープンスタイルだからこそ、圧迫感を少しでも取り除いてつくりたい……こんな風にお考えの方は特に必見です。

キーワード1 色と収納にこだわった、好きなものが映える空間

fuwari__17さん

「トレンドインテリアも取り入れつつ、実用性も考えながらキッチンづくりをいています。ポイントは、趣味で集めている器や暮らしの道具ひとつひとつが映えるように、ブルーグレーの塗装仕上げにした背面壁です。収納は、頻繁に使うものと眺めていたいものを、オープンシェルフと吊り戸棚に分けています。こだわった甲斐あってか、恥ずかしながら、初めてわが家に来る身内や友人からは『カフェみたい!』と褒めてもらえることが多く、嬉しく思います。」

キーワード2 レンジフードがないから、圧迫感もなくさっぱり

fuwari__17さん

「我が家のキッチンには、レンジフードがありません。理由は、オカトミの地中熱を利用した、24時間換気システムを採用しているからです。住宅自体がZEH高気密・高断熱(c値0.22cm/m2)なので、計画換気が重要。 LDKや部屋にある床面排気口から、ダクトを通して汚れた空気が排出される仕組みです。LDKには排気口が4つあり、臭い残りを感じずにすんでいます。掃除の面でも、厄介かつ大物のレンジフードがないだけで、かなり楽に感じます。」

キーワード3 キッチンと印象を揃えた家電と、表裏の印象を遊ぶ工夫

fuwari__17さん

「家事の中でも、特に後片付けを面倒に感じてしまう私です。食洗機は、鍋まで洗える大容量のミーレを取り付けました。 45cmタイプを使用してますが、4人家族でも十分な容量です。ドア面材もウッドワンスイージーのオーク材にして、キッチンと統一感を出しました。

もうひとつ、この写真から分かるちょっとしたこだわりがあります。それが、黒のアイアン取っ手。キッチンの表と裏の印象をそれぞれ変えたいと思い、作業する側にだけ黒のアイアン取手を選んでいるんです。夫セレクトです。」

キッチンをもっと素敵にするためのアドバイスがあれば教えてください

fuwari__17さん

「インテリアの面では、色味や雑貨に統一感を出すと、心地良い空間になるのではないかと思います。また、飾りすぎない『引き算』を意識することを私自身、心がけています。ものを置きすぎないことで、自然と掃除も楽になるということに気がつきました。

あとは、家族の意見も聞いてみると良いかもしれません。自分にはないアイデアや、改善点を教えてもらえることがあるかも……。 私は今、ものの住所の表示づくりと、それを家族に周知できるよう試みているところです。」

まとめ: 見て欲しくなる、自慢の空間へ

かつての日本のキッチンは、独立型が主流でした。その家の舞台裏として、人目には触れない……そんな存在だったかもしれません。でも、現代の欧米風のインテリアが馴染みだした暮らしの中では、オープンスタイルが増えつつあり、キッチンづくりへの注目度は高まっています。fuwari__17さんのキッチンは、そんな見せるキッチンのお手本と言える佇まいでした。

動線に優れたアイランド、背面でスマートにカバーする収納力、圧迫感のない吊り戸棚にレンジフードレスという新しい形の提案。ひとつひとつのピースが、LDK全体に心地よく作用し、インテリアとしてキッチンを溶け込ませています。また、キッチンの表裏で印象を変える、さりげない遊びも粋でしたね。ぜひ、fuwari__17さんのアイデアやアドバイスを参考に、思わず人に見て欲しくなるキッチンを目指してみてください。


fuwari__17さんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!

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