金継ぎは割れた箇所を目立たせて景色として楽しむ趣向です。mar.333さんが見せてくださったお皿には、金継ぎがあるものとないもの、それぞれに違った良さがあることがよくわかります。ときにはお皿の値段以上の金額がかかってしまうこともありますが、直しながら長く使えることで愛着も増しますね。

淡いピンクのガーリーな器の修復にも金継ぎはとてもよく似合います。右手前のピンクのソーサーは、nekohigeさんがうるしの代わりにエポキシ樹脂で線を描いて、砕いた金箔を蒔いたものだそうです。金色の曲線が良いアクセントになっていて、お気に入りの器をよりオリジナリティあふれる魅力で楽しめますね♡

ウスハリグラスを金継ぎしたtsuuu33さん。透明のグラスに金の模様が映えて、新たなセンスをプラスしてくれています。この線模様も偶然の産物と思うと感動しますね。海で拾ってきた流木とドライエアプランツを入れて、ぬくもりあるアンティークな雰囲気のインテリアアイテムとしてまとめています。

aaniさんは、落として割れてしまった円形のインセンスホルダーをKintsugi Repair kitで修復しました。インセンスホルダーのデザインと色合いが金の線模様にぴったりです。金に輝く小枝がハラリと添えられているような見た目です。想像していたよりも良い仕上がりになったとご満足されたそうです。

ナカムラクニオ氏の「金継ぎ手帖　はじめてのつくろい」という本で金継ぎを勉強したというmoco2_homeさん。作家物のお皿を割れることを怖がることなく、お子さんと一緒に日常生活で使えるようになったそうです。壊れても直しながら物を大切に使うことを、次の世代にも伝えていける良い機会になりますね。

soleilさんは、以前はプロの金継ぎ職人に器を修復してもらっていたそうですが、きっかけがありご自身で修復をすることを決意したそうです。金継ぎの講座で勉強をし、道具を買って修復する作業は楽しかったそうです。物と丁寧に接する時間は至福でしょう。金継ぎした箇所は器の良いアクセントになり魅力が増しますね。

お母様の思い出のマグカップを金継ぎで修復したayasmaさん。うるしを主な材料として金継ぎすることで、お値段を抑えめに修復を依頼することができたそうです。金継ぎでできた模様が良い味になっています。大きく割れていたマグカップも、また使える状態に戻りました。大事なものがよみがえる喜びは計り知れません。

yuuco.tさんが制作し、3日で割れてしまったというブルーのきれいなお皿。なんとフリマアプリを通じて金継ぎ職人と出会い、修復を依頼したそうです。皿の中央に絶妙な曲線を描く金継ぎの模様は、割れる前に増しておしゃれさがあると感じているそうです。金とブルーのコントラストが美しい一枚ですね！

割れてしまった自作の和食器を、職人のご友人に依頼して金継ぎしてもらったkana.5734さん。一度は割れてしまったけれど、とても愛着のある一枚になっているそうです。手作りのおやつを乗せて盛り付ければ、金継ぎの模様が見え隠れして、ほっこりとやさしい雰囲気をかもしだしてくれています。

kaikochanさんは初めて金継ぎを依頼しました。どんな風に戻ってくるのかドキドキした気持ちで待っていたそうです。新しい器を買うことよりも、ご家族が使ってきた歴史のある器を金継ぎして使い続けていくことを選びました。器が戻ってきたとき、想像以上の仕上がりに喜び、新鮮な魅力を感じたそうです。