たくさんの名作照明や家具が生まれた1950年代前後を指す、ミッドセンチュリー。北欧やアメリカを中心に活躍したデザイナーによって作られたアイテムは、現在でもインテリアの主役になるような作品ばかりです。今回は、半世紀以上のときを経て愛され続けるミッドセンチュリーの名作をデザイナーとともにご紹介します。
ミッドセンチュリーの名作照明
ミッドセンチュリーには、ただ明るいだけでなく空間を演出するアイテムとして、数多くの名作照明が生み出されました。シェードの素材や計算されたデザインにより、目にもやさしい光の広がり方にも注目です。
イサム・ノグチのAKARI 1N
Kさんが購入されたのは、イサム・ノグチのAKARI 1Nです。日系アメリカ人で彫刻家のイサム・ノグチが、日本の提灯にインスピレーションを受けて作ったAKARIシリーズ。和紙から漏れるやわらかい光が、どんな空間にもなじみます。
ポール・へニングセンのPH 2/2
ルイスポールセンのテーブルランプPH 2/2 クエスチョンマークを机に置かれている、Yoshyさん。デザインは、デンマークを代表するデザイナーのポール・ヘニングセンです。その名のとおり、クエスチョンマークのような曲線が美しく、机を照らす光もやさしいですね。
アルヴァ・アアルトのゴールデンベル
あたたかみのある光がお好きだという、tetsuさんのゴールデンベル。フィンランドのデザイナーであるアルヴァ・アアルトによってデザインされた、ペンダントライトです。無塗装の真鍮製で、経年変化も楽しめますよ。
ジョージ・ネルソンのバブルランプ
ayaさんがダイニングの照明に選ばれたのは、アメリカのジョージ・ネルソンによってデザインされたバブルランプです。骨組みが透けたデザインは、和の雰囲気もありながら時代を感じさせないモダンさも兼ね備えていますね。大きさのある照明ですが、圧迫感を与えません。
ミッドセンチュリーの名作椅子
名作家具の中で、現在でも愛され続ける数多くのデザインが生まれたミッドセンチュリーの椅子。さっと座れるスツールから、ゆったりと座りたくなるチェアまで、そろえたくなる逸品ばかりですよ。
柳宗理のバタフライスツール
日本人デザイナーの柳宗理によってデザインされた、バタフライスツール。2枚の成形合板を組み合わせたフォルムが美しい逸品です。mucilindaさんのように、洋書やキャンドルを置いてディスプレイしても映えますね。
アルネ・ヤコブセンのセブンチェア
snoooopさんがリビングに置かれているのは、セブンチェア。数々の名作家具を生み出したデンマークのデザイナー、アルネ・ヤコブセンによるデザインです。フロアランプに照らされた椅子は、アート作品のようですね。
フィン・ユールのペリカンチェア
階段を降りて目に入る場所に、ペリカンチェアを置かれているというchandong777さん。デザイナーは、デンマーク出身のフィン・ユールです。ペリカンが羽を広げたような背もたれのデザインが特徴。曲線的なフォルムにあたたかみを感じます。
ミッドセンチュリーの名作テーブル
椅子のデザインで有名なミッドセンチュリーのデザイナーは、テーブルの名作もたくさん生み出しています。工業化が進んで使われるようになった金属や、あたたかみのある木で作られた魅力的な作品がそろっています。
イームズ夫妻のLTRテーブル
LTRテーブルは、アメリカのイームズ夫妻が自宅用にデザインしたというローテーブル。noelさんは、ソファの横に置いてグリーンを載せられています。木の天板と金属製の脚の異素材ミックスが、ミッドセンチュリーらしい組み合わせです。
エーロ・サーリネンのチューリップテーブル
Yu_Naさんが使われているのは、一本脚のチューリップテーブル。フィンランドからアメリカに移住して活躍した、エーロ・サーリネンによるデザインです。すっきりとしたフォルムのチューリップテーブルは、遊び心のある椅子がマッチしそうですね。
ハンス・J・ウェグナーのCH337
カールハンセン&サンのダイニングテーブルCH337は、デンマークの家具デザイナーであるハンス・J・ウェグナーの作品。pollyさんは、同じくウェグナーによるデザインのYチェアと合わせて利用されています。どの角度から見ても美しい北欧デザインです。
今回は、ミッドセンチュリーのデザイナーによって生みだされた名作照明や家具をご紹介しました。現在でもインテリアショップで見るような、主役級の作品ばかりでしたね。ぜひ参考にして、お気に入りを見つけてみてください。
RoomClipには、ユーザーさんが投稿した「ミッドセンチュリー」のオシャレでリアルなインテリア実例写真がたくさんあります。ぜひ参考にしてみてくださいね!