RoomClipユーザーの収納に関するtipsを紹介する「収納のコツ」連載。
今回は、エレガントな雰囲気が満ちるインテリアづくりをされているhauzarさんに、収納のコツを教えていただきます。隠した先もエレガントに見せる収納のテクニックは、どれも日々を快適にするものばかり。さっそくチェックしていきましょう。
今回教えてくれたユーザーさん♪

夫婦と息子ふたりの4人家族です。2020年にマイホームを建築しました。インテリアや収納については、毎回ものすごく悩みます。時には迷子になりながらも、皆さんの投稿を参考に勉強させていただいております。物をきちんと整列させたり、シンデレラフィットさせたりといったことが大雑把な性格ゆえに苦手です。とりあえず物を持ちすぎないということを、常に念頭においています。
隠した先も、心に負担のない状態がいい

hauzarさん宅は、華やかなディティールを上品に楽しむエレガントな空間です。多くを飾らず、家具や照明といった必要で魅せるインテリアづくりが特徴。そして、それらの佇まいを生活感で邪魔する素振りがないのも印象的です。その秘訣は間違いなく収納に隠されていると思うのですが、どのようなことにこだわり、どういったスタイルを実践されているのでしょうか。まずは、その辺りからお伺いしていきます。

「なるべく生活感を出したくない私は、隠す収納を基本としています。でも、収納内であっても開けたときにごちゃつきを感じると気になってしまうタイプ。そのため、隠した先の見た目も気にしつつ、ストレスやプレッシャーも感じない、モチベーションの上がる収納を心がけています。」
収納内をすっきりさせることのメリットは頭で理解していても、つい人目につかないことを理由に疎かにしてしがちなところです。少しずつ乱れてくるのを見て見ぬ振り……という方も多いかもしれません。そして、乱れが積もるほど『片付けなきゃ』、そんなプレッシャーがストレスとなって肩にのしかかってくることもしばしば。
ここからは、そんな負の連鎖の断ち切るヒントになるhauzarさん流の、収納内の整え方をご紹介していきます。収納内がキャパオーバーしがちという方や、収納内が人目につきやすいレイアウトなのか悩みどころという方も必見です。
自分好みで気分が上がる収納内のつくり方3つ
その1 見やすさ、取り出しやすさを重視する



「扉を開けたとき、ひと目で何がどこにあるのかを把握できること、そして簡単に取り出せることを大切に考えています。物や使用頻度に合わせて臨機応変に、立ててみたり、そのまま置くだけにしたり、アクション数を減らす工夫をしているんです。こうしておくことで、『出すのが億劫……何がどこにあるのか分からない!』と、奥の方に物を眠らせたきりにするのも防ぐことができます。」
その2 収納道具はリーズナブルに、見た目も楽しむ


「基本的に収納するのに使うものは、リーズナブルでどんな用途にも対応できる100均の物を愛用しています。その中でも、お気に入りの瓶を使ったり、BOXの色を組み合わせたりして楽しんでいます。」
その3 定期的に見直しをして、いい状態を保つ


「部屋が散らかるとストレスを感じます。収納場所も同じです。そこで私は、収納内の要不要の見直しや仕分け直しといった、整理整頓を定期的に行っています。物の増えすぎを防ぎながら、気持ちの良い状態をキープできるのでメリットだらけ。ちなみに、収納内の物量は、スペースに対して最大8割と決めています。意識的に余裕を残しておくのがポイントです。」
オススメの収納アイテム

100均のBOX類はどれも、汎用性の高い物ばかりです。その中でもセリアは特に使い勝手抜群。デザインや色も好みの物がそろっていて、苦手な収納も楽しく感じられるので愛用しています。
最後に、収納が苦手な方へのアドバイスをいただきました

「多くの方がおっしゃっていることだと思いますが、とにかく物を増やさないことを意識するのは大切です。収納内もインテリアと同じように、見た目を気にして自分の好きな場所にすると、その場に頻繁に行くようになります。すると自然と整理をする機会も増えるんです。収納スペースもひとつの部屋として捉え、定期的な掃除や整頓を心がけると、ごちゃつきのない気持ちの良い状態をキープしやすいのではないでしょうか。」
好きな場所ほど整えるのが楽しくなる

収納内を人に見せる機会はあまりないものです。でも、自分自身は?1日を通して何回その場所を目にするか改めて考えて見ると、整えておくことの重要性に思い当たります。しかも、見た目も使い勝手も自分好みに整えると、メリットが多いこともhauzarさんのお話から実感できたのではないでしょうか。
見やすいから取り出しやすいし、管理もしやすい。開けたとき、気分が良いほどその後に続く動作も軽やかになりそうです。ついつい眺めたくなる場所だから、自然と手入れをする機会も増えて、無理なくいい状態を保てるというのも気づきでした。無造作に詰め込む→めんどくさい・使いにくい、こんな負の連鎖に陥っている方も、物の量を適切に保ちたいと考えている方もぜひ、今回教えていただいたアイデアやアドバイスを参考にしてみてください。きっと、収納との関係がぐんと良好に変わります。
hauzarさんはご紹介した他にもRoomClipに素敵なインテリアを投稿していらっしゃいます。ぜひご覧下さい!